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2024年07月21日

[試乗インプレッション]スバル「レヴォーグ」STI Sport EX

[試乗インプレッション]スバル「レヴォーグ」STI Sport EX 先日レンタカーでスバル「レヴォーグ」STI Sport EXが来たのでレポートしておく。
最近レンタカーでスバル車が割り当たることが多くなった。以前はトヨタ車が続いていたが、今年になってスバル車が急増。「フォレスター」が中心だが「アウトバック」・「レヴォーグ」・「インプレッサ」にも乗っている。
出張のレンタカーが「レヴォーグ」なら「当たり」だと思うが、グレードが「STI Sport EX」となれば大当たりでしょう。カーマニア的にも大歓迎。早速仕事を忘れ(笑)テストドライブと撮影に本気を出してみた。
「レヴォーグ」STI Sport EXは水平対向1.8L DOHC直噴ターボ “DIT”を搭載するモデルで、現在の価格は434.5万円。更にこの個体はメーカーOPのスマートリヤビューミラー(+5.5万円)が装着されており合計440万円。乗出し価格で470万円に達する高級車。
同じ1.8Lターボエンジンを搭載する「レヴォーグ」のエントリーグレード「Smart Edition EX」は363万円だから、「STI Sport EX」は71.5万円も高価なグレードとなる。
カタログを読む限り「STI Sport EX」の専用装備は以下の3点。①電子制御ダンパー(ZF製)②ドライブモードセレクト(Comfort/Normal/Sport/Sport+/Individual)③専用の内外装加飾や本革シート(ボルドー/ブラック) 
やはりスバルに乗るなら「STI」に憧れるが、これら専用装備に+71.5万円の価値を感じるかが評価ポイントになりそう。恐らく「STI」を選んでおけばリセールも悪くはないだろう。
水平対向1.8L DOHC直噴ターボ “DIT”エンジンは177ps/5200-5600rpm 30.6kg-m/1600-3600rpmを発揮する。車重は1600kgだからパワーウエイトレシオ9.04kg/ps。数値の印象通り、不足は無いが驚くほどパワフルで俊足を誇るスペックではない。モアパワーを望む人には275psの2.4L直噴ターボを搭載する「STI Sport R EX」が用意される。(502.7万円~)
「レヴォーグ」で走り出すと、想像よりもフラットで上質な乗り味に舌を巻く。いつも色々なレンタカーで往復する荒れた国道の路面状況が少し良くなったと錯覚するくらいの効果はある。
また静粛性も車格に合ったレベルに達している。個人的にもう少しロードノイズを抑えたい気もするが「STI Sport」を名乗るスポーツグレードならこれくらいは許容されるだろう。
「STI Sport EX」の売りであるドライブモードセレクトを11.6インチの縦型モニターでセッティングを試みる。設定をしたら走ってみる。また設定を変えて走るを繰り返す。ソロ出張だから出来るが、同行者がいたらただの変態ですよね。
苦労の末ようやく落ち着いた設定は「Individual」でカスタマイズしたもの。パワーユニットは「S#」、ステアリングは「Sport」。一方でサスペンションは基本「Comfort」。路面次第では「Normal」を使うことも。
残念なのは、一旦エンジンを止めてしまうと、折角設定したドライブモードセレクトやオートビークルホールド・アイドリングストップ等の設定事項がリセットされてしまう。マイカーとして使う場合、恐らく段々面倒になって結局設定しなくなる様な気がする。オーナーの方は実際どうなんでしょうか。
「レヴォーグ」に乗って一番感心したのはステアリングフィーリング。近年色々なスバル車に乗る度に「うーん...」と思っていた路面からのフィードバックが薄く、なんとなく鷹揚なステアリングフィールが正直苦手だったが、「レヴォーグ」はかなりスッキリと改善されていた。2ピニオン式の電動パワーステアリングが良い影響を与えているのかも。特にドライブモードセレクトでステアリングを「Sport」にすると最も好みになったから、私はコレを常時固定しておきたい。
今回「レヴォーグ」で約200km程走行したが、メーター読みで平均燃費は約12km/Lと表示されていた。北海道の郊外路をまあまあのペースで走っての燃費だから、条件的にMAXではないだろうか。カタログ値(WLTC)は13.5km/Lだから、まぁそんなものだろう。最小回転半径が5.5mで、少し大回り傾向なのも気になるが、これは慣れるしかない。
そろそろ結論を。
今回テストした「レヴォーグ」STI Sport EXは、骨格からコストをかけて設計されていることがドライバーに伝わり「結構イイクルマに乗っている」と感じさせてくれることに疑いは無い。また昨今ステーションワゴンのジャンルが絶滅危惧種となり、レガシィの時代からこのタイプを愛用する方にとっては無くてはならない存在だろう。
一方で、価格やスポーティなスタイルから期待される程の動力性能には達しておらず、「STI Sport」の解釈に戸惑う。動力性能ではなく、足回りと内外装にコストをかけた知的なクルマと理解すべきなんだろうが、乗り出し価格で470万円にも達するクルマとしては若干モヤモヤが残った。(加速だけならマイカーであるトヨタ「ハリアー」ハイブリッドの方が速いかも??)
日本市場で「レヴォーグ」のライバルになりそうなVW「ゴルフヴァリアント」の1.5L eTSI4気筒ターボエンジン搭載モデルの価格は470万円以上になるから、「レヴォーグ」が無闇に高価とは思わないが、私がリアルに「レヴォーグ」をマイカーとして選ぶならば、GT-H EX(379.5万円)で充分かな...というのが正直な感想である。



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Posted at 2024/07/21 17:05:18

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