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2016年08月15日 イイね!

[累計走行10,000km突破]マツダ・デミオ 平均燃費は21.86km/Lに向上。

[累計走行10,000km突破]マツダ・デミオ 平均燃費は21.86km/Lに向上。我が愛車「マツダ・デミオ」の走行距離が10,000kmを突破した。納車から約8か月で到達。前愛車(メイン)のフレクロは納車から6か月で10,000kmを超えていたから、多少ペースは落ちたと思うが、それでも以前に比べれば良く走っていると思う。
1.5Lのクリーンディーゼルターボエンジンは何のトラブルも無く快調そのもの。真夏になってエアコン稼働率が100%という環境でも燃費は素晴らしく、納車以来のトータル平均燃費は21.86km/Lに向上している。e燃費によれば、同車種ユーザーの平均が19.83km/Lらしいから、約2km/L程上回っている状態。まぁ休日ドライバーで高速道路と山道を走ることが大半の利用状況だから、ディーゼルの得意とする走り方なのかも。
1130kgの車重に対して、105ps/4000rpm 25.5kg-m/1500-2500rpmを発揮するエンジンは余裕たっぷり。特に上り坂で減速した状態からの再加速シーンではそのパワーに今でも驚かされるほど。さらに言えば、違和感のあるCVTではなく、6速ATが奢られるのも評価ポイント。少なくとも、未だにディーゼルエンジン(TDI)を導入出来ずにいるVW「ポロ」を買う必然性は感じない。そのうち、プジョー「208」にディーゼルが設定されたらライバルになりそう。
最近道路を走っていて感じるのは、同型・同色「デミオ」の「ソウルレッド」が増えてきたことか。ディーゼルの「デミオ」は国産同クラスの中ではソコソコ高価な部類であり、最近のマツダは値引きも渋い。更に「ソウルレッド」は+43,200円の有料色にも関わらず結構良く走っている。マツダの志が評価され、販売実績が上がるのは誇らしいが、あまり出回り過ぎてしまうのも考え物。マツダにはその辺を考えてもらいたいものだ。少なくとも、ボディ色はもう少し増やして良いのではないか。
細かい不満がないわけではないが、今のところ「デミオ」は大変気に入っている。ある意味、私にとって理想的なクルマなんだと思う。もう少し遊び心があれば完璧なんだが。

Posted at 2016/08/15 21:13:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | デミオ(DJ) | クルマ
2016年05月18日 イイね!

