![[フルモデルチェンジ]VW ゴルフGTI 鉄板のクルマ。 [フルモデルチェンジ]VW ゴルフGTI 鉄板のクルマ。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/014/694/499/14694499/p1m.jpg?ct=9129013653b6)
VWは「ゴルフ」のスポーティモデル「ゴルフGTI」を9月5日から日本市場でも発売する。初代ゴルフから6代続くスポーティモデル。デビュー以来33年間の販売台数は世界で170万台以上。日本では1985年、2世代目のGTIから正規輸入を開始し、現在までに約42,000台が販売されたとか。3代目/4代目のGTIは甘口の存在だったが、先代GTIは2005年の発売直後から、2ペダルデュアルクラッチトランスミッション"DSG"と、2.0L直噴ターボエンジンの組み合わせによる走行性能の高さが評価され、導入翌年にはGTIのゴルフ全体に占める比率が33%を記録。先代ゴルフのライフサイクルを通しても20%以上を占める人気グレードとなった。
新型GTIのポイントはダイナミックな走りを支えるパワートレーンのアップデートで、211psを発生する新世代の2.0L TSIエンジンと、6速DSGを組み合わせ。(先代比+11psのパワーアップを達成しながらも燃費は約3%向上して10・15モード燃費は13.0km/Lを達成)
また、GTI専用にチューニングされたシャシーには、フォルクスワーゲン初採用となる電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”や、ゴルフ初搭載のアダプティブシャシーコントロール“DCC”(オプション)などの最新テクノロジーを採用。 エクステリアでは、伝統のハニカムグリルに施された上下の赤いラインや、(新型ゴルフ初搭載となる)バイキセノンヘッドライト、専用の縦型フォグランプなどが奢られている。先代同様、専用のスポーツステアリングホイールや、スポーツシートなど、インテリアにもGTIらしい専用アイテムを取り入れている。新型ゴルフ GTIの価格は366万円(税込)。購入後のメンテナンス費用の負担を軽減する新しいメンテナンスプログラム“Volkswagen Professional Care”を含んでいる。メーカーOPとして用意されたのは下記の4通り。
①「レザーシート + 運転席パワーシートのセットオプション」は27.3万円
②「電動ガラススライディングルーフ」は12.6万円
③「18インチアルミホイール+DCCのセットオプション」は21.0万円
④RNS 510(HDDナビ)+リヤビューカメラ”Rear Assist”のセットオプションは29.4万円となっている。
プリウスブームのお陰で、こういうスポーティなクルマの話題がイマイチ盛り上がらないのは非常に残念。366万円という価格そのものは決して安いとは言えないご時世だし、あと30万ほど上乗せすればレクサスのHS250hにも手が届くから「国民総エコカー」状態の日本に登場したゴルフGTIはある意味完全なアウェー。しかし、相変わらず満足度の高い非常に「鉄板」なクルマである事も間違いあるまい。プラットホームは先代からのキャリーオーバーだし、パワーアップを果たしたとは言え先代比+11psならば問題なく消化しているだろう。個人的にもワッペングリルを除けば先代GTIに何ら不満を感じることはなかった。新型について言えば、後ろ姿が日本車チックなデザインな気がして馴染めないことが気になるが、期待通り(想像通り)のGTIだ。しかし、日本車を見れば判るように案外期待通り(想像通り)のモデルチェンジというのは難しいのかも知れない。安っぽいマーケティングに踊らされることなく、"ブレて"無いわけである。(まぁその孤高で鉄板な存在感が私には時として窮屈に感じることもあるわけだが)機会があれば試乗してみたいですね。

Posted at 2009/08/26 00:01:13 | |
トラックバック(0) |
フォルクスワーゲン関連 | クルマ