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2019年11月16日

[ニューモデル]ダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」ヒットの予感。5ナンバーSUV

[ニューモデル]ダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」ヒットの予感。5ナンバーSUV 東京モーターショーのダイハツブースでコソッと展示されていた「ロッキー」とトヨタOEM版の「ライズ」が11月5日に発売となった。
トヨタ「ライズ」の試乗インプレッションはこちらを参照ください。
本記事では、より量販されるであろうトヨタ「ライズ」を中心に記述。ダイハツ「ロッキー」とは装備内容やフロントマスク等に微妙な差異があるが、同じクルマと理解して問題ない範疇だろう。
最初に結論を言ってしまえば、「ロッキー」・「ライズ」はヒット作になるのではないかと感じる。元々スズキ「ハスラー」が大ヒットし、火が付いた乗用車ベースの小型ライトSUV。個人的に2013年の東京モーターショーで「ハスラー」のコンセプトモデルを見た瞬間に購入を決意したのも記憶に新しいところ。
スズキは小型車(5ナンバー)の世界にもヒット作を出そうと、「イグニス」や「クロスビー」をリリースしたが、どちらも期待した程には売れなかった。更にハンガリーからの輸入車「SX4-Cross」や「エスクード」もあり、スズキはSUV系モデルの選択肢は多いものの、どれもヒットせずの状況は残念だ。
その点、「ロッキー」・「ライズ」は5ナンバー枠を有効に活用し、全長は4m以下となる3995mmに抑えつつ、全幅1695mm・全高1620mmの扱いやすいサイズと最低地上高は185mmを確保。最小回転半径も4.9~5.0mだから日常の使い勝手に不足はない。
デザイン的にも、あえてボディ上部を絞り込まず、全般的にスクエアかつSUVらしくゴツゴツしたデザインとしたことが勝因。スズキは「ハスラー」で確立した無駄のないスクエアなデザインを「イグニス」や「クロスビー」では踏襲せず、「遊び」の要素を多くしてしまった。視覚的にスポーティであるが、室内が狭苦しく見えるのが弱点。(個人的にイグニスのデザインは秀逸と思うが、それ故マニア物件化してしまった....)
過去を振り返っても「ステップワゴン」や「パレット」等、国内市場でライバルより室内が狭く見えることでヒットしなかった事例は多数ある。逆に言えば、「ロッキー」・「ライズ」はソコをしっかり表現したという意味で流石。確かに定番で退屈なデザインだが、国内市場で求められていたのは断然コッチだろう。
「ロッキー」・「ライズ」はダイハツが「タント」より展開の"DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)"と呼ぶ新開発プラットホームを採用するから、同門のコンパクトカー「パッソ/ブーン」や「トール/タンク/ルーミー」とは根本から構造が異なる。これからのダイハツ車は軽自動車~小型車(Bセグメント)までを一括し"DNGA"へ移行すると発表しているから、社運を賭けた一大プロジェクトだった事は想像に難くない。もし旧式の「パッソ/ブーン」共用のプラットホームが土台なら、私は絶対に「ロッキー」・「ライズ」を評価しない。振動や騒音が酷いうえに曖昧なハンドリング等、終始運転が嫌になる代物だった。
プラットホームは一新されたが、「ロッキー」・「ライズ」のエンジンは全車1KR-VET型の3気筒1.0Lターボで、新製ではなくキャリーオーバー。個人的にトヨタ「iQ」「ヴィッツ」に乗った際、酷く低級な振動に閉口したエンジン(張本人)なだけに、エンジン本体の改良・熟成に加え、ボディ側のマウント構造も含め、どの様に処理されたのか大いに興味がある。
惜しいのは新型車にも関わらず、未だCVTを採用している事。新型タントにも採用された「D-CVT」を搭載し、スプリットギヤを併用する複雑な構造だが、もう素直に6ATを採用すれば良いのに。スズキ「クロスビー」は6ATを採用するのが強みだ。
最新モデルなだけに、安全装備もフル装備。トヨタ/ダイハツは未だSRSサイド/カーテンエアバッグをメーカーOPにする情けない車種もあるが、「ロッキー」・「ライズ」は全車標準。5ナンバーサイズだが、しっかり5名分のヘッドレストを用意した事も評価したい。残念ながら「イグニス」・「クロスビー」は4名分なのが弱点で、軽自動車からステップアップする意味が無い。「ロッキー」・「ライズ」は前後スタビライザーも標準装備だったりするから、ダイハツ製の小型車は....と食わず嫌いをする必要はなさそう。「ロッキー」・「ライズ」は近日中に色々とテストした上で判断したい。
「ライズ」の価格は167.9万円("X"2WD)~228.2万円("Z"4WD)。最近軽自動車も随分高価になっているから、これ位であれば「お買い得」と評価すべきだろうか。本音を言えば、トップグレードでも200万円以下に収まればハナマルだったのに。
東京モーターショー2019の会場でダイハツ「ロッキー」の実車を見た感想として、寸法以上に大きくガッシリと見えるデザインは成功しているが、内外装の品質感はソレナリ。マニア的に大満足と褒め称えるには躊躇するが、会場内の反応はかなりポジティブだった様に感じた。
昨今は無駄な豪華さを追い求める風潮ではなく、身の丈が支持される時代。コスパ重視の若者層がファーストカーとして乗るのも良し。レンタカーや最近流行のカーシェアリング等でもSUV型のエントリーモデルとして重宝されるのではないか。東北/北海道等の積雪地でも、最低地上高が185mm確保された生活4WD車として喜ばれるだろう。最近問題視されている高齢ドライバー問題にも、低価格で安全装備が充実する上、スクウェアで取り回しの良いボディは事故防止に役立つ。運転に不安を感じたなら乗らずに済むがベストだが、乗るのであれば最新の安全装備で武装するのは最低限のマナーだろう。
結局のところ、マニア的な趣味性を求めなければ、「ロッキー」・「ライズ」は全方位で活躍する現代の国民車になれるかもしれないね。
個人的にもロードスターのセカンドとして、主に冬期間のアシとして乗るには悪くない選択肢。そうは言っても我が事とすれば、一癖を求めスズキ「ジムニーシエラ」とかマツダ「CX-30」を選びたくなってしまう。なにせ根っからのマニア体質なんで....。


↓東京モーターショー2019に展示されていたダイハツ「ロッキー」


↓スズキ「クロスビー」全長3760mm全幅1670mm全高1705mmで最低地上高 180mm。

↓スズキ「イグニス」全長3700mm全幅1660mm全高1595mmで最低地上高 180mm
ブログ一覧 | トヨタ・ライズ | クルマ
Posted at 2019/11/16 21:32:55

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