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2011年12月27日

[ニューモデル]トヨタ・アクア 普及版ハイブリッド車の本命登場。

[ニューモデル]トヨタ・アクア 普及版ハイブリッド車の本命登場。 トヨタはコンパクトサイズのハイブリッドカー「アクア」を発売した。海外市場では「プリウスC」を名乗る様だが、日本では「アクア」。169万円~と言う価格を見ても国内での大ヒットは約束されたようなクルマだろう。まぁザックリと言えばヴィッツ級のハイブリッド車。ハイブリッドシステムは先代プリウス(最近はプリウスEX)のシステムをよりボディのコンパクトな「アクア」向けにアップデートしたもの。ホンダのハイブリッド車とは違い、エアコンはモーターで駆動する電動インバーターコンプレッサーを採用する事で、エンジンの停止中にも冷風が確保出来る事はメリットだろう。大半の方が気になるであろう、燃費はJC08モード燃費で35.4km/Lを誇る。トヨタのハイブリッド車はカタログ値と実効燃費の乖離が大きい事が難点だが、1050~1080kgに抑えた車重からも実効燃費は期待出来そうだ。
私自身のマイカーに「アクア」を欲しいとは全然思わないが、ようやくプリウスの間違った空力フォルムから脱却したハイブリッド車が出たという意味で検討に値するだろう。身内のトヨタ「カローラルミオン」や「イスト」の様な(存在価値の無い)クルマと同等の価格帯でハイブリッド車が買える事は大したもんだと思う。スタイリングも最近のトヨタ車の中では例外的に成功している部類ではないか。ただ、インテリアはヒドイね。0点。東京モーターショーの会場でもガッカリしたが、デザインが壊滅的なセンスである事に加え、まるで100円ショップに並んでいるお風呂道具レベルの品質に留まるプラスチック然としたインパネは生理的にダメ。昔のトヨタ車は見える所だけには気を配っていたものだが。
「アクア」のボディサイズは全長3995mm全幅1695mm全高1445mmホイルベース2550mmで車重は1050~1080kgである。全長は4m未満に収まる5ナンバーサイズであり、日本の路上でも使いやすいサイズに収まった。全高が1445mmと最近のコンパクトカーでは低めになったのも軽量化と無縁ではないだろう。サスペンションはフロントがストラット(スタビライザー付)でリヤはトーションビーム。ブレーキはリヤがドラム式に留まるなど、ヴィッツ級のクルマである事を裏付ける内容である。
安全装備についてはVSC(横滑り防止装置)と全席分のヘッドレストや3点式シートベルトを標準装備。SRSサイド+カーテンエアバッグは全車にメーカーOPとなり、相変わらず「公約違反」の状態が平然と実施されている事は指摘しなければならない。僅か4.2万円の装備をメーカーOPへ格下げしてしまうトヨタには呆れるばかりであるが、アクアを購入の際には忘れずに装備すべきだろう。しかし現実的には有料OP化されてしまうと装着率はヒト桁台だろう。トヨタばかりを責めるつもりは無い。VSCやSRSサイド+カーテンエアバッグの設定については、このクルマのライバルとなるであろう「フィット・ハイブリッド」は最上級グレード以外は両方の装着が出来ないなど、大幅に遅れているも事実。不思議な事にガソリンは大切にするが、人間の命には無頓着なのが悲しいかなこの国の現実だ。
「アクア」はトヨタにしては珍しく、ポップなボディ色も含め10色のバリエーションを用意した事は評価したい。おそらく、このクルマは短期間で日本の路上を埋め尽くす可能性がある。退屈な白やシルバーばかりが増えて欲しくない。是非、購入の際はポップなカラーを選び街を彩って頂きたいものだ。
そろそろ結論になるが、「アクア」は初代プリウスの現代版なのかな....と思っている。やはり日本の路上では5ナンバーサイズが便利だし、価格も割安感は無いが、まぁ理解出来る範囲。ただし、折角の新車だからと利用頻度の低いパッケージオプションの追加は慎むべき。2代目・3代目プリウスが採用した無意味で視界にも難を残す空力優先パッケージもハイブリッド車が珍しい存在ではなくなった今日となっては何の存在意義も無い。しかし「アクア」が発売されたからといって長期間の納車待ちリストに名を連ねる程の魅力は感じない。もし通勤等で距離を走る事が明確であり、ランニングコストが無視出来ないヘビーユーザーならば、最近価格がこなれてきた2代目プリウスの中古車(トヨタ認定中古)を100万円位で購入したほうがリーズナブルだろう。「アクア」はそんなに2代目プリウスから大幅な進化を感じる様なクルマでもないからだ。2代目プリウスの中古を3年保証プランで購入し、保証が切れる3年後に「アクア」の中古車をリーズナブルに買っても遅くは無い。所詮、ハイブリッド車なんてパソコンみたいなもんですから。私なら、リーズナブルで走りも良く安全装備も完璧なスズキ・スプラッシュ(128.7万円)やデザインが秀逸で走りも冴えているマツダ・デミオの13C(5MT)114.9万円~を選ぶ。「アクア」とは40万円以上の価格差があるから、ガソリン代等でこの差を埋めるのはほぼ不可能だろうし。もちろん「アクア」レベルの予算が有るならば新型「スイフトスポーツ」(6MT/168万円)を買うんですけどね。

