![[特別仕様車]限定600台 スバル・レガシィ「2.5GT tS」 [特別仕様車]限定600台 スバル・レガシィ「2.5GT tS」](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/018/571/334/18571334/p1m.jpg?ct=e2f1f4abb4e4)
スバルは「レガシィ」にSTi独自の仕様装備を施したモデル「2.5GT tS(ティーエス)」を発表。6月25日より発売する。「2.5GT tS」は、レガシィ ツーリングワゴン/B4の「2.5GT S Package」をベースに、STI が新たに提唱する「Sport,Always!(すべての時、すべての道、クルマとの対話はいつも“スポーツ”だ)」をコンセプトとして、ドライバーのスキルを問わず気持ちの良いハンドリング性能が愉しめ、また乗る人すべてが気持ち良い走りを感じられるよう、シャシー、ボディを中心に専用の仕様装備を施したSTIコンプリートカー。
改良点は多岐に渡るが、大別すると足回りのチューニングと外観及び室内のドレスアップを施している。2010年11月7日受注分までの限定600台であり、「B4」402.9万円(6MT/5AT)~「ツーリングワゴン」418.7万円(6MT/5AT)という価格は、かなりお買い得な印象を受けた。
装備内容を見ていくと、足回りは専用チューニングのビルシュタイン製サスペンションやフレキシブルタワーバー(フロント)をはじめする改良が多数。路面追従性を高めることで、しっかり感のある乗り味としなやかな乗り心地を実現したと言う。エクステリアは、STI製のフロントアンダーやリヤのスポイラーの他、18インチアルミ、スポーツマフラー、専用オーナメントなどを装備。またインテリアは、専用のアルカンターラと本革を組み合わせたスポーツシート、本革巻ステアリング、260km/hスケールのメーター、ブラックインテリアなどを装備。スポーティな走りを実現した「大人向けのスポーツモデル」にふさわしい雰囲気を演出。なお、「tS」は、これまでリリースされた「S402」等とは違い、エンジンには改良を加えずに、ハンドリング性能の向上を重視したモデルで、STIコンプリートカーの新たなシリーズとして展開して行くと説明している。
スバルのリリースするSTi系の限定車は毎回「クルマが好きな人」にとっては理想的なチューニング内容であることが多い。メーカーとして新型車を開発していく中、コスト的な制約等で諦めざるを得なかったパーツやチューニングを「特別仕様車」というスタイルで少量生産ながら実現するというスタイルは面白いと思っている。
ベース車を購入し別途「2.5GT tS」相当までチューニングする手間と追加コストを考えればお買い得。400万円を超える「レガシィ」という意味で高価に感じるかもしれないが、「アウディA4」のベースモデル「1.8 TFSI(セダン/FF)」でも435万円のプライスを掲げている事を考えればむしろ安い。レガシィ同様にAWDのモデル「2.0 TFSI quattro」になると518万円まで価格は跳ね上がる。まぁ恐らく購買層も違うだろうから意味の無い比較かもしれないが。
個人的には「限定車」故に試乗車が販売店に無く、じっくりと試乗してから検討するというプロセスを踏む事が難しい状態であるのは惜しい。先述したアウディ等と乗り比べてみたいところではある。また、改良内容や見た目はそのままに、ベース車をターボ車の「2.5GT S Package」ではなく、NAエンジンの「2.5i S Package」にも展開してくれると有り難い。

Posted at 2010/06/20 08:09:10 | |
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