![[フルモデルチェンジ]4代目になったホンダ・CR-V たぶん売れないな。 [フルモデルチェンジ]4代目になったホンダ・CR-V たぶん売れないな。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/024/780/665/24780665/p1m.jpg?ct=3826a617acde)
ホンダは1995年の初代発売以来、ワールドワイドでヒットモデルとなっている「CR-V」をフルモデルチェンジした。4代目となる新型「CR-V」は、時代の要求により空力に優れたボディや燃費性能の向上に加え、居住空間や荷室を拡大した。日本仕様はラインナップをシンプルに整理した。4WDは2.4Lで2WDは2.0Lに固定し、グレードはそれぞれ1つのみ。日本での売れ行きを見れば仕方がないだろう。
「CR-V」は日本で初代こそ大ヒットしたが、それ以降のセールスはイマイチなクルマ。しかし、北米や欧州では手頃なSUVとして大ヒットしており、ホンダの稼ぎ頭である。「CR-V」の世界累計販売台数は、2011年9月末で500万台を突破している。そういう意味では気合の入ったモデルチェンジなんだろうが、そういう気迫を感じさせないのが心配なところ。最近ホンダは屋台骨のシビックやアコードが失敗続き。おそらく、新型「CR-V」の国内セールスは相変わらずの低空飛行だろうね。
メカニズム的には特筆すべきポイントは無く、今時普通の乗用車である。ボディサイズはほぼ先代のサイズをキープ。全長4535mm全幅1820mm全高1685mmホイルベース2620mmで車重は1460kg(2WD)/1540kg(4WD)である。ミッションは2.0L(FF)がCVTで、2.4L(4WD)が5AT。気になる価格は248万円(2WD)~275万円(4WD)である。
正直言って、退屈なクルマだな。スバル・フォレスターや日産エクストレイルを凌ぐ部分が何一つ感じられず、新型「CR-V」の長所と言うか、購入動機になるポイントが見当たらない。そして価格も安くない。最近のホンダは病気なんじゃないだろうか。少なくとも、スタイリングについては先代のほうが良かったと思うが。目的を見失ったフルモデルチェンジという印象である。
おそらく、新型「CR-V」は国内では売れないとホンダも判っているのだろう。それはメーカーOPの設定からも伺える。新型「CR-V」に用意されたメーカーOPは2通りしかない。1つはカーナビのみ(+35万円)。もうひとつはカーナビに加え本革シート・サンルーフ・サイド+カーテンエアバッグの全部入りセット(+77万円)。恐ろしくもこの2通りしかオーダーする事が出来ない。サイド+カーテンエアバッグが欲しければ+77万円も請求されてしまうという狂乱ぶりに唖然としている。もう「CR-V」は国内での販売を止めて良いのではないか。あまりにもやる気の無いモデル設定に憤りを感じている。

↓先代の「CR-V」。こっちの方がスタイリングは良かったと思う。

Posted at 2011/12/10 18:57:14 | |
トラックバック(0) |
クルマ | クルマ