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2012年02月16日 イイね!

[ニューモデル]マツダ・CX-5 "フルSKYACTIV" ディーゼルも普及期へ

[ニューモデル]マツダ・CX-5 "フルSKYACTIV" ディーゼルも普及期へマツダは新型クロスオーバーSUV「マツダCX-5」を発売する。世界中で成長を続けているクロスオーバーSUV市場に投入するマツダのグローバル戦略車であり、国内での月間販売台数は1,000台を計画している。
「CX-5」はナンと言っても、「SKYACTIV技術」をガソリンエンジン・ディーゼルエンジン・トランスミッション・ボディ・シャシーのすべてに採用した初の「フルSKYACTIV」モデル。上質で気持ちのいい走りと、優れた燃費性能を両立させたと言う。ここまで全身に新しい技術を満載にして登場するクルマも珍しい。まさにマツダ渾身の作と言って良いだろう。クルマ好きならずとも、「CX-5」は注目に値すると思う。
既に「CX-5」はクリーンディーゼルエンジンの搭載車ということで注目を集めているが、ガソリンエンジンも新開発の「SKYACTIV-G 2.0」を搭載する。デミオやアクセラでは本領を発揮する事が出来なかったが、「CX-5」ではいよいよ限定解除。日本仕様ではレギュラーガソリンを使用する関係上、圧縮比は13.0になるが、4-2-1排気システムを初採用するなど見所は多い。155ps/6000rpm 20.0kg-m/4000rpmを発揮し、JC08モード値で16.0km/L(2WD)を叩き出す。これは1450kg前後という重量級のボディを引っ張るのだと思えば素晴らしい数値だ。「CX-5」のガソリン車を選ぶならば、リーズナブルな2WDモデルを選ぶのがクレバーかもしれない。一番ベーシックな「20C」は何と205万円(税込)。スチールホイールがチープな印象を与えるが、実は装備レベルが高く、安全装備にも手抜かりなし。ボディ色にも制限が無いため、これを積極的に選んでも良いのではないか。むしろ、アクセラが売れなくなるのではないかと心配になる。
クリーンディーゼルエンジンについては、新開発の「SKYACTIV-D 2.2」を搭載する。水冷直列4気筒のDOHC16バルブ直噴ターボで、圧縮比は14.0。ディーゼルエンジンとしては異例の低さである。出力は175ps/4500rpm 42.8kg-m/2000rpmを発揮するモンスターエンジン。マツダは「4.0L V8ガソリンエンジン車並み」の走りと説明している。それでいて燃費はJC08モード値で18.6km/L(2WD)。当然ながら燃料もガソリンに比べて軽く10円/L以上は安い軽油を使う訳で、欧州の人達がディーゼルを支持するのも当然と言う所だろうか。私は北海道人なので、昔は日産ローレルやセドリックの他、トヨタ・クラウン・マークII等にもディーゼルエンジンが設定され、長距離を走行する環境の北海道ではかなりのシェアを占めていた事を記憶している。しかし黒煙を盛大に吐いていたし、パワーもガソリン車に比べ見劣りした。最新のクリーンディーゼルは分厚いトルクも含め、長距離を走るドライバーには絶好の選択肢になるだろう。難点は、ガソリン車に比べ車両本体価格が高い事。「CX-5」はこの点についても、普及価格帯とすべく頑張ったと思うが、それでもXD(2WD)が258万円~である。パワー特性を無視し、コストパフォーマンスのみで語るならば、相当の距離を走らない限り、価格差は埋められないだろう。それでも、私が「CX-5」を買うと仮定すれば、クリーンディーゼル車を選ぶだろう。ガソリンエンジンの2倍を超える42.8kg-m/2000rpmのトルクを体験したいからネ。いよいよクリーンディーゼル車が日本国内でも普及期に入りそうな気配を感じ、アンチハイブリッド派としては大変喜ばしい限りである。次期「アテンザ」等にも出し惜しみせず、このエンジンをバンバン設定して欲しいものだ。
エンジンの話題だけでも色々と語れてしまう「CX-5」であるが、このクルマはそれ以外にも見所が多い。個人的に絶賛したいところは、安全装備の充実。205万円のベースモデルも含め、全車にDSC(横滑り防止装置)とSRSサイド+カーテンエアバッグも標準装備された。当然の様に5名分のヘッドレストと3点式シートベルトも全車に装備される。その他、不恰好なキノコミラーを排除するため、全車にサイド+バックモニターカメラが装備される。カーナビの装着有無に関わらず、ルームミラーに組み込まれた液晶モニターへ表示されるがナイス。トヨタ・ホンダならボッタクリ的に高価なカーナビと抱き合わせでしかバックモニターが装着出来ない車が多い。既にスマホでカーナビなんぞ代用が効く時代。こういう取り組みはもっと評価されても良いと思う。
「CX-5」は先進のパワートレーンと快適・安全装備を手抜かり無く奢った。しかし価格はリーズナブル。昨今稀に見るお買い得車だと思う。正直、「SKYACTIV-D 2.2」を搭載する「XD」(2WD)が258万円ならば、VWゴルフだって安泰ではない。あちらはベースモデルの「TSI Trendline BlueMotion Technology」が264万円である。「CX-5」は私の次期愛車候補としても検討すべき一角となるだろう。ただ、私は4WDを選択するだろうけどね。 それにしても、惜しいのは日本仕様に6MTが設定されなかった事。折角、「SKYACTIV-MT」を開発したにも関わらず、アクセラに続いてCX-5でも国内投入は見送られた。広島で生産され、海外へは供給されているのだから、多少割高の価格設定でも6MTを設定して欲しかった。今後の追加に期待したい。




Posted at 2012/02/16 23:29:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
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クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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