トヨタはジュネーブモーターショーに、より市販化へ近づいた「FT-86II Concept」を出展した。最終的な市販バージョンは今年の12月に開催される東京モーターショーで発表されるスケジュールらしい。デザイン面ではこれが最終版にかなり近いと理解しても良いだろう。
前回の東京モーターショーに出展された「FT-86 Concept」と比較すると、ヘッドランプやバンパー・スポイラー等のデザインが変更された。個人的な好みをいえば、カッコ悪くなった。トヨタのデザインって言うのは大抵どれも同じ道を辿るのだが、市販化へ向けて開発が進むにつれ余計で無駄なラインが増えていく。普通はデザインが熟成されていく過程において、無駄なものが削ぎ落とされ緊張度が増していくものだと思うのだが....。どうしてトヨタのデザインはゴテゴテの大盛り厚化粧になってしまうのだろうか。ホント、理解に苦しむナァ。
「FT-86II Concept」のボディサイズは全長4235mm×全幅1795mm×全高1270mmでホイルベース2520mmと発表されている。既に全幅が1795mmと、日本で「コンパクト」とはお世辞にも言えないボディサイズへ肥大化されている事がガッカリポイント。(前回の「FT-86 Concept」は全幅1760mmだった)ちなみに、現行型のクラウン・ロイヤルシリーズも全幅は1795mmである。いったい、どこが「86」なんだろうか....。この雰囲気だと価格も当初言われていた200万円以下何て言うのは不可能で、250万円も突破するかもしれませんね。個人的興味はもうすっかり失われています。

↓前回の東京モーターショーで発表されたFT-86 Concept

Posted at 2011/03/06 01:14:11 | |
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