![[フルモデルチェンジ]北米版のトヨタ・カムリ 酷いデザインだな.... [フルモデルチェンジ]北米版のトヨタ・カムリ 酷いデザインだな....](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/023/602/127/23602127/p1m.jpg?ct=be01a60761f1)
トヨタは北米で「カムリ」をフルモデルチェンジした。日本ではマイナーな存在のカムリだが、北米では9年連続で米国乗用車ベストセラーカーに輝いている。言うなれば、アメ車以上にアメ車な日本車。あちらへ行くとカムリは本当に良く走っているし、実用車として活躍している。
新型「カムリ」はパワートレーンに2.5L直列4気筒エンジンと3.5L V型6気筒エンジン。そして2.5L直列4気筒エンジンを採用したハイブリッドシステムの3種類を用意。旧モデルと比較し、すべてのモデルで燃費を改善した。特にハイブリッドシステム搭載車の燃費は旧モデルと比べ30%以上向上している。間もなく発表される日本仕様はハイブリッド専用車となる。
カムリは、1983年に米国で発売開始以来、品質・信頼性と快適な乗り心地で高い評価を受け、ホンダ・アコードと並び、北米ではミディアムセダンのベストセラーの地位を確立しており、全世界の販売累計(2010年末)は1,400万台を越えている。それだけに、失敗の許されない車だと思うのだが....。
どうしてこんなにもカッコ悪いし、旧モデルと比較してコストダウンの跡が目立ついい加減なデザインで承認されてしまったのだろうか。 残念というよりは不思議。
先日ハワイを訪れた際にも、ヒュンダイの最新モデルが結構良く走っていた。日本人としては、クルマの仕上がりやクオリティの面で一日の長があると信じたいところであるが、デザイン面では正直言ってトヨタ・ホンダは惨敗している。デザインの新しさや力強さを感じさせるのはヒュンダイのほうであった。カムリもアコードやフォード・トーラスと販売合戦を展開したのは過去の話。これからはヒュンダイ・ソナタと比較される時代である。新型「カムリ」からは強烈なライバルに対する覚悟のようなものが一切感じられない。円高に苦しんでいることは承知の上だが、コストを削ってクルマの品質や魅力まで失われてしまっては意味が無い。魅力ある製品を適切な価格で売ってこその利益だろう。もはやトヨタにそれが出来ぬというのであれば、かつて日本車にシェアを奪われたアメ車のように、韓国車にシェアを奪われるしかない。新型カムリを見ていると市場や顧客のニーズを無視し、トヨタ内部の都合しか気にしていない社風が垣間見れる。

↓先代カムリ。デザイン的には先代の方が洗練されていると思うが。

↓ヒュンダイ・ソナタ カムリのデザインとどっちが魅力的で勢いがあるだろうか。

Posted at 2011/08/25 00:34:04 | |
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