![[工場見学]日産自動車・追浜工場を見学してきた。 [工場見学]日産自動車・追浜工場を見学してきた。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/015/048/907/15048907/p1m.jpg?ct=09b12aa03772)
以前から自動車工場の見学に興味があったのだが、なかなかチャンスに恵まれなかった。数ヶ月前に日産自動車は少人数の個人でも参加可能と知り、早速申し込んでみた。運良く(?)シルバーウィーク真っ最中の日程が取れた。神奈川県横須賀市にある日産自動車・追浜工場に足を運んだ。集合時間は13:20だが、シルバーウィークの渋滞を見込んで9:00に自宅を出発。まぁ想像していたとおり、首都高速に入ったとたんに渋滞に巻き込まれた。そして最後は八景島や鎌倉へ向かうクルマの渋滞に巻き込まれ....結局集合時間の少し前に何とか到着した。本来なら2時間もあれば到着する距離だと思うが、倍の時間がかかったことになる。恐ろしい(ToT)。私は基本的に東京・神奈川方面は怖いのでクルマで行かない事にしている。首都高を走るのはせいぜい年に1~2回。今後もできれば通りたくないですね。
さて工場見学だが、とても有意義な時間でした。期間工の雇い止めや派遣切りだのとネガティブな話題が多かった自動車工場だが、実際に現場を拝見すると皆さんテキパキと仕事をこなしていたし、モチベーションも高く感じた。実際に自分がそこへ派遣されたとしてもあのスピードや業務量に慣れるには相当な時間がかかると思う。かなりの部分で作業員のモチベーションや習熟度によって支えられている部分もあろう。自動車産業は日本の経済を支える基幹産業と良く言われるが、それを肌で感じた。
見学出来たのはノートとキューブ(国内と海外仕様)の混流生産ライン。ボディ骨格の組立てと塗装が終わった後(艤装ライン)から最終の検査までを見せていただいた。残念ながら、写真撮影は厳禁なのでお見せ出来る写真がないのだが、興味がある方は是非足を運んでいただきたい。
私が興味を持ったのは生産中のクルマに貼付されているオーダーシート。各車毎に装着すべきメーカーOPや内装のトリム色などが記載されているとの事だが、オーナーが確定している個体には発注者名がプリントされている。(特殊なオプションや売れ筋以外の色などを発注すると工場発注になる。この場合がそれに該当するのだろう)観察していると発注者名が記載されているクルマは少なく、大半は見込み生産の様だ。(もちろん私が見ていた僅かな時間の中での話だが)私のベリーサも工場発注車なので、同じように生産されたのだろう。(S2000は元々発注後の生産だった)
そして、最後の完成検査は迫力がある。ローラー台の上で加速や急ブレーキ、ABSの作動試験などを実施しているのだが、メーター上で一気に140km/hくらいまで出ていた。ABSの作動試験も当たり前だが、遠慮無しのフルブレーキ。ギュッギュッギュッと効いているのが判る。
完成したノートやキューブがどんどん工場から完成車プールへ向けて走り去っていく姿を見ていると「オーナーに大事にされるんだよ~」と送り出したい気持ちになった。
工場のライン見学の後はマイクロバスに乗って、月間8万台を出荷できる専用埠頭の見学がある。栃木工場で生産されたスカイラインやフェアレディZもここから輸出されるようだ。逆に、ルノー車はここに着くようでカングーやトゥインゴの姿が見えた。追浜工場ではマーチ・キューブ・ノート・ティーダ・シルフィの生産をしている。次回はスカイラインやフーガを生産している栃木工場を訪れてみたい。

Posted at 2009/09/22 14:13:40 | |
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