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2022年06月18日

[試乗インプレッション]トヨタ「カローラツーリング」HYBRID W×B (E-Four)

[試乗インプレッション]トヨタ「カローラツーリング」HYBRID W×B (E-Four) 先日レンタカーでトヨタ「カローラツーリング」に乗ることが出来た。いつも「ヤリス」だが、今回は運良く「カローラツーリング」に乗れた(^o^)。
よく考えると、現行カローラシリーズは昨年「カローラクロス」に乗った以外は乗る機会を逸していた。
「カローラ」と聞くと、正直あまり良いクルマというイメージが浮かばないのは個人的偏好なのか、それともトヨタが積み上げてきた商品戦略の結果なのか。恐らく世代によってもカローラの印象は大きく異なりそう。
トヨタはカローラブランドの立て直しに本気の様で、先日「GRカローラ」の発売を正式予告した。豊田章男社長のコメントにも「お客様を虜にするカローラを取り戻す」とあり、クルマ好きとしては素直に期待している。
現行12代目「カローラ」シリーズは2018年にオーリス後継として「カローラスポーツ(HB)」が先行デビュー。セダンとツーリングは翌2019年に登場している。
TNGA(GA-C)プラットフォームを採用し、ボディサイズが拡幅され「カローラ」がついに3ナンバー化されたと騒がれたのも記憶にあたらしいところ。
今回乗った「カローラツーリング」はトップグレードのHYBRID W×B (E-Four)で価格は299.7万円(メーカーop含まず)。登場時は「カローラ」も随分値上がりしたと感じていたが、現時点の相場観では装備内容の割にリーズナブルな印象すらあるから不思議。
カローラツーリングの諸元は全長4495mm全幅1745mm全高1460mmでホイルベースは2640mm。最低地上高は130mmで車重は1450kg。
ハイブリッドのパワーユニットは1.8Lのガソリンエンジン(98ps/14.5kg-m)と前モーター(72ps/16.6kg-m)・後モーター(7.2ps/5.6kg-m)を組み合わせる。システム総合出力は122psなので、パワーウエイトレシオは11.88kg/psとなる。
個人的に「カローラツーリング」のデザインは成功していると思う。歴代のカローラワゴンは地味というか、商用需要にも配慮したのか素直に「スタイリッシュ」と評価するには躊躇するタイプだったが、「カローラツーリング」は一転してカッコいいと思う。今回は返却時間が迫っていたので写真をじっくり撮影する事が出来なかったが、改めて真剣に撮影してみたいと思わせる仕上がりだと思う。
さて。前置きが長くなるのは毎度のことだが、そろそろインプレッションを。
走り出して直ぐに「アッ」と思わせるのは、「ヤリス」とは格段に違う「イイモノ感」が味わえること。クルマの落ち着きや静粛性、そしてステアリングフィールなどで真面目に設計されたクルマだと判る。
「カローラクロス」はもっと柔らかく、全体的にホンワカした鷹揚な印象だったが、「カローラツーリング」はもう少しピシッと背筋が伸びるような緊張感があり、欧州車をライバルに見据えたような仕上がり。勿論、個人的にはコッチのほうが好みだ。
「ヤリス」ではどうしても気になる静粛性の低さも「カローラツーリング」は許容範囲。贅沢を言えばもう少しロードノイズを下げたいが、それは高望みだろうか。
決してパワフルでキュンキュンとスポーティに走る性格のクルマとは思わないが、必要にして充分なアウトプットは確保されていて良い意味で不満はなかった。従来のトヨタHVはモッサリとした加速フィールが嫌いだったが、それも昔話。モーターの太いトルクにエンジンが加勢し加速していくフィーリングも悪くないなと思わせるものになっている。
更に言えば、スッキリとした足回りの味付けはなかなか好印象。個人的評価コースである山道へ行っても涼しい顔で走り抜けた。同じコースを色々なクルマで走っているが、大き過ぎないサイズ感も含め好印象となった。
先日乗った日産「ノート」がどうにも退屈に感じてしまった直後だっただけに、ノーマークだった「カローラツーリング」の爽快な走りには驚いてしまった。
一方で、若干点数を落としたのはブレーキのフィーリング。初期制動が曖昧で、そこから少し踏み込むと急に制動力が高まるセッティングは好みではない。もう少し自然でリニアな味付けを望みたい。
トップグレードの"WxB"は215/45R17のタイヤを履くが、持て余す感じもなく普通に履きこなしていた。今時17インチくらいは普通ということか。
噂では近いうちにカローラシリーズのマイナーチェンジが予定されており、HVシステムのパワーアップもありそうな気配とか。確かにもう少しパワーに余裕があった方がより面白いクルマになるだろうね。
評価が難しいのはマイカーとして迎えたいか。コレが悩ましい。マイカーに迎えるには癖というか、キャラクターが薄い。毎日通勤で使う環境なら試してみたいが、週末オンリーの趣味ドライバーとしては、ひと味物足りない。
今回「カローラツーリング」に乗っていて感じたことは、確かにコレをベースに「GRカローラ」を作ったら結構イイクルマになりそうだなと。ゴリゴリに盛ったスタイリングはもう少し控えめにして欲しい気もするが、豊田章男社長の理想を追求したカローラの登場が楽しみである。恐らく、ひと味もふた味も濃い出来栄えになるでしょうからね(^o^)。願わくば、GRカローラ・ツーリングがあると嬉しいです。


↓GRカローラ。どんなクルマに仕上がるか楽しみですね。

ブログ一覧 | 試乗インプレッション | クルマ
Posted at 2022/06/18 15:52:31

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この記事へのコメント

2022年6月18日 17:37
[試乗インプレッション]いつも楽しみにしております。

私的には今のトヨタで興味のあるのはカローラシリーズのみです。
正直、GRよりレビントレノが欲しいです。
コメントへの返答
2022年6月18日 17:55
コメントありがとうございます。
個人的にカローラのイメージがあまり良くなく、積極的に乗りたいと思っていませんでした。
今後は心を入替え(笑)て接したいと思います。
私もカローラベースのFFクーペが有っても良いと思いますが、需要が無いのでしょうね。寂しい限りです。
GR86がその需要を集約するイメージなんでしょうが、もう少し大人向けの仕様があると良いのですが。
※GRシリーズはどれもゴリゴリのスポーツ志向なのが悩みどころですね。




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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
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