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スバルはダイハツから「ムーヴ」をOEM調達し新型「ステラ」として発売した。この話題を当ブログで取り上げるべきか暫く悩んだが、サラッと触れておく事にする。
先代の「ステラ」はスバルが生産する乗用タイプの軽自動車としては最後のモデルだった。残念ながら、2代目「ステラ」は「ムーヴ」のOEM車として発売される事になった。かつてのライバル車をOEMで調達すると言うのは現場のセールスにとっては屈辱なのではないか。
ダイハツOEM軽自動車はプレオ(ミラ)・ディアスワゴン(アトレー)・ルクラ(タント・エグゼ)に続いて4車種目。普通車「デックス」もダイハツ「クー」のOEMだから、全体では5車種も調達している事になる。更に「トレジア」はトヨタ「ラクティス」のOEM。いつの間にか、スバルはダイハツ・トヨタからのOEMモデルばかりになってしまった。ファンとしては非常に残念。
スバルが自社生産しているモデルは「レガシィ」「フォレスター」「エクシーガ」「インプレッサ」と今年度一杯で生産中止が決定している「サンバー」だけ。いずれはトヨタ・スバル共同開発のFRスポーツカーが加わる予定。
私はスバルが軽自動車の独自開発を辞めてしまった事は間違いだったと思っている。昨年度(2010.04-2011.03)の販売台数を調べてみると、モデル末期の「ステラ」が27,338台だったのに対し、プレオ(ミラ) 3654台・ディアスワゴン(アトレー) 962台・ルクラ(タント・エグゼ) 8219台とケタが足りない状況だ。当たり前の話だが、日産の様に大規模な販売力を持つ会社がスズキや三菱の軽自動車をOEMで調達してもある程度の台数を裁くだろうが、わざわざ店舗数の少ないスバルのお店でダイハツ車を買う理由が無い。ステラが「ムーヴ」のOEMになってしまった事で、スバルの軽自動車販売台数はガクッと減るだろうね。せめて、内外装はすべてスバルが独自設計したモデルをダイハツに委託生産させる位のモデルを出さないと、スバルファンは納得しないだろう。(マツダ・キャロルが一時期そういうスタイルだった)
「ステラ」は全車に、フロントスタビライザー・運転席シートリフター・チルトステアリング・フロントシートベルトショルダーアジャスターを標準装備させて来たのはスバルの良心と理解すべきだろう。「ムーヴ」の場合は「カスタム」系にしかフロントスタビライザーが装備されないのだから。
せめて「サンバー」はスバル開発したものをダイハツへ提供するような事にならないだろうか。良いものが必ずしも売れる商品とは限らない.....それにしても惜しい。

↓先代ステラの最終型「ステラカスタムR Limited」

マツダは「アクセラ（海外名：Mazda3）」の累計生産台数が2011年4月26日に300万台に達したと発表した。初代の生産開始から7年10ヵ月での達成となった。現在「アクセラ」の生産は、マツダ防府工場（山口県防府市）、長安フォードマツダ汽車有限公司の南京工場、オートアライアンス（タイ）の3工場で実施され、約90の国と地域で販売されているグローバルカー。むしろ日本よりも海外での存在感が圧倒的に強いクルマだ。記念すべき300万台目の車両は、マツダ防府工場で生産された日本市場向けのMZR-2.0L i-stop車の5ドアハッチバックだった。
初代アクセラは2003年10月に、それまでの主力車種「ファミリア」の後継として誕生。「アクセラ」はマツダの予想を超えるヒットモデルとなり、2006年8月末時点で100万台を突破。生産開始以来、3年2ヵ月での達成はマツダ車として過去最短記録となった。その後も順調にセールスを伸ばし、累計生産200万台は2008年10月末で達成(5年4ヵ月での達成)。そして今回の300万台突破は、生産開始から7年10ヵ月での達成となった。2代目にバトンタッチしても順調にセールスが続いている証拠だろう。日本ではハイブリッドモデルの影に埋もれている印象が有るが、手抜きのトヨタ車では絶対に味わえない「走りの良さ」を実感出来るモデルである。是非、今後もセールスを伸ばして欲しい。
「アクセラ」は今年度中にマイナーチェンジを予定している。(写真左上)既に北米仕様のデザインなどは公開済み。当然「スカイアクティブ」を搭載する予定だ。次期愛車候補の1つとして楽しみにしている。私は先代のスッキリしたデザインの方が好みだったなぁ。

◎試乗インプレッション◎マツダ・アクセラスポーツ 20S ロングテスト!!