[累計走行6000km突破]マツダ・デミオ 平均燃費は21.13km/Lに向上。

[累計走行6000km突破]マツダ・デミオ 平均燃費は21.13km/Lに向上。我が「デミオ」の走行距離が6000kmを突破した。納車から約5ヶ月で到達しているから、概ね平均的なペースだろうか。ようやくスタッドレスタイヤの季節も終わり、マツダの開発チームが意図した本来の走りが楽しめる季節になった。純正夏タイヤに交換して以降、燃費が向上し、納車からの累計平均燃費は21.13km/Lとなった。e燃費によれば、同車種(デミオ/ディーゼル/FF/6AT)ユーザーの平均燃費は19.81km/L。私の環境では約1.3km/L程平均値を上回るが、ノロノロ渋滞の遭遇が通勤利用者等に比べかなり少ない事を考慮すればこんなものだろう。先日満タンの状態から789kmを走行した時点で給油を実施。メーター上の走行可能距離が180kmと表示されていた(↓写真)から、合わせて969km。燃費は23.74km/Lだった。恐らくもっと丁寧に走ればワンタンク1000km走行も夢ではないだろう。(ギリギリまで走ってガス欠しても意味がないので挑戦する気はないが...。)軽油とガソリンの価格差も考慮すれば、トヨタ「アクア」(e燃費による実効燃費は22.74km/L)に充分対抗可能。(アクアはJC08モード値との乖離が非常に大きいのが問題)。恐らく、渋滞が少なく、高速道路が多い私の利用環境では「アクア」より「デミオ」が上回るはず。燃費しか楽しみの無い「アクア」に比べ、終始驚くほどパワフルで高速道路や山道でもノーストレスな走りを披露した結果の数値が「アクア」に匹敵するのだから大したもの。原油をほぼ輸入に頼る国だからこそ、ガソリンも軽油もバランスよく使っていく必要がある。
最近三菱自動車の燃費偽装を契機に、カタログ燃費と実効燃費の乖離が問題視されている。もう少し利用実態に即した算出方法へ改める必要性を強く感じる。しかし、消費者も自分の利用シーンにマッチしたクルマ選びをする必要がある。モード燃費はあくまでも尺度・目安でしかない。カタログ燃費だけでクルマの良し悪しを決めてしまうのは危険な上に、メーカーの開発方針を偏らせてしまう。(その結果がガラパゴス化....?)トヨタのハイブリッドだけが正解ではない。
さて、退屈な燃費の話題はこの位にして。「デミオ」を約6000km走らせた感想として、改めて非常に優れたクルマであり、これまで格差を感じていた欧州ライバル車との距離を一気に縮めることに成功した日本車として誇らしく感じる。最近、欧州車もグローバルを意識したのか、以前の様な独創性や過剰なまでの品質感を感じられなった事もあり、弱点である販売網の脆弱性(特に首都圏以外)やリセールを考慮すると急いて輸入車を選択する必然性を感じない。先日、VWが販売テコ入れを狙い「ポロ」や「ゴルフ」の値下げや装備の充実を実施。「ポロ」TSI Trendlineが199.9万円。「ゴルフ」TSI Trendline が249.9万円に設定された。最近大幅値引が常態化していたから、価格を実態に合わせたとも言えるが、もはや「デミオ」のディーゼルモデルと「ポロ」に大きな価格差は無い。おそらく、近日中に登場するマツダ「アクセラ」のMC後モデルには待望の1.5Lディーゼルが追加されるが、「ゴルフ」に近い価格帯となるハズ。(個人的にVW車の乾式7速DSGは肌に合わない。湿式6速DSGは問題無いだけに惜しい。)国内でもガチンコのライバルとなりそうだ。
「デミオ」は個人的な感覚で恐縮だが、スタイリングの完成度が高いと感じる。マツダマークを外せばイタリア車で通用しそうだ。確かに後席や荷室にスタイリング優先のしわ寄せが来ているが、そもそも欧州Bセグメントのハッチバックはパーソナルユースが主流。実際、私の環境で荷物や人が載せられず困った経験はない。スタイリングの美しいクルマは写真撮影をしても飽きないものだ。そういうコンパクトカーは世界的にもそうあるものでは無い。
さりとて、「デミオ」の歴史を振り返れば「コンパクトミニワゴン」でヒットしたモデルなだけに、デミオの派生車種としてスズキ「ソリオ」の対抗モデルが出ると面白い。まぁ最近のマツダにそれは期待出来ないと思うが。
一方でイマイチなところもある。継続的なバージョンアップが行われ、初期に比べ格段の進化を遂げた「マツダ・コネクト」だが、残念ながら現状でも完璧とは言い難い。USBメモリー内のMP3ファイルを再生させているとマツダコネクト自体が突然フリーズし、再起動に至る事もしばしば。別売りのSDカード(地図データ)を使うカーナビもせいぜい1万円程度のメモリーナビと同等か。最近はスマホの無料アプリでも気の利いたヤツが色々あるから悩ましい。まぁマツダは今後もマツダコネクトの改良を続けてくれるだろうから、今後に期待としておこう。
細かい所では、ボディ形状や空力の問題なのか、やたらと車体後部が汚れるのが悩み。雨が降らなくとも、ホコリの様な薄い汚れがリヤハッチ付近に着いてしまう。「デミオ」になって洗車回数が随分と増えた。純正OPのマットガード(後部のみ)を追加で装着し、少しは改善された様だが、根本的な解決ではない。販売店によれば、「アクセラ」でも同様の申告が多数あるとか。まぁクルマの根本的な部分に大きな不満が無いのは有り難い。
購入前は重いディーゼルエンジンを積むことでフロントヘビーになる事を心配していた。慣れの要素もあるだろうが、走りに悪影響を与えている印象は無い。但し、「デミオ」のガソリンモデルと直接乗り比べると物理的な鼻先の重さは隠し様がない。街中~山道をキビキビ走りたいならガソリンモデルが適役だ。また、ターボディーゼルエンジンが極低回転域でトルクの薄さを感じさせる瞬間が僅かにあるが、6ATとのマッチングが上手く行っており問題は無い。慣れてくればホンの一呼吸早くアクセルを踏んでおけば過給が立ち上がる。
納車後、6000kmも走れば色々と粗が見えてきて次の愛車探しを静かに開始するのが通例であったが、「デミオ」はそんな事もなく当面楽しめそうだ。


