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2024年06月16日

[試乗インプレッション]マツダ「CX-5」20S Smart Edition(4WD)

[試乗インプレッション]マツダ「CX-5」20S Smart Edition(4WD) 先日スバル「フォレスター」のレンタカーに乗った際、改めてマツダ「CX-5」と比較したくなった。
丁度、1週間後に同ルートをレンタカーで走る予定があったので、「CX-5」をレンタカー屋さんにリクエストしていた。まぁこういう楽しみもないと過酷な長距離出張はやってられません。
スバル「フォレスター」はAdvance(e-BOXER/AWD)で、本体価格は339.9万円。メーカーOPでアイサイトセイフティプラスを装着して合計346.5万円の個体だった。
一方、今回のマツダ「CX-5」はエントリーグレードの20S Smart Edition(4WD)で本体価格は314万円。(メーカーOP設定無) 「フォレスター」との価格差は32.5万円とお買い得グレード。
完全に好みの世界だが、やはり「CX-5」のデザインは今も色褪せない。撮影していても飽きない「魂動デザイン」がマツダ車に共通する大きな魅力。まぁ私が根本的にマツダファンなんだろうね。
先に結論から書いておくと、今回乗ったマツダ「CX-5」のベースグレード「20S Smart Edition」は、「ブレッド&バター」とでも評したくなる"素"の魅力が凝縮されたマツダの良心みたいなクルマだった。流石に「CX-5」はモデル末期でリアルなマイカー目線ではチト選びづらいのだが、毎日通勤でそれなりに距離を走るような方には熟成された良い選択肢になりそう。但し、「20S Smart Edition」はクルージング&トラフィックサポート(レーンキープアシスト)が落とされるのが残念。但しマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)は全車速で停止保持まで動作。ステアリング操作はドライバーの担当である。
「ブレッド&バター」といっても、スーパーで売られる格安の味気ない食パンではなく、素材にもこだわる専門店の食パンに、本物のバター(マーガリンでは無い)を乗せたくらいの潤いをイメージして頂くとよい。
あまりにも細かい話で恐縮だが、毎度「CX-5」に乗る度に気になるのがインテリアの造形。エアコンの吹き出し口が一般的な長方形ではなく、五角形なのは見ていて落ち着かない。太めのメッキで縁取られているから視覚的に余計目立つ。他のマツダ車には見られない造形だから、担当デザイナーの遊び心なんだろうけど私の好みではない。


マツダ「CX-5」で公道を走りだすと、やはり自然で適切なドライビングポジションと素直でインフォメーションが適切なステアリングフィールにホッとする。そして"SKYACTIV-DRIVE"と呼ぶ6速ATはレスポンスが良く、CVT特有の違和感が無いから極めてストレスが少ない。マツダが言う"人馬一体"は比較的大柄な「CX-5」でもしっかりと味わえる。思えば、2012年初代「CX-5」登場がフル「SKYACTIV」の幕開けだったのだから当然だろう。
「フォレスター」では全体的に鷹揚だと感じていたフィーリングが、「CX-5」ではピシっとボディの四隅まで神経が行き届いている様な一体感が有る。恐らく、これを"人馬一体"で最高!!と思うか、神経質で疲れると感じるかが別れ道なんだろうね。マツダが目指す"2%の顧客に選ばれるクルマ作り"。私は支持したい。
既にマツダは2024年5月の決算説明会で「CX-5」の次期モデルを開発していること。更にはマツダ独自のハイブリッド方式を搭載することも明言している。
テスト車は最もベーシックな4気筒2.0Lガソリンエンジン(156ps/20.3kg-m)を搭載するから、1600kgの車重に正直余裕綽々とは言えない。特に信号発進時などは意図的にアクセルを踏み込む場面が多い印象。
対して、先日テストしたスバル「フォレスター」のAdvance(e-BOXER)は水平対向4気筒2.0Lガソリンエンジン(145ps/19.2kg-m)にマイルドハイブリッド(13.6ps/6.6kg-m)を搭載する影響で比較的スムーズでトルクフルな印象があったから、やはり「マイルド」とは言えモーターの加勢は馬鹿にならないのだろう。
「CX-5」も決して非力なわけではなく、必要に応じアクセルを踏み増せばエンジンがスムーズに高回転域まで快音と共に回るからクルマ好きには楽しい作業。ただ、最近のモーター加勢に慣れた方には物足りなく感じるかも。「CX-5」はもう少しエンジンルームからの遮音に気を使えるとよかった。
マツダも同型エンジンを搭載する第7世代の「MAZDA3/CX-30」はマイルドハイブリッド化(6.9ps/5.0kg-m)している。「CX-5」はエントリーモデルとして提供するための選択なんだろうね。
燃費は返却時のメーター読みで12km/L程度。「フォレスター」は同じく約14km/Lだったから、やはりハイブリッド化の恩恵はそれなりにあるようだ。
「CX-5」や「フォレスター」で長距離を走っていると、「アテンザ」とか「レガシィB4」あたりのミドルクラスセダンが担っていたポジションなんだろうなと実感。特筆すべき必殺技は無くとも、全方位に完成度の高いクルマをリーズナブルに欲しいとすれば、モデル末期だが「CX-5」と「フォレスター」は今のうちに乗っておいて損は無い。




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Posted at 2024/06/16 15:09:02

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