![[ニューモデル]ホンダ・CR-Z スポーツハイブリッド [ニューモデル]ホンダ・CR-Z スポーツハイブリッド](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/017/062/104/17062104/p1m.jpg?ct=68b5fb3e7a68)
ホンダはいよいよハイブリッド・スポーツカー「CR-Z」を発売した。1.5L i-VTECエンジンとハイブリッドシステム「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」を組み合わせ、25.0km/Lという優れた燃費性能と走りの楽しさの両立を目指した。グレードはシンプルな「β」と快適装備も奢られた「α」の2本立て。それぞれに6MTとCVTが用意されている。価格は「β」が226.8万円・「α」249.8万円(ミッションによる価格差なし)。「α」の方が23万円高価だが、HIDヘッドランプ・フォグランプ・スマートキーレス・本革巻きステアリング・リヤワイパー・アルミホイール等が「β」に対して追加されるから、この価格差は妥当な内容に感じる。予約販売も大多数が高価な「α」だった様である。
「CR-Z」の事前予約は昨年末から開始されており、私もゴルフ・ヴァリアントを購入検討していたときに「アクセラ」と共に最終候補車として検討した。結果的には「CR-Z」を落選とした訳だが、その理由は相変わらずメーカーOPが抱き合わせパックになっている事。特に「SRSサイド+カーテンエアバッグ」を装着しようとすると極端に選択肢が限られる。私は「CR-Z」ならば、絶対に6MTで乗りたいと思っていたのだが、ベーシックな「β」の6MT車には「SRSサイド+カーテンエアバッグ」の設定が無い。更に高価な「α」の6MT車でも、「SRSサイド+カーテンエアバッグ」を含むセットOPは1パターンのみ。早い話、全部入りの豪華パック。「メーカー純正ナビ」・「スカイルーフ」・「レザーインテリア」と「SRSサイド+カーテンエアバッグ」がセットになり307.8万円。これしか選択肢が無い。249.8万円の「α」に対して58万円もの追加コストが発生する。私は「CR-Z」はシンプルな装備内容で充分と考えている。勝手な希望として「β」の6MTに「SRSサイド+カーテンエアバッグ」だけメーカーOPで装着出来ればOKなので、私にとっては70万円以上も無駄なものを買わされる設定に辟易してしまい候補車から落選とした。まぁインサイト(元を正せばフィット)とプラットホームを共有する関係で「クーペ」にしてはボンネットが高かったり、リヤサスがトーションビーム(車軸式)だったりと微妙な部分もチラホラ..。
今でも「CR-Z」を落選にした事は残念だったと思っている。しかし、安全装備とカーナビやレザーインテリア等の快適装備をセットOPにしてしまうホンダの考え方には納得が行かなかった。もし将来、この悪しきセットOPが改善される時が来たならば改めて「CR-Z」を買いたいと思う。
文句が多くなってしまったが、それだけ期待していたことの裏返し...という事で。全車VSA(横滑り防止装置)を標準装着したのは賞賛に値する。私にとっては「CR-Z」がハイブリッドカーとして燃費がどれくらい良いのかなんて全然興味無し。1130kgの車重にレギュラーガスの1.5Lエンジンを積んで6MTで走れば、ハイブリッドシステム無しでもソコソコ燃費の良いクルマに仕上がるはず。むしろモーターを補助動力源とすることで、トルクの細い低回転域でも断然走りやすくなるのでは??と期待している。ホンダ得意の超高回転型エンジン(MAX8000~9000rpm)を1.3~1.5Lで作って、トルクの痩せている部分をIMAで補完する新世代の「TypeR」なんていう尖ったモデルが出ないかな...なんて勝手に妄想しております。
「CR-Z」は月販目標1000台(国内)に対し、既にかなりバックオーダーが入っている模様で、納期は結構かかりそうとの事。機会があれば試乗してみたい。なんにしても、まずはこういうクルマが売れてくれない事には次が続きませんからね。案外リセールも期待出来る車種になりそうな予感。下手糞な輩がこのクルマの車両保険を高くしない事を祈りつつ....。(S2000で結構高い保険料を払って来ましたからね~)

Posted at 2010/02/25 23:22:05 | |
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