![[フルモデルチェンジ]レクサス・GS 450h / 350 / 250 [フルモデルチェンジ]レクサス・GS 450h / 350 / 250](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/025/302/304/25302304/p1m.jpg?ct=8062290b5855)
トヨタは「GS」シリーズをフルモデルチェンジした。詳しく言うならば、GS450h/GS350をフルモデルチェンジするとともに、パワートレーンのダウンサイジング化を図ったGS250を新設定した。
新型「GS」の特徴は次世代のLEXUSフェイスを象徴する「スピンドルグリル」を採用した。以前のレクサスならば、嫌われない事を最優先に薄味のデザインテーマだった様にも感じるが、新型「GS」のフェイスは嫌いな人が出ることも厭わない姿勢を感じるもの。ただ、個人的には力強いフロントフェイスに対し、後姿は従来のトヨタ的デザインセンスに留まったかな。やはり目を惹くクルマこそ、追い越し際の後姿にインパクトと言うか、余韻を感じさせて欲しいものだ。
また、新型「GS」はプラットホームを一新。いよいよマークXやクラウンと決別し、LEXUS専用のプラットフォームを与えられる事となった。ベースモデルでも510万円~の新型「GS」と、200万円台ソコソコのマークXが同じプラットホームでの作り分けでは性能面でも、マインド面でも納得の良く仕上がりとはならないだろう。高級車には数値だけではない風格やメッセージが求められる。ただ、残念な事にパワーユニットは相変わらずマークXやクラウンと同型式を搭載する。そろそろエンジンのトヨタ/レクサス共用も終わりにすべきではないだろうか。そこに踏み切れないのがトヨタの悪い癖。
ベースモデル2.5Lの「GS250」が510万円。3.5Lの「GS350」が+70万円で580万円。AWDは2.5Lに設定が無く3.5Lのみ。ハイブリッドの「GS450h」は700万円~となる。まぁ私の価値観では「GS250」に+190万円も払って「GS450h」を買う意義を見出せない。ただ、このクラスを買う人は「一番高いグレードを持って来い」とか「2.5Lなんて恥ずかしい...」って言うのかな。噂の2.5L(4気筒)のハイブリッド(GS300h??)が出た時の反応が楽しみでもある。どうせ上には「LS」があるんだし、サラッと「GS250」を乗るのがスマートに感じるけどな。「IS」はチト古臭くなっているので今更新車で買うのもナンですし。非現実的な話題であるが、私がトヨタ製セダンに乗らざるを得ない事態が発生した場合、先代「ゼロクラウン(しかもロイヤルサルーンの3.0L)」を選ぶだろう。今なら中古車の価格も随分とこなれているし。次点は先代「GS350」かな。これも装備内容の割には価格もこなれている。まぁいずれも新車では絶対に買わないけどね。トヨタ車は中古こそ最大の旨味と思う。
新型「GS」はモーターショーや事前の内覧会等で数回触れているが、インテリアはこれまでのレクサス調からいよいよ脱却した感あり。ゴテゴテとスイッチを多く並べていた従来モデルに比べ、大きな12.3インチのワイドモニターが目立つものの、全体的にはシックな作り。過去のレクサス車の中では一番しっくり来る様に思う。数年後に価格のこなれた認定中古車が出回る頃が楽しみな一台。
月販目標台数は600台(国内)。モデルが古くなっている「IS」「LS」の分までカバー出来るかどうか。近いうちに新型「GS」をテストしてみたいと思う。

↓先代の「GS」個人的に嫌味の無いセダンとして嫌いではない。

Posted at 2012/01/29 21:53:13 | |
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