![[最長10年10万Km]三菱愛着プロジェクト (同時に「コルト」の一部改良) [最長10年10万Km]三菱愛着プロジェクト (同時に「コルト」の一部改良)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/018/491/341/18491341/p1m.jpg?ct=53acff53cd28)
三菱自動車は「一人でも多くのお客様に、より長く三菱車にお乗り頂きたい」という願いを込め、「三菱愛着プロジェクト」をスタートする。このプロジェクトは、①国内メーカー初となる「最長10年10万Km特別保証延長」②10年使う事を想定し、経年劣化のリフレッシュメニューや暮らしの変化に合わせた車内外の改装・助手席ムービングシート等の機能追加を品揃えした「リフォームサービス」。③キーレスエントリーキー電池交換無料サービスなど、お得な特典を多数盛り込んだ。
近年、クルマに対する興味関心の薄れや低所得化傾向の他、エコ意識の高まりなどによって自家用車の長期保有傾向が高まっている。当然ユーザーのクルマ選びも短期的な視点からより長期間に渡って安心して乗れる信頼性のあるクルマへとシフトしていく。三菱自動車は数年前の不祥事によって失ったブランドイメージを完全に回復したとは到底思えない状況であり、今回のような取り組みは三菱自動車には必須のサービスの様にも感じる。
特に「最長10年または10万Km特別保証延長」については歓迎するユーザーも多いだろう。しかし、あくまで「特別保証延長」であり、純粋な「10年または10万Km保証」では無い事を注意しておきたい。まず、これは新車を購入したユーザーのみの特権であり、中古車を購入したユーザーには適用されない(保証の継承が無い)。また、三菱販売会社で保証延長点検(24ヶ月定期点検相当)を実施。早い話、5年目(2回目)以降の車検を三菱の販売店で実施しないと保証が延長されない。また「特別保証」とは一般保証と明確に区別されており、メーカーが指定する重要部品(エンジン、動力伝達機構、ステアリング機構、ブレーキ、サスペンション、排出ガス浄化機構、電子制御機構、乗員保護機構等)に限り適用される。例えば、エアコンやカーナビ(純正)の故障は適用外であることを理解する必要がある。この保証サービスは順次一部改良などを契機に適用されていく模様で、現時点では新型「RVR」と「i-MiEV」の他、一部改良を実施した「コルト/コルトプラス」「デリカD:5」から適用となっている。アウトランダーやギャランフォルティスも早期に適用した方が良いだろう。
ご存知の通り(?)私は長期保有をした事が無いので、あまり実感のこもった事は言えないのだが、新車を購入する際に長期に渡る保証期間の設定は消費者にとってウェルカム。車種選定の重要なポイントになるだろう。しかしメーカーにとっては車検と言う絶好の代替タイミングを逸する事にも繋がる訳だから、苦渋の選択だろう。まぁ本音の部分としては車検や点検で得られるアフターサービス収入の他に、三菱の販売店へ入庫(来店)するチャンスを増やし、新型車の販売増を期待しているんだろうね。他のメーカーにも同様の動きが拡がる事を期待したい。
今回同時に、「コルト」と「コルトプラス」を一部改良。燃費の向上によってエコカー減税適合車を拡充させた。「コルト」の2WD車は発電制御の導入とオルタネーターの効率アップ等により「エコカー減税(75%軽減)」に適合した。「コルト」の4WD車と「コルトプラス」の「1.5RX」グレードは、点火プラグの変更などにより10・15モード燃料消費率を0.2km/L ~0.4km/L向上。そして興味深い事に「コルトプラス」の「Very」・「Cool Very」グレードは、搭載エンジンの排気量を1.5L→1.3Lに変更。同エンジンの「コルト」同様の改良(発電制御の導入とオルタネーターの効率アップ)により、こちらも「エコカー減税(75%軽減)」に適合した。(4WD車は「エコカー減税(50%軽減)」に適合)
まぁエコカー減税の為ならナリフリ構わないっていう感じですが、コンパクトカーの中でも最古参組のコルト。今となっては「お買い得」で売るしかないだろうね。早くモデルチェンジすればよいのに....。正直、「RVR」よりもコッチのFMCが先だったと思うのだが。以前も書いた気がするが、コルトプラスの「コロンとした丸いお尻」(↓)だけはかなり好きなんだな。

Posted at 2010/06/13 20:30:44 | |
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