![[試乗インプレッション(プチ)]トヨタ・カローラフィールダー(5MT) [試乗インプレッション(プチ)]トヨタ・カローラフィールダー(5MT)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/026/728/004/26728004/p1m.jpg?ct=07884247fc94)
コペンの納車を挟んでしまい、すっかり温めてしまったが新型カローラのプチ試乗記を。お台場のメガウェブへ行ったのはハチロクへ乗るためではなく、新型カローラのMT車がお目当て。なかなかMT車をあのコースで乗れる事も珍しい。少なくとも、私は初めての経験。まぁカローラにとって売れ筋になる筈の1.5L/CVT車が遅れて生産開始になるという珍事のお陰でもあるのだろうが。
それにしても、新型カローラのスタイリングは「中庸」と言うべきか、カッコイイとは全然思えないのがむしろ凄い。もう少しスタイリッシュ方向へ欲を出しても良さそうなものだが、頑なに無難路線。このアタリの匙加減はトヨタらしいところか。まぁハチロクもそうだが、トヨタが考えるスポーティなデザインは飽きが早い。そういう意味で、当初からスタイリングに刺激が無い分、飽きずに乗れるのかもしれない。まぁカローラを「カッコイイから買う」って言うのも違和感があるのだが。
さて、運転席のシートに収まると全てが「必要なだけ」「有るべき場所」にレイアウトされている事に感心する。どれを取っても余計なモノが無く、吟味されている。現代のベーシックカーとしては理想的なコックピットかもしれない。質感についてはソフトパッドを奢っていた先代に比べ、全てカチコチのプラスチックで構成される新型は明らかにコストダウンの傾向だろうが、デザインは新型のほうが練られている。個人的には先代の「やる気の無い」インテリアデザインは嫌いだった。
気になる5MTミッションは正に「普通のマニュアルミッション」と言って良い。格別ショートストロークでカチカチと決まるスポーティ感など無いが、変にヌメッとした感触でもなく神経を逆なでるポイントが無い。それはクラッチにも共通しており、比較的半クラッチの領域も広く、踏力も適切であっという間に「何も考えずに」走れてしまう代物。今の時代、こういうミッションはむしろ貴重かもね。まぁ海外向けモデルでは普通に量産されているから当然なのだろうが。初心者の練習用にも最適だし、久しぶりにMT車を駆るヒトにもオススメできる。少なくとも6ATのハチロクより、5MTのカローラを駆るほうが面白いと思った。走りの楽しさにも色々な尺度があるだろうが、クルマとの一体感や操縦している実感・フィーリングという意味で、MT車は理屈ぬきで面白い。やはり趣味性を追求すればMT車になるんだろう。まぁそんな人は極めて少数派なのは自認。
車内はお世辞にも静粛性が高いとは思わなかった。結構しっかりとエンジン音が侵入してくる。私はこれを歓迎するし、不気味に静粛なクルマは嫌いなのだが、世間的にはもうワンランクの静粛性向上を求められるかもしれない。
正直、足回りやブレーキを語るコースではなく、あくまで参考データだが、5ナンバーサイズのファミリーカーとしてはシャキッとしたフィーリングが良かった。トヨタ車=ペナペナとだらしないアシというイメージは過去のものになりつつあるのかも。この辺はじっくりと長距離を走ってテストしてみたい。
結論になるが、新型カローラは低価格で安全装備も充実し、MT車もキッチリとラインナップしている。そういう意味で、いつになく興味が湧いている。将来乗ってみても良いかな....とすら思う。こういうクルマがどんどん増えていけば、日本のメーカーも捨てたもんじゃないな...と思うのだが。しかし、カローラに続く「オーリス」はどうやら私の好みではなさそうなのが残念。

Posted at 2012/06/06 23:50:40 | |
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