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2013年09月16日

[フルモデルチェンジ]ホンダ・フィット 渾身のFMCで3代目へスイッチ。

[フルモデルチェンジ]ホンダ・フィット 渾身のFMCで3代目へスイッチ。 ホンダ「フィット」がフルモデルチェンジを実施し、3代目となった。初代「フィット」は2001年に「ロゴ」の後継としてデビュー。センタータンクレイアウトを採用することで、コンパクトなボディーに広い室内を実現。さらに斬新なスタイルと低燃費を武器に、瞬く間にホンダの屋台骨を支えるヒットモデルへ成長した。その後、2007年に2代目へチェンジ。途中では、惨敗したインサイトの敵を討つべく、ハイブリッドモデルの追加や、荷室部分をストレッチした「フィット・シャトル」を投入する等、ラインアップの拡充も手伝い、国内では200万台を超える累計販売台数をマークしている。6年毎のライフサイクルで登場から12年間が経過し投入される新型「フィット」。プロトタイプモデルの情報が意図的にリークされていた事も有り、既に新鮮味には欠ける状態だが、渾身のモデルチェンジと言うべき内容であろう。(*モデルチェンジの詳細は既にアチコチでレポートされているので割愛する)スタイリングについて言えば、当初はギョッとしたものの、見慣れてくるとそんなに違和感を感じなくなった。ただ、タイヤはもう少しビシッとしたサイズを履かせたい。例え燃費とトレードオフであっても。
新型「フィット」最大のポイントは進化したハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載した事だろう。従来のホンダ方式は、最大のライバルであるトヨタ方式に比べ、EV走行(エンジン停止+モーターのみによる駆動)が構造的に難しかった。ユーザーによる実効燃費を調べてみると、決してホンダ方式が大きく劣っていたとは思わないが、体感的な意味で未来的感覚に欠けたと言う事だろう。エンジンは直列4気筒DOHC 1.5Lのアトキンソンサイクルにモーターを内蔵したの7速DCT(ツインクラッチ)。そしてリチウムイオンバッテリーを組み合わせるもの。先に登場している「アコード」とは異なり1モーターで構成される。しかし、デュアルクラッチ機構によりエンジンとモーターの切り離しが可能となり、EV走行が可能となった。また、電動サーボブレーキシステムやエアコンやウォーターポンプを電動化する事で、エンジン負荷を低減した。その他、 システム電圧を100Vから173Vに高めた事もあり、モーターの最高出力は10kWから22kW。最大トルクは78Nmから160Nmへ大幅な向上を果たした。もちろん、EV走行の領域拡大と、JC08モードで36.4km/Lをマークし、トヨタ「アクア」を超えて見せた。
「アクア」は「フィット」のライバルと認識されているのだろうが、多少違和感がある。「アクア」は燃費スペシャル的なモデルであり、ラゲッジスペースや居住空間の広さという意味で、「フィット」のライバルとは言えない。また、適当なデザインと質感に乏しいインテリアは許容範囲外。新型「フィット」が登場したことで、「アクア」は役目を終えたと思っている。まぁトヨタも対抗策を打ってくるだろうが、骨格的な問題は変わらないだろう。
毎度述べている様に、個人的に「ハイブリッドモデル」にはあまり関心がない。走行距離が年間1万キロ未満と限られる故、燃料代に大きな問題意識が無い。レギュラーガスが200円/Lを超えても「ハイブリッドモデル」に手を出す予定は無い。それは、コレまでの経験において燃費と引き替えに走りの楽しさやダイレクト感が失われていたから。ホンダは新型フィットのハイブリッドシステムを「SPORT HYBRID i-DCD」と呼び、SPORTを入れてきた。根本は7速DCT(ツインクラッチ)による切れのある走りをイメージしていると思うのだが、是非じっくりと体験してみたい。「ハイブリッドモデル」のイメージを変えてくれる事を期待したい。
一方で、あまり話題になっていないが新型「フィット」はガソリンモデルも手を抜いていない。ベーシックレンジを担当する1.3Lモデルに搭載されるエンジンはDOHC化されると共に、アトキンソンサイクルを可能とする i-VTECエンジンへ進化した。アイドリングストップ用に一時的に電気を蓄える「キャパシタ」を採用したのもニュースだろう。
正直、影が薄いのが惜しいが、非ハイブリッドの上級モデルとなる1.5Lモデルには、1.3Lと同様にDOHC化に加えて直噴化を施した i-VTECエンジンを採用する。1.3Lモデルが燃費優先の性格に対し、1.5Lはパフォーマンス重視の姿勢を見せる。最高出力は132ps/6,600rpm 15.8kg-m/4,600rpmを発揮する。先代に引き続きスポーツモデル「RS」を用意するのもニュース。
ガソリンモデルには、1.3L/1.5L両方にMTモデルを用意している事も大いに評価したいところ。また、最近話題の衝突回避支援システム「シティブレーキアクティブシステム」をSRSサイド+カーテンエアバッグとのセットオプション(約6万円)でベースモデルを除いて用意した事も褒められるべきだろう。軽自動車に先行を許しているが、これから数年間で衝突回避支援システムの普及は爆発的に広がっていくだろう。
一通りカタログを眺めたところ、私が「コペン」のセカンドカーとして新型「フィット」を買うならば、1.3Lの「13G・Fパッケージ」の5MTモデルにあんしんパッケージ(シティブレーキアクティブシステム+サイド・カーテンエアバッグ)とナビ装着用スペシャルパッケージを装着して152.5万円となりそうだ。実は、MTモデルでVSA(横滑り防止装置)+SRSサイド・カーテンエアバッグが装備出来るクルマってかなり希少。荷物も色々積めるし、うーん。もう少し真剣に検討すべきかもしれないな。まずは試乗に行ってこよう。MTモデルに乗る事は困難だろうけど。

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Posted at 2013/09/16 16:46:59

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