Posted at 2016/05/18 08:31:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | デミオ(DJ) | クルマ
2016年03月14日 イイね!

[累計走行3000km突破]マツダ・デミオ 平均燃費は20.14km/L

[累計走行3000km突破]マツダ・デミオ 平均燃費は20.14km/L我が「デミオ」の走行距離が3000kmを突破した。納車から概ね三か月での到達だから、月平均で1000km。通勤にはクルマを使わない週末ドライバーかつ、距離が伸び悩む傾向の冬場としては順調なペースだと思う。
以前から乗りたいと思っていたクリーンディーゼルエンジンを搭載する「デミオ」は至って快調で、特に気になるトラブルもない。色々評判の宜しくない「マツダ・コネクト」も度重なるバージョンアップのおかげか、目立ったトラブルは無い。常時接続しているiPodを認識しなかったり、エンジン始動後、上手く起動出来なかったのか、自動リブートした程度の事象が数回。特に評判の悪い(?)ナビはそもそも利用頻度が低く、トラブルの経験は無い。元々ナビは格安のポータブルタイプで充分と考えるので、その程度の期待値ならば現状のマツダコネクトでも問題はない。液晶モニターの解像度がもう少し高ければ、バックカメラの映像もクッキリ表示されるのになぁと思う。
動力性能について、小型・軽量なデミオのボディには有り余るほど。特に山道を登る際に、ガソリンエンジンなら確実にキックダウンするだろうなと言う環境でも、常に2000rpm以下で事足りてしまう。高速道路の追い越し加速も大したもの。それでいて、燃費は常に20km/L前後をキープしており、私の環境では平均20.14km/Lである。通勤では乗らず、週末も渋滞の激しい都市部を走る事は少ない一方で山道と高速道路が多いから、ディーゼルエンジンとしては得意なフィールドだろう。これまでの最高記録は23.29km/L。最低記録は17.78km/Lであった。軽油は燃料代も安いから、ランニングコストは安くなったと思う。それでいて、ハイブリッド車の様な違和感や我慢を強いられないのは魅力。数年前は燃費が二ケタに乗っただけで驚いていたのだから、技術の進歩には改めて驚かされる。
「デミオ」を運転していて感じるのは極めて真っ当な操縦性と、妥協や手抜きの少ない品質感。そして驚くべきコストパフォーマンスである。従来の国産Bセグメント車は欧州勢と比較すると、価格は安いが走りや安全装備、品質・剛性感など、どれもこれも見劣りして、勝っているのは収納スペースとカップホルダーの数程度と感じていた時代が長かったが、「デミオ」なら全てに勝るとは言わないが、胸を張って同じ土俵で戦える初めてのクルマではないか。国内市場ではモヤモヤしたフィーリングのCVTから解放されただけでも「デミオ」の存在価値がある。そういう意味で、このクルマのステアリングを握る事に意義を感じるし、オーナーとして喜びを感じる部分である。
Posted at 2016/03/14 08:25:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | デミオ(DJ) | クルマ
2016年01月11日 イイね!

