![[MTモデルを通常グレード設定]フィアット「500S」 ツインエア+5MT!! [MTモデルを通常グレード設定]フィアット「500S」 ツインエア+5MT!!](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/029/795/410/29795410/p1m.jpg?ct=2a6c2f78bfc8)
フィアットは2気筒エンジン「ツインエア」にマニュアルトランスミッションを組み合わせた「500S」(チンクエチェント エス)を「500」のラインアップに追加する。
2011年に登場した「500 TwinAir」は、マルチエア技術を採用した2気筒0.9Lの小排気量エンジンに、インタークーラー付ターボを組み合わせることで、エンジン効率を向上させた個性豊かなパワーユニットである。0.9Lと言う小さな排気量からは想像が出来ないパワーと、独特のビート感は無味乾燥的なフィーリングに徹する日本車との大きな違い。これを低級な振動やノイズと感じるか、クルマの個性や味と感じるか。もちろん、後者と感じる者にとってはとても面白い車である。
個人的にも、2気筒「ツインエア」エンジンとMTの組み合わせはとても魅力的である。昨年の7月に限定車として「500 SPORT PLUS」(250台限定)が試験的に投入されたが、ほぼ1ヶ月で完売となった。もちろん試乗することも叶わなかった。この完売を受けて、ようやくツインエア+MTモデルが通常グレードとして導入されることとなった。これは嬉しいニュースである。
新設定された「500S」は、エクステリアにリアルーフスポイラーや500S専用フロント/リアバンパー、500S専用デザインの15インチアルミホイルを装着。また、インテリアにはブラック基調のスポーツシートやスポーツステアリングなどを採用し、ベースモデルとは随分と印象を変えてきた。個人的には、これらの演出を施さない「素」の5MTモデルも設定して欲しいところだが、そんな贅沢を言えるような市場環境ではない。
価格は225万円。このクルマが気になる方にとって、決して高価な価格帯ではないだろう。ホンダ「N ONE」にもこんなMTのスポーツモデルがあれば面白いのに。
「500S」には是非試乗してみたい。もちろん、次期愛車の候補としてかなり有力なポジションを占めるだろうね。

Posted at 2013/04/21 18:50:22 | |
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フィアット500c | クルマ