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2011年12月30日

[試乗インプレッション]スバル・インプレッサ 1.6i-L(FF) / 2.0i EyeSight(AWD)

[試乗インプレッション]スバル・インプレッサ 1.6i-L(FF) / 2.0i EyeSight(AWD) 新型インプレッサに試乗することが出来た。年末にも関わらず、スバルの販売店は新型インプレッサを見に来た客で大盛況。やはりスバルは熱心なファンが多い事を再認識する。今回テストしたグレードはFFの1.6i-LとAWDの2.0i-EyeSightの2グレード。それぞれ同じコースを15分程度走らせて貰った。市街地オンリーのコースであり、インプレッションとしてはショート版になるが、1.6Lと2.0Lを乗り比べる事が出来たのは収穫であった。
レガシィが北米重視の開発方針となり、日本で乗るには少々大き過ぎるサイズに成長したのに加え、日本人の美意識では素直にカッコイイとは言えないバタ臭いデザインになってしまった事で、新型インプレッサに期待していたスバルファンは多かったことだろう。新型インプレッサはサイズ・スタイリング・質感・価格なども含め、その期待に充分応えられるだけのクルマに仕上がっていると思う。後はスポーツモデルの展開が気になるところであるが、1/13~開催の東京オートサロンで「インプレッサG4 STI CONCEPT」が出展される予定だから、ある程度は見えてくるのだろう。
さて、先に乗る事が出来たのは5ドアHBの「SPORT 1.6i-L」のFF/CVTモデル。価格は171.1万円~である。今回のインプレッサはアイドリングストップ等に代表されるように、燃費向上が大きなセールスポイント。販売の中心はこの「1.6i-L」(FF/CVT)と想定している様だ。北海道出身の私に2WDのインプレッサとは何か物足りない気もするが、首都圏では確かに2WDで充分であろう。
たっぷりとしたサイズのシート(ヘッドレストも大きい)やステアリングにチルト・テレスコ機能が着くお陰でポジションに不満は無い。メーター類もスッキリとしていて見やすいし、センター部には高精細なマルチファンクションディスプレイが様々な情報を表示する。販売店OPのカメラを追加すれば、高価なメーカーOPのカーナビを購入せずとも、バックカメラによる映像を表示する事が可能であり、無駄な出費を強いられずに済む。既にスマートフォンをカーナビ代わりに使う事も可能な時代であり、高価な純正ナビの時代は終わりつつある。スバルの素早い取り組みは大いに評価したい。
「1.6i-L」の走りは非力な印象が否めなかった先代1.5Lと比較し、確実にパワフルになり、軽快な加速フィールが印象的だった。ただ、エンジンとCVTが発するノイズは少し大きめ。特にCVTの発する高周波ノイズはあまり気持ちの良い音ではなかった。アイドリングストップ機能が作動すると当然のようにキャビンは静寂になるわけだが、ギャップが大きく感じられた。アイドリングストップ機能は再始動も素早く振動も少ない。スバル初採用としてはかなりの出来栄え。心配していたCVTの違和感はスバル自慢の「リニアトロニック」では気にならなかった。これならCVT嫌いな方でも常用出来るだろう。ステアリングやブレーキのフィーリングも従来のスバル車同様に秀逸でしっかりと作り込まれている印象。ノイズについては今後の改良で改善されていくものと期待している。
次にAWDの「2.0i EyeSight」に乗った。219.4万円~のモデルであるが、私が思うにこのグレードが一番お買い得だと思う。国内外のライバルを見渡しても、この価格帯でこれだけの装備と本格的なAWDが提供されるクルマは少ない。このクルマにアウディのバッヂを付けたとすれば+150万円は軽くアップするだろうネ。インプレッサをマイカーにするならば、「1.6i-L」の5MT/AWDと悩むところだが、最終的には「2.0i EyeSight」に決定すると考えていた。
「2.0i EyeSight」に乗り込んでもインテリアの印象は「1.6i-L」と大きく違わないが、ステアリングにEyeSight関連のスイッチとパドルシフトが追加されるのが大きな違い。ちなみに、1.6LのCVT車にパドルシフトは無く、シフトレバーでもマニュアルシフトする手段は用意されず、「L」レンジが用意されるのみとなる。
「2.0i EyeSight」で走り出した瞬間、私の中でこのグレードが「イチオシ」である事が確信となった。AWDの効果が大きいだろうが、クルマの直進安定性が俄然高くなるし、ステアリングもグンと落ち着きを増す。更に、1.6Lで気になった嫌なノイズも不思議な事に2.0Lでは気にならなかった。原因は不明だが、ハッキリと体感出来る程の差が生じていた。予算と燃費の面では1.6Lが有利なのは間違いないが、クルマとしての出来栄えは断然2.0Lと軍配を上げておこう。
今回のショートテストでは高速道路もワインディングロードも含まれておらず、インプレッサの走りを評価するにはあまりにも材料不足だが、やはりスバル車はAWDモデルに長けており、EyeSightの先進性も含め私が購入するならば、「2.0i-EyeSight」だろうと言う結論を見出す事が出来た。もちろん今後の改良時に2.0L+AWD+6MTと言うモデルが追加されたならば、それが理想だとは思う。
現時点でインプレッサのライバルと考えるのはゴルフとアクセラだろう。ゴルフの「TSI Comfortline Premium Edition」が289万円(FF/7DSG)。アクセラスポーツの「20S-SKYACTIV」(FF/6AT)が215万円)であるが、この3車での比較であれば、私はインプレッサを購入するだろう。ただ、アクセラについてもMC後の「20S-SKYACTIV」はチョイ乗りしか出来ていない状態であり、機会があればじっくりとテストした上で最終結論を出したいところだ。

ブログ一覧 | 試乗インプレッション | クルマ
Posted at 2011/12/30 23:15:17

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