ダイハツは軽オープンスポーツカー「コペン」の第4のモデルとなる「GR SPORT」を発売した。



ダイハツは「コペン」に第三のデザインとなる「コペン セロ」を追加した。登場時からチラ見せをされていた初代コペンの流れを汲む「丸目」の「コペン」である。これで「コペン」は、2014年に発売した「コペン ローブ」と「コペン エクスプレイ」に加えて3つのモデルが併売される事となった。ダイハツの提唱する「DRESS-FORMATION」がもたらす柔軟性がこのモデル展開を可能にしているのは事実。さりとて、そう多くはない販売台数を考えれば、ダイハツも結構リスキーなビジネスをしている。いっそ、毎年デザインを変え、「2015デザイン」等と展開すれば気に入ったデザインならば今年中に買わなきゃ...と思うのではないか。まぁユーザーにとっては選択肢が多いのは有難いこと。しかし、それ故に「コペン」のキャラクターを曖昧にしている気もする。やはり、スポーツカーは一球入魂と言うか、開発者の思い入れが滲み出るもの。簡単に着せ替えが出来る変身自在なスポーツカーがどの程度市場に理解され、浸透していくのか。今後も注目していきたい。個人的には、セカンドカーとして長期保有を考えた場合、経年劣化したボディ外板がいつでもリフレッシュ出来るというのは魅力的だと思う。そして、望めばデザインも変えられる。ホンダが「NSX」のリフレッシュプランをオーナー向けに実施している。案外、「DRESS-FORMATION」は年数が経ってから価値が出るコンセプトかもしれぬ。ちなみに、「ローブ」→「セロ」への移行は約35万円で今年の10月から可能になるとか。まぁ「ローブ」を売って「セロ」を買い直しても良さそうな気もするのだが...。

ダイハツはコペンの追加グレード「コペン ローブ S」を発表した。初代コペンのアルティメット・エディションに相当するポジションを担う上級グレードであり、プレミアムブランドの装備を新型コペン用として新設計し、さらなる操舵の正確性向上と、より引き締まった上質な乗り心地の両立を狙った。




新型「コペン・ローブ」に試乗する事が出来た。しかも、5MTとCVTの両方が試乗車として用意されていたのは想定外だった。もちろん、私は5MTをチョイスしたのだが、試乗車としてひっきりなしに稼働しているのはCVTばかり。どうやらMTは人気が無いらしい。私が乗った時点で、MTモデルのオドメーターは僅か35km。この状態じゃ、MTモデルの方が2万円高価でアイドリングストップが省かれる事に文句を言っている場合では無い。MTモデルが設定された事を感謝しなければなるまい。そういう時代なのね.....。


いよいよ2代目「コペン」が発売された。随分待った様な気もするし、あっと言う間だった様な気もする。いずれにしても、一時は絶たれていた軽スポーツのジャンルに改めてダイハツが「コペン」を投入してくれた事には素直に感謝をしたい。そして、色々な議論を呼んでいた新型「コペン」のデザインについても、当初から言われていた「ローブ」と「Xモデル(クロスオーバー風)」に加えて、来年の年央(丁度1年後って事ですかね...)に、初代「コペン」を意識した様な「丸目」のファニーフェイスを「第3のモデル」として発売する事も発表した。これで初代派(?)の皆さんも安心したのでは無いか。もちろん、私もその一人である。確かに「ローブ」のデザインも当初よりは見慣れてきたお陰で、「これはこれでアリかも知れない」と思える程度には評価も高まってはいたところだが、やはり「丸目」のファニーフェイスの方が断然良い。まぁあと1年待てば、「S660」や「ロードスター」も見えているでしょうから、色々悩んで決めるのも悪い話では無い。柔軟かつ素早いタイミングで新しいフェイスを投入出来る事こそ、新型コペンが提唱する「DRESS-FORMATION」のメリットなんだろう。私は個人ユーザーが自宅で「着せ替え」をするというのはあまり現実的では無いと考えており、「DRESS-FORMATION」の真の狙いはダイハツが新型「コペン」の商品力を末永くキープするための手段(頻繁に異なるデザインを投入可能)と理解している。逆に言えば「ローブ」のデザインも新鮮味を失った時点でレギュラーモデルとしての販売が終わる可能性もある。今後の展開に期待をしたい。




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急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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