[試乗インプレッション]マツダ・デミオ 13S(FF/6AT) 145.8万円の奇跡。

[試乗インプレッション]マツダ・デミオ 13S(FF/6AT) 145.8万円の奇跡。 本日、我が「デミオ」の新車1ヶ月点検を実施。その際、可能ならばガソリンエンジンの「デミオ」をテストしたいと思っていた。運良く、おろしたての試乗車が配備されたばかりとのこと。しかもグレードは一番興味のある超お買い得グレード「13S」。僅か40kmしか走っていないド新車だったので、いきなり高回転まで回すような事はせず、丁寧に約20分程度の郊外路ドライブを楽しませてもらった。(残念ながらカメラを忘れたのでスマホの簡易撮影)
テスト車は「13S」の2WD/FF/6ATでメーカーOPの「LEDコンフォートPKG(+97,200円)」を装着していたから、本体価格は155.5万円のモデル。恐らく、この構成が最もコストパフォーマンスが良い。安全・快適装備が一通り揃っており、なんら不足感はない。最近軽自動車も高価になっていて、簡単に200万円近くにもなるから、ガソリンエンジンの「デミオ」は奇跡的なお買い得モデルだと思う。
走り出して「オッ~」と思うのは、当然ながらディーゼルエンジンとの違い。そして、車重の違いである。ガソリンエンジン(1.3L)は92ps/6000rpm 12.3kg-m/4000rpm であるのに対し、ディーゼルエンジン(1.5Lターボ)は105ps/4000rpm 25.5kg-m/1500-2500rpmを発揮するから、当然ガソリンの方が全般・全域的にアンダーパワーであることに違いはない。しかし、車重がディーゼル1130kg → ガソリン1030kgと約100kgも軽くなるから、この2車はまるで別車種の様にも感じる。ガソリンモデルは長年乗り慣れた感覚であり、先代「デミオ」のガソリンモデルから正常進化している事が判る。マツダらしいキビキビとした走りが嬉しい。鼻先の軽さとエンジンの軽快な吹け上がりが楽しめるのはガソリンエンジンならでは。当然、ディーゼルよりもアクセル開度は大きくなり、エンジンのサウンドも過大になるが、個人的には心地良く感じた。また、6ATとのマッチングもアウトプットが穏やかなNAのガソリンモデルに分があるようで、切れの良い変速フィールが印象的だった。恐らく、「13S」はコンフォートなタイヤサイズ(185/65R15)だから、見た目を除いて、より軽快・爽快なフィーリングになるのだろう。(テスト車は純正OEタイヤを装着)
現行「デミオ」はディーゼルばかりにスポットが当てられてしまうが、ガソリンモデルの出来栄えも評価されるべき。「直噴エンジン+6AT」でも充分にライバルとの差別ポイントになる。
一方、新車1ヶ月点検を終えたマイカーに乗り換え、頭がホットなうちに同じコースをトレースしてみた。やはり、+100kgの車重は少なからず鼻先の重さを感じさせる一方で、ワンランク上のクルマを運転している様な落ち着きを感じさせる。長距離を走るなら、やはりディーゼルの方が適役だろう。燃費計の数値もディーゼルが勝っていた。気のせいか、ガソリンモデルよりも全般的に静粛性が高い気がする。遮音材の量や配置が違うのかもしれない。ゼロ発進からターボの過給が開始するまでの僅かな間に不感症な瞬間があるのが惜しいが、それを過ぎればガソリンと比較にならないパワーでボディを押し出す。大袈裟に言えばエンジンよりクルマが先に行ってしまうようなワープ感覚がこれまでの経験・体験には無かった新しさだろう。
正直、「ガソリン」・「ディーゼル」のどちらにも特徴やメリットがあり、優越を語るのは容易ではないが、コストパフォーマンスならば間違いなく「ガソリン」だろう。(相当距離を走る人以外)私を含め、「ディーゼル」を選択した人は先進性と怒涛のトルク特性に惹かれたのだろうから、相応の追加コストは許容しなければならない。まぁどちらも後悔のない良く出来たクルマである。
個人的には、ガソリン「13S」の5MTを追加で購入し、「デミオ」のガソリン・ディーゼル2台体制にしたら面白いだろうな...と考えながらテスト車に乗っていた(笑)。よく考えれば「アルト・ワークス」の価格は150.9万円(FF/5MT)でデミオと価格帯がかぶる。(装備レベルを考えると....??)まぁ中身が違うとはいえ、見た目がほぼ同じクルマをたて続けに2台も買う奴はそう居ないと思うが....。うーむ。
まぁ、タイミングは別として、ガソリンの「デミオ」もいつかは乗るだろうな。また別の機会にじっくり乗ってみよう。



Posted at 2016/01/11 23:03:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | デミオ(DJ) | クルマ
2016年01月11日 イイね!

