![[ジュネーブモーターショー 2010]日産・マイクラ(日本名:マーチ) [ジュネーブモーターショー 2010]日産・マイクラ(日本名:マーチ)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/017/128/426/17128426/p1m.jpg?ct=cb7986dc1afa)
ようやく姿を現した日産マイクラ(日本ではマーチ)。次期モデルは日本国内での生産を中止し、国内分はタイで生産する輸入車となるらしい。低価格で販売するためと言うが....。
日本車には珍しく歴代長寿を誇るマーチもいよいよ(ようやく?)4代目。先代は2002年02月に発売されているから8年のモデルライフだった。日産車としては珍しく(?)初代から3代目まですべてヒットしたクルマと言って良いだろう。4代目はこれまで以上にグローバルでの拡販が期待されている。
少しファニーになりすぎた先代のスタイリングは全体的にユニセックスな感じへ修正。同時に「低価格」を売り物にするようだから、作りやすさ等も色々考慮されているのだろう。第一印象としてはスタイリングの完成度は先代に分があるように思う。しかし、アーチ型のサイドウインドウは完全に先代のイメージを踏襲してますね。先代の弱点だったインテリアは価格を考えると健闘したのかな。少なくともパッソの貧相なインパネよりはずっとずっとマシ。
注目はパワートレーン。新開発HR12DE(1.2L 3気筒ガソリン)エンジンを搭載。更に、2011年にはアイドリングストップ機構とスーパーチャージャーによりCO2排出量95g/kmを達成するHR12DDR(1.2L 3気筒直噴ガソリン)エンジンも追加予定。ミッションは5速MTと副変速機付の「XTRONIC CVT」を設定する。今回のジュネーブでフィアットは2気筒の1.2Lターボ「ツインエア」エンジンを発表。近くフィアット500等に搭載し販売すると発表しているから驚きには値しないが、ようやく日本のメーカーもダウンサイジングに着手したかという安堵感はある。いつの間にか日本車のエンジンは周回遅れになったのか。このクルマは3月下旬にタイでの発売を皮切りに、世界160の国と地域で販売予定。生産はタイ・インド・中国・メキシコなどを予定。
個人的には先代のファニールックも好きだが、先々代の実用車然とした雰囲気を評価していた。4代目は2台目の後継と考えると違和感が無い。チト無駄に遊んだ感のあるルーフラインは×。ウイングロードの大失敗が反省されていないのでは。タイ生産の輸入車となれば、細やかなメーカーOP設定などは難しくなろう。あまり低価格ばかりが追求されて安全装備が疎かにならない事を祈るばかり。

↓現行マーチ(12S)。見比べるとやはりコッチのほうがスタイリングは良いな。消えるのは惜しい。

↓2代目マーチ。これも傑作でした。何か画像の色がおかしいな...
Posted at 2010/03/02 23:25:40 | |
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