↓ダサい内装。なぜこんなデザインが承認されるのか。不思議なメーカーだね。

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Posted at 2011/12/27 23:33:12

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この記事へのコメント

2011年12月28日 0:36
それなりの装備(オプション)をつけた時の価格とこのデザインのバランスを考えるとやはり買えないなと感じました・・・

私は「もっと質感やデザインが良いものが欲しかったら高級車を買いなさい」という日本のメーカーがよくやるやり方なのだと解釈しています。
コメントへの返答
2011年12月31日 0:02
コンパクトで使い勝手も良く質感もよいもの。これって日本のメーカーからは生み出せないものなんですかね。
いつまでも古臭い商売をしている場合ではない気がします。
2011年12月28日 3:22
お久しぶりです。ほぼ毎日、拝見していますよ!

アクアですが、あえてこういう言い方をすると、
「国沢氏ですら勧めない車」でしょうか?
http://allabout.co.jp/gm/gc/386862/
いまどき、(169万のLを選ぶと)手動式ウインドゥですか・・・。
正直、燃費以外に見るところがないとしかいいようが。
(買うならデミオとかスイフトでいいじゃん。)
コメントへの返答
2011年12月31日 0:04
ハハハ。私も国沢氏は自動車評論家として認められないので....。
まぁ後席が手動でも良いとは思います。そういう清貧も嫌いではないのですが、それよりもインテリア全体的なデザインが受け付けませんね。
素材の質感もかなり悪いのでガッカリしてます。
買うならデミオかスイフトだと思います。
2011年12月29日 1:27
ルミオンとイストに関するくだりは全く同感。

それにしてもこのインテリアは何ですか。
ほんと、よくゴーサイン出しましたね。上層部の人はやる気ないのでしょうか。
中国製のゲーム機か何かを連想します。

先代プリウスに乗っている人の話を伝え聞きましたが、ハイブリット車は年月が経つと電池の性能が落ちて燃費が悪化すると聞きましたが今でもそうなんでしょうか。

あと、プリウスで高速の追い越し車線を130km/hくらいで走っている人よく見かけますが、なんか間違っていますよね。
コメントへの返答
2011年12月31日 0:06
今のところハイブリッド車の電池性能については未知数ですが、初代プリウスはトヨタが無償で交換に応じていたようです。2代目以降については有償と聞きますが、あまり話題にはなっていませんね。でも電池は劣化しますから、いずれは現実的な問題でしよう。回収方法についても。
私は余程のヘビーユーザーでなければ、一般ユースにハイブリッドは不要だと思います。
2011年12月31日 9:23
はじめまして。いつもオーストラリアより拝見させていただいております。

日本メーカーの安全装備ですが、こちらとの違いにかなり驚きました。
快適装備であれば理解できるのですが、安全装備をオプションと捉える感覚がどうにも理解できません。
こちらでも日本と同様に安全装備を軽視しているのかというと、もちろんそんな事はなく、
例えばヴィッツ(Yaris)はベーシックグレードであっても、エアバッグは運転席、助手席、
サイド、サイドカーテン、更には運転席のみですがニーエアバッグの全てが標準です。
当然横滑り防止装置(VSC)もグレードに関わらず標準装備です。

安全装備を疎かにしているのはメーカー側に責任が多くあると思いますが、
同時に消費者側の意識の低さにも問題があるのでしょうね。
安全装備はグレードに関わらずフル装備で標準にすべきだと思います。

長文失礼いたしました。

コメントへの返答
2012年1月9日 23:35
安全装備を有料オプションにしてしまうと、クルマに詳しくない人も含め、大多数の方達はカーナビ等を優先してしまい、予算が回らないのが現実でしょうね。自動車学校でも安全装備について習わないですし。
意識の低い国民が悪いのか、見た目に安い価格を求めるメーカーが悪いのか。
根本はなりふり構わず安いものを求める国民が悪いのでしょう。クルマに限らず全ての弱体化の原因ですから。しかし、現実問題として、メーカーが頑張って標準装備化していくのは難しいのだとすれば、悲しいけれど法制化しか解決策は無いのでしょうね。
ハイブリッドで燃費はケチるが、自分の命には注意を払わないなんて、不思議な国民です。
2012年1月14日 2:19
トヨタが嫌いなのがよくわかる記事でした。
サイドSRSのことを強調しておきながら、スイスポのほうがいいとは大笑いですね。
だいたいマニアは昔の安い欧州車の内装はほめておきながら、
同系統な内容が国産だと馬鹿にするんですよね・・・
0点とはまた大きくでたものです。
もう何度も実車に乗り込んで確認しましたが、0点というほどは酷い内装ではありません。
普通に使いやすく、見た目も写真ほど悪くありません。
プラスチック質感が悪いのは同意ですがね。
コメントへの返答
2012年1月14日 12:50
コメントどうも。
確かにトヨタのことは嫌いですが、私は欧州車の事を無条件に褒める様なタイプではないと(自分では)思ってます。
ご指摘のエアバッグの件についは、トヨタは全車に標準にすると宣言したにも関わらず、それを覆した事を批判しているのです。大企業の公約と言うのは重みがあるはずです。
アクアの内装が0点か否か。それはセンスの違いでしょう。私も何度も見ましたが、やはり0点だね。

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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