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2021年01月03日

[カタログコレクション]日産8代目「ブルーバード(U12型)」1990年版【第23弾】

[カタログコレクション]日産8代目「ブルーバード(U12型)」1990年版【第23弾】 初代「プリメーラ」に続く日産シリーズは8代目「ブルーバード(U12型)」です。
トヨタ「コロナ」と熾烈なセールス競争を展開した、日本の乗用車の歴史そのものと言える名車でしょう。
私の世代になると、記憶にギリギリ残るブルーバードといえば1979年に登場の6代目(910型)でしょうか。特にタクシー仕様は「クルー」が登場する1993年まで継続生産されていたから随分お世話になったと思う。
さて。今回のカタログは1990年5月版で後期モデル。翌1991年9月にはフルモデルチェンジが実施され、9代目(U13型)へスイッチしている。
1987年に登場した8代目「ブルーバード(U12型)」の特徴は、初採用された最新のAWDシステム「アテーサ」とターボエンジンを組み合わせたスポーツグレード「SSSアテーサ・リミテッド」が記憶に残っている。何と言うか「いいモノ感」が漂っていたクルマですよね。
今になって思えば、バブル期の日産快進撃はこのブルーバードから始まったと思う。高性能なメカニズムと、素直にカッコイイと思えるデザインが奇跡的に融合していた。
"奇跡的"と評したのは、1991年の9代目「ブルーバード(U13型)」以降の日産車は主にデザイン面で自滅が続き、急速に評判を落としたのは御存知の通り。結局日産の黄金期は1987~1990年頃に登場したモデルで終わっている。
私が免許を取得した平成6年頃、仲間内で8代目「ブルーバード(U12型)」に乗っている奴が居たから随分と乗せて貰った。聞けば、まず家族共用が前提。その上で、それなりにスポーツマインドが有り、見栄えのするデザインで...となれば悪い選択肢では無かった。おまけに年式的にも手頃な中古がゴロゴロしていた時期だった。
8代目「ブルーバード(U12型)」のカタログを改めて読み返しても、素直にカッコイイと思うし、メカニズム的にも全力投球された力作だと思う。
異論を恐れずに言えば、積極的に指名買いされた最後の「ブルーバード」だったのではないか。
1991年に登場した9代目(U13型)は、北米重視の"垂れ尻"セダンと、保守的なハードトップ(アークス)を用意したが、国内販売は苦戦。(個人的に、垂れ尻のセダンは嫌いではなかった。)
1996年に登場した10代目(U14型)は不景気の影響をモロに受けたスカスカな地味セダン。事実上「ブルーバード」の歴史はここで終わる。以降サニーのプラットホームを基に「ブルーバード・シルフィ」として名称は繋いだが、2012年に「ブルーバード」の冠が外され単独「シルフィ」となり完全に消滅した。
現在の日産ラインナップを見渡すと、「ブルーバード」に相当するミドルクラス (Cセグ)がポッカリと空いている。もはやセダンでは無いだろうが、グローバルで戦える渾身のCセグメントモデルが必要な気がするな。
次回も引き続き、日産車を取り上げたいと思います。






第01弾 マツダ「ファミリア」1991年版

第02弾 いすゞ「ジェミニ」1987年版

第03弾 日産「ローレル(C33)」1989年版

第04弾 日産「マキシマ」1989年版

第05弾 日産「シルビア」1989年版

第06弾 ホンダ「コンチェルト」1988年版

第07弾 スバル「インプレッサ・リトナ」1994年版

第08弾 トヨタ「キャバリエ」1995年版

第09弾 スズキ「カルタス・クレセント」1996年版

第10弾 三菱「FTO」1994年版

第11弾 ダイハツ「アプローズ」1997年版

第12弾 ダイハツ「ストーリア」1998年版

第13弾 スバル「ヴィヴィオ」1994年版

第14弾 マツダ「センティア」1991年版

第15弾 スズキ「ジムニー」1995年版

第16弾 トヨタ「セプター・ステーションワゴン」1996年版

第17弾  マツダ「RX-7」1998年版

第18弾  スズキ「X-90」1995年版

第19弾  マツダ「オートザム・レビュー」1990年版

第20弾  日本フォード「フェスティバ」1989年版

第21弾  日本フォード「レーザー・クーペ」1989年版

第22弾  日産「プリメーラ」1991年版
ブログ一覧 | カタログコレクション | クルマ
Posted at 2021/01/03 01:45:44

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この記事へのコメント

2021年1月3日 4:55
初めて自分名義で所有したクルマがU12・SSS ATTESAでした。
前期型のCA18DEの4ATで、軽のターボ車にも負ける程遅いエンジンでした(笑)
しかし雪が降れば水を得た魚、スキーの往復ではもちろん、自宅周辺で除雪されない場面でも普通に走れた性能は今でも私の基準です。
ATにしたことを悔やんだこともありましたが、このクルマで左足ブレーキを体得した思い出の一台です。
長々と失礼しました<(_ _*)>
コメントへの返答
2021年1月3日 16:19
コメントありがとうございます。
初マイカーがブルーバード(U12)なんですね。そうでした...前期型はCA18でしたね。
あの当時、日産のアテーサは10年くらい先を走っていた印象です。
最近の日産は何がしたいのか、本当に良く分からないですね。
2021年1月3日 9:29
おはようございます。
この頃は同じ車種でありながら別ボディと言うのがよく見られましたよね。贅沢な時代でした。
前回のプリメーラもそうですが、当時はあまり関心を持たなかった車が今になって興味深く感じるのは歳のせいですかね・・・😅
コメントへの返答
2021年1月3日 16:21
コメントありがとうございます。
この時代は日本のメーカーが元気で、ボディバリエーションがとにかく豊富で、選ぶ楽しみが有りましたね。
最近のクルマがガチガチの売れ筋しか作りたくない...と守っている姿勢がクルマ好きには刺さらない気がしますね。
2021年1月3日 18:07
こんにちは。
この当時の日産車は輝いてました。
実家に戻れば、このカタログ多分あると思います。

当時、体格の大きい自分には、このクラスが丁度いい広さだった為、P10を含め本気で欲しかった候補車の一つでしたので。
(残念ながら、諸事情あって購入に至れませんでしたが)
FFなので、上位のR32よりも広かった印象がありました。
コメントへの返答
2021年1月4日 0:45
コメントありがとうございます。
R32型のスカイラインは私も乗っていたのですが、室内はかなり狭かったですね。
当時の日産車は傑作が多かったので、乗りたいクルマが沢山ありましたね。

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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