[ファーストインプレッション]マツダ・デミオ XD"MID CENTURY" 

[ファーストインプレッション]マツダ・デミオ XD"MID CENTURY" デミオが納車されて早くも約一ヶ月が経過。走行距離も1300kmを突破したのでそろそろファーストインプレッションを。但し、納車時からスタッドレスタイヤを履いているので、ハンドリングやロードノイズ等については暫定評価としたい。
「デミオ」の総合的な評価としてはスタイリング・動力性能・ハンドリング・コストパフォーマンス等を含め、充分に合格点を与えられる唯一の国産コンパクトカーと感じている。5ナンバーサイズのコンパクトカーでここまで真正面から欧州車と互角に渡り合える国産車が現れたというだけでも評価に値するのではないか。これまで私自身もコンパクトカーについて国産車は価格が安いんだから、質感・走り・安全装備等が多少劣っていても止む無しとダブルスタンダード的な評価をしていた部分がある。しかし、新型「デミオ」は欧州勢と同一の物差しで評価出来る事が嬉しい。どうしても「デミオ」はディーゼルエンジンばかりに話題が集中しがちであるが、このクルマの魅力はガソリンモデルでも色褪せ無い。むしろガソリンの普及グレード「13S」が145.8万円(2WD/6AT)で買える事がとんでもないバーゲン。正直、もう一台セカンドとして「13S」の5MTが欲しいくらいだ。
個人的にCVTの搭載が許容出来るのはエンジンのアウトプットが限定される軽自動車まで。それ以上の排気量でCVT搭載車をマイカーとしては選びたくない。となると、選択肢は事実上国内メーカーではマツダに限られる有様。CVTの採用は安易なカタログ燃費の向上だけを意識した誤った選択であり、世界的には6速以上の多段式ATへの回帰がトレンド。アイシンとジヤトコが本気になって開発すれば直ぐにも解決しそうな問題なのに...。
先日MCを実施したタイ生産の三菱「ミラージュ」は上級グレードの「G」が148.5万円(2WD/CVT)とデミオ「13S」より若干高価だが、その内容は貧相な1.2L 3気筒のパワートレーンをはじめ、全般的にお粗末なもので、デミオとの比較に値しない。生産コストの安いタイから輸入する割に、装備・品質・価格のすべてが劣り、消費者にとって「ミラージュ」を選ぶメリットを見出せない。一体誰に向けて商売をしているのかと怒りすら覚える。「ミラージュ」は精々100万円以下でなければ検討する価値は無い。三菱の商品企画は何をしているのか不思議。まぁ「ミラージュ」「マーチ」「パッソ・ブーン」はクルマに興味のある人がマイカーとして手を出すシロモノではない。
ガソリンに対して車両価格が高くなるディーゼルの「デミオ」には、ハイブリッド車の「アクア」や「フィット」も比較対象になるだろうが、本質的に都市部の渋滞路を多く走る環境ならハイブリッド。高速道路を中心に長距離走行が多いならディーゼルが有効だろう。もちろん、私のドライブ環境は明らかに後者。ハイブリッド方式と違い、冬期の暖房に電力を食われる心配もない。
まだ二回しか燃費データが取れていない状態だが、平均で20.0km/L以上走っている我が「デミオ」だが、道路環境によって燃費変動は結構大きい印象。太いトルクに任せ1200~1500rpmで巡行していると驚くような低燃費を示すが、グッとアクセルを踏み加減速を繰り返すと燃費はガクッと落ちる傾向。まぁそんなメリハリもマツダらしいところか。
そう考えると、「デミオ」が荷室や後席スペースをある程度割り切ってでも、適正なドライビングポジションの構築に拘ったのも理解できる。やはり主戦場はコンパクトカーと言えども、国を跨いで高速道を延々と走る機会が多い欧州向け。ただ、キャラクターはドイツ一辺倒ではなく、独・仏・伊の中間くらい(笑)。案外、面白い着地点の様にも感じる。ポテンシャルとしては、もっと過激なスポーツモデルを許容する余裕すら感じるもの。特にディーゼルエンジン搭載車はフロントヘビーで車重1130kgに対し、前軸重760kg 後軸重370kgと車検証に記載されているが、ガソリンモデルと直接比較しなければ、特に鼻先の重さが問題になる挙動は感じていない。燃費とモリモリ沸きあがるトルクに感心するばかりの1.5L小排気量ディーゼルエンジンの開発にマツダが苦労したであろうことは想像に難くないが、極低回転域のフィーリング(不感症)にはもう少しの改善余地がある。12/24発表の一部改良モデルでどこまで改善されたのか楽しみだ。
