


トヨタはカムリをマイナーチェンジした。今回のマイナーチェンジでは、フロントグリル・バンパー・ヘッドランプなどを新デザインに変更するとともに、フロントフォグランプ、リヤガーニッシュなどにメッキ加飾を施すなど高級感の演出にも気を配った。ボディ色には、ベージュメタリック、ダークグリーンマイカを新たに設定し、全7色としている。室内については、オーディオ・ヒーターコントロールパネルの色調をライトブルーからホワイトに変更するとともに、シート表皮の柄を変更している。さらに、サイドターンランプ付ドアミラーの全車標準装備に加え、VSC&TRCの標準設定(除く4WD)が注目に値する。月販目標台数は500台。トヨタのワールドカー「カムリ」も日本では不人気車。なんとも悲しい話ではあるが、カムリをただの不人気車として切り捨ててしまうのはあまりにも惜しい。昨年崩壊した米国のバブルに踊らされたお陰(?)で先代よりは質実剛健なイメージが薄れたとはいえ、カムリがバランスのとれた大型FFセダンであることに代わりはない。低価格な割に装備のレベルも高く、安全装備の充実はさすがワールドカーと言える。エアバッグはフロント・サイド・カーテンの他、運転席ニーエアバッグも全車に標準装備。今回のマイナーで2WDの全車にVSC(横滑り防止装置)とTRC(トラクションコントロール)が標準で装備されるようになった。(以前は一部グレードにメーカーOP)それでいて、ベースグレードの2.4G(2WD/5AT)が250.5万円~という価格はバーゲンとしか言いようがない。日本で乗るにはかなり大柄なボディ(全長4815mm全幅1820mm全高1470mmホイールベース2775mm)が気にならない環境ならば、もう少し評価されてもいいセダンである。個人的にも将来的に3年落ちくらいの中古車(トヨタの純正中古)で乗ってみたいと思うクルマだ。他人に自慢できる類のクルマではないが、数少ないトヨタの良心が感じられるクルマという意味で貴重である。
|
急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
![]() |
![]() |
スズキ ジムニーノマド 39台目 ジムニーにロング5ドアが設定されたら買いたいと販売店にお願いしていた待望の「ジ ... |
![]() |
マツダ ロードスターRF 27台目 ロードスターRFの30周年記念車。一度は落選になるも、次点(キャンセル分の繰上 ... |
![]() |
トヨタ GRカローラ 40台目 2022年/2023年のメーカー抽選に落選し、いつかは買いたいと思い続けていた ... |
![]() |
トヨタ GRヤリス 38台目 1年以上の長納期の末に納車された進化型「GRヤリス」。8速ATの「GR-DAT ... |