![[マイナーチェンジ]ダイハツ・ミライース 33.4km/Lの執念とスマアシ。 [マイナーチェンジ]ダイハツ・ミライース 33.4km/Lの執念とスマアシ。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/030/913/596/30913596/p1m.jpg?ct=0317bb8a0811)
ダイハツ・ミライースがマイナーチェンジした。同時にOEM供給しているスバル・プレオプラスとトヨタ・ピクシスエポックも同時にマイナーチェンジを実施した。まぁこの3車種はバッヂ以外の差異は無く、同じクルマと理解して良いだろう。好きな店で買えば良いという事か。私ならば、スバルで買うだろうね。トールワゴン系に比べるとリセールが弱いジャンルなだけに、乗りつぶし派はアフターのしっかりしたお店(もしくは担当者)から買うべき。その点でダイハツはイマイチ信頼が置けない。(あくまで私の経験した限りでは...)
今回のマイナーチェンジで世間一般の注目ポイントは燃費の向上だろうが、あまり興味が無い。スズキのアルトエコを0.4km/Lだけ上回った(JC08モード値)事で、再びガソリン車No.1に返り咲いた。たとえ短期間であっても、一番であると言う事は意味があるのだろう。クルマを選ぶ際に「一番燃費が良いクルマ」を欲する人が相当数存在する事は間違いない。まぁ燃費はソコソコに良ければ、あとは乗って楽しいクルマの方が末永く楽しめると思うが、なかなか理解されないところではある。街中で見かけたミライースに乗る方の大半は年間数千kmしか走らないご近所ユーザーだろうと推察している。ならば、燃費にリッター数百mの違いを追求する事にどれだけの意味があるだろうか。毎日通勤で往復100km以上走る方で、会社から支給される通勤費(燃料代)が定額の場合には真剣に考えるだろうけどね。
さて。今回のマイナーチェンジにおいて、私が注目しているのは以下の3点。「フロントのフェイスリフト」「スマートアシストの採用」「ボディ色にシャイニングレッドを追加」である。
フロントマスクを変えた要因は、スマートアシストのレーザレーダーを設置する場所の確保がトリガーであったと思うが、結果として締まりの無いフェイスが随分と見違えた様に感じる。まぁ好みもあるだろうが。「スマートアシスト」に関して言えば、完全な「アルトエコ」対策と言えそうだ。ムーヴで好評の「スマートアシスト」(衝突回避支援装置+VSC等)を低価格が売りの「ミライース」にも設定した事はニュースだろう。一番廉価なモデルはL"SA"の94万円。「スマートアシスト」がアンダー100万円でも提供された。下駄代わりに低価格な軽自動車を買うならば、このL"SA"はお買い得だろう。ただ、一点残念な事はムーヴはマイナーチェンジを機に省かれていたスタビライザーを前後(4WDはフロントのみ)に標準装着したが、ミライースは全車で省かれたままだ。コストとのせめぎ合いだろうが、アルトを引き離すのならば、地味ながら装着して欲しかったところだ。
最後に「ボディ色へシャイニングレッド」の追加。これは驚いた。最近のダイハツ車は退屈でハッキリしないモヤモヤしたボディ色が多かったから、コペンにも使われたシャイニングレッドは異彩を放つだろう。もちろん、私が買うならこの色だろうね。コペンと同色で並べてみるのも悪くないか....。
軽自動車の世界は熾烈な競争が展開されており、恐らくミライースの33.4km/Lも数ヶ月後には何処かのクルマに抜き返されるのだろう。やはりスズキがアルトエコで再び挑戦するのか。それとも、より軽量な専用車種を仕立ててくるのか。ホンダは次期ライフに改良型のエンジンを投入すると言う噂もある。ホント、最近の軽自動車は面白いと思う。
*写真は一番マイナーだと思われるトヨタ・ピクシスエポックで揃えてみました。

↓改良前のミライース。

Posted at 2013/08/19 22:34:10 | |
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