パドルシフトも標準で備わるが、元来ディーゼルエンジンは回転数が低く、高回転型のガソリンエンジンの様にドカンとエンジンブレーキを効かせる様な仕様ではなく、積極的にパドルシフトを使うメリットは薄い。面白いのは、SKYACTIV-DRIVE(6AT)のセッティング。多くの国産車は減速時に燃費を意識して積極的にコースティングさせようと、シフトダウンを嫌がる傾向があるが、SKYACTIV-DRIVEは減速に合わせ積極的にシフトダウンを行い、再加速に備えて走りのダイレクト感を重視している。(欧州車のトルコンATには同様のセッティングが多く感じる。)
マツダが「i-Stop」と呼ぶアイドリングストップ機構はアイドリングストップする回数・時間共に物足りない。これは先代「アクセラ」に「i-Stop」が初採用された当時から感じる。色々な条件判断があるだろうが、もっと積極的にアイドリングストップして良いのではないか。もしくはスズキ車の様に、アイドリングストップを積極的に実施するか、快適性を重視するかの選択が出来るようにするのも手だろう。現時点では総じて多少粗削りなチューニングも散見され、完成された最良のパワートレーンとは言えないかもしれないが、マツダ開発陣が込めたメッセージを随所で色濃く感じられることが面白い。今後の熟成を期待したい。
インテリアもCX-3と共通のデザインながら、クラスの水準を超える質感とスポーティなデザインを好ましく感じている。正直、歴代のデミオが苦手にしていた部分なだけに、隔世の感がある。その核心は「マツダ・コネクト」によって生み出されている訳だが、どうにも市場の評判はイマイチだが日々改良が続けられており、特に実用上の問題は感じていない。しかし、iPodのプレイリストを切り替えたいとか、特定の曲を探したいとか、操作が複雑で走行中にはあまり触りたくない部分もある。やはり、長年積み重ねられたDINオーディオの操作性も捨てたものではない。
細かい話で恐縮だが、シートのリクライニングレバーの触感がイマイチとか、フロントとリヤドアの開閉音が違うとか、アームレストが装備されない等重箱の隅をつつくような不満点はあるにせよ、逆を言えば隅々粗探しをしてもその程度しか出てこないともいえる。そろそろマツダには「デミオ」に過激なスポーツグレードの追加や、カブリオレ・キャンバストップの設定等、販売台数は限られるだろうが、「デミオ」の商品力に幅を加えるような取組みにもチャレンジして頂きたい。マツダが目指す欧州のライバル達はそのあたりのモデル展開が巧い。あのワーゲンだって「クロスポロ」や「ポロGTI」を用意しているんだから。CX-5以降の新世代商品群を揃え、販売が絶好調な今だからこそ、コアなマツダファンを増やす取り組みに大きく投資して頂きたい。
今回マイカーとして「デミオ」を選択したのは、やはり1.5Lのクリーンディーゼルターボエンジンが5ナンバーサイズのコンパクトボディで楽しめること。そして、余計な言い訳が無いマツダ渾身の作であったことに対し、クルマ好きとして一票投じたかったこと。「デミオ」が無ければ、「フィアット500」か「プジョー208」あたりを検討していたかもしれない。納車後に感じていることは「デミオ」のデザインが良く練られており、見ていて飽きないクルマ。最近のマイカー中では写真の撮影枚数がかなり多くなっていて興味深い。今のところ、今回の選択には満足している。


Posted at 2016/01/11 00:59:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | デミオ(DJ) | クルマ

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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