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2011年06月12日

[マイナーチェンジ]マツダ・デミオ SKYACTIV 第一章の幕開け

[マイナーチェンジ]マツダ・デミオ SKYACTIV 第一章の幕開け マツダは「デミオ」をマイナーチェンジした。正式には予約開始のアナウンスであり、正式な発売日は6月30日の予定だ。価格は114.9万円~162.1万円。もちろん、話題の中心はハイブリッドシステム等の複雑な付加装置を必要とせず、純然たる内燃機関部分のみの進化・開発によって30.0km/L(10・15モード値)を達成した「SKYACTIV テクノロジー」を搭載する新グレード「13-SKYACTIV」だろう。
マツダは燃費だけではなく、今回のマイナーチェンジで全グレードの「走りの楽しさ」を進化させ、快適な乗り心地との両立を目指したと言う。開発者のコメントとして、スズキのスイフトをかなり意識したようだ。
さて「デミオ」で「SKYACTIVテクノロジー」の第1弾となる、世界一の高圧縮比14.0を達成し、高効率を実現した新開発の直噴1.3Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」のスペックを見ていくと、ボアxストローク:71.0mm x 82.0mmで圧縮比は14.0。出力は84ps/5,400rpm 11.4kg-m/4,000rpmを発揮する。マツダ初の「デュアルS-VT」(可変バルブタイミング機構)と高圧縮比との組み合わせによって、従来にないミラーサイクル化(吸気バルブの超遅閉じ)を実現している。高圧縮比化にはノッキングとの戦いになる訳だが、「クールドEGRシステム」等のノッキング対策を実施。更に、アイドリングストップ機構「i-stop」の作動頻度を向上。再始動時の燃料噴射量を低減して燃費性能を8%も向上した。
比較として、スズキ・スイフトの「K12B型」1.2Lエンジンはこちらも吸排気VVTを採用する4気筒エンジン。ボア×ストローク:73.0mm×74.2mmで圧縮比は11.0。出力は91ps/6,000rpm 12.0kg-m/4,800rpmを発揮し、変速比幅の広い副変速機構付きのCVTを組み合わせる事で、23.0km/L(10・15モード値)を発揮する。恐らく、今年度中にはアイドリングストップ機構を追加するMCを実施し、24.5km/L(10・15モード値)位までは数字を伸ばすのではないかと推測している。
少し乱暴な言い方だが、ミラーサイクル(吸気バルブの遅閉じ)によって一部の燃料が吹き戻される事による排気量の低減効果があるから、スイフトの1.2Lエンジンと同列の比較が丁度良いのではないかと思う。圧縮比を無視しても、「SKYACTIV-G 1.3」の方がロングストロークであり、出力も低回転域で太いトルクの発揮を想定した設計である事がわかる。あとはマツダの言う「走りの楽しさ」をCVTのチューニングと共にどの様に達成したのか楽しみにしている。(ご興味の方はマツダのSKYACTIV公式サイトを参照して欲しい)
「13-SKYACTIV」はアイドリングストップ機構「i-stop」やドライバーの運転操作と燃費の良い運転をサポートする「インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM)」、「DSC(横滑り防止装置)+TCS(トラクションコントロール)」の他、専用の14インチアルミ等を標準装備し、価格を140万円に設定した。パッケージOPを装着しても150万円台で「SKYACTIV テクノロジー」を味わえるのだから楽しみなモデルです。
ただ、本来の「SKYACTIV テクノロジー」は今回のデミオに組み合わされたCVTではなく、「SKYACTIV-DRIVE」と呼ぶ高効率の6ATもしくは「SKYACTIV-MT」が組み合わされる。こちらはアクセラのMCまでお預けかな....。
最後に、実はモデル設定が無くなるのでは?と心配していた13C/15Cの5MT車がMC後でも残っていた事は朗報だ。ただ、残念ながらMC後モデルでも「DSC(横滑り防止装置)」は「13-SKYACTIV」専用装備に留まるらしい。MCを機に13C/15C系と「SPORT」系のスタイリング差異が少なくなったお陰で、シンプルな13C/15C系に注目していただけに、非常に残念です。





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Posted at 2011/06/12 20:05:28

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この記事へのコメント

2011年6月18日 5:58
最近奥さんのベリーサに愛着が湧いて来て、ベリーサのデザインは日本車には珍しく飽きがこず、未だに商品力があるデザインだと感じてきました。

コンパクトSUVのCXー5がベリーサの後継車の位置づけのようですが、ぜひベリーサにスカイアクティブを積んで販売を継続して欲しいです。もちろんその際はESPを標準で付けて。

ベリーサのようなただのコンパクト+αというコンセプトのクルマは日本車には他になさそうなので、そこそこ売れると思うんですが。

コメントへの返答
2011年6月19日 1:30
ベリーサのデザインは元々クラッシック調と言う事もあって、未だ色褪せては無いと思います。中身さえブラッシュアップすればまだまだ商品力はありそうですが、国内専用車でそれを許すだけの販売台数が無く、世界戦略車「CX-5」の生産開始と同時にモデル廃止なんでしょうね。
もしかしたら、マツダはスズキ・ソリオの様な小型のユーティリティ系も開発しているかもしれませんね。

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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