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トヨタは米国ペブルビーチ(カリフォルニア州)で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」にて、フルモデルチェンジされる次期「GS350」をワールドプレミアした。
デザイン面では、CT200hからスタートした逆台形のアッパーグリルとブレーキ冷却ダクトを取り込んだハの字に開いたロアグリルを組み合わせ、一体化した「スピンドルグリル」を採用。今後のレクサスフェイスの方向性を示唆しており、今後レクサスの各モデルはこの「スピンドルグリル」を採用していくらしい。
今回は「GS」シリーズのベースとなる「GS350」のみの発表だが、「GS」シリーズにはハイブリッドモデルとスポーツバージョンとなる「F SPORT」が設定される事も合わせて発表されている。日本での発売は2012年初頭を予定している。
日本では「アリスト」から続く「GS」シリーズだが、人気はイマイチ。やはりレクサスの中で「IS」と「LS」に挟まれる事や、不動の伝統を誇る「クラウン」の存在もあり「GS」の立ち位置が明確ではない気がする。新型「GS」のデザインも「スピンドルグリル」の採用が目新しいが、ボディ全体は退屈な保守的デザインの中で、チグハグと言うか消化不良の感が否めない。トヨタ自身も「GS」のポジショニングに悩んでいるのだろうか。メルセデス「Eクラス」とBMW「5シリーズ」の2強が君臨する市場で後発が存在感を発揮するのは並大抵ではない。アウディ「A6」にも言える事だと思うが。トヨタは「ハイブリッド」を差別化ポイントに置きたいのだろうが、今となっては珍しくも無いし....。
さて、個人的に「GS」は現行モデルの中古車に注目している。新車時「IS」よりも明確に高価なクルマだが、中古車市場では「GS」と「IS」は同等の価格で買えてしまう。新車を購入した方には申し訳ないが、「GS」の中古はお買い得なクルマである。トヨタデザインの限界で妙に細長く見えてしまうのが惜しいところではあるが、最近流行の強そうに見せるゴテゴテした装飾が少ないことは「GS」の長所だと思う。旧モデルになった「GS」を安価で購入しサラッと乗り回すのも面白いかもしれないね。

↓現行型。細長く見えてしまうデザインが惜しいが、嫌味がなく飽きが来ないクルマとも言える。

Posted at 2011/08/20 02:18:44 | |
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