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2014年01月12日 イイね!

[試乗インプレッション]トヨタ・カローラ・フィールダー (4WD/4AT) 13年落ち。

[試乗インプレッション]トヨタ・カローラ・フィールダー (4WD/4AT)  13年落ち。先日、初めてレンタカー業界の「LCC」とも言うべき「中古車レンタカー」を利用してみたので、軽くインプレッションを。新千歳空港をターゲットに営業する「クイックレンタカー」さんを利用した。新千歳空港からの往復送迎もコミコミの状態で、24時間・2000円(キャンペーン価格)と言う激安価格。これに免責補償オプション(1000円/24時間)を加えても3000円でOK。今回、旅の相棒として割り当てられたのは「カローラ・フィールダー」の初代かつ初期モデル。あまり詳細な確認はしなかったが、後席のヘッドレストが2つだったので、2000~2001年のモデルと判断した。グレードは(恐らく)1.5LのX"Gエディション"の4WD/4AT。しかし、一部仕様がカタログと違うので特別仕様車かもしれない。13年落ちと言う年式だけでなく、走行距離は15.2万キロを超えており、軽く驚いた。折しも、大寒波が北海道へ到来しており千歳市は気温マイナス13度の酷寒状態でレンタカーを借りたので、細かい仕様の調査はともかく、無事に目的地へ到着するのだろうかと不安を感じながらのスタートとなった。
ご老体の「カローラ・フィールダー」はドアの建て付けやインテリアの各部で異音がしていたりと年式相応のヤレは感じられるものの、走行に支障をきたす様な不具合は一切なく、鼻毛も凍る北の大地を悠々と走り続けた。トヨタ車の信頼性が遺憾なく発揮されているのだろう。海外へ渡ったカローラはもっと過酷な環境でガンガン使い込まれているのだろうし。最新のCVT車と較べてしまうと、4ATと組み合わされるパワートレーンはフリクションが大きく感じる。アクセルを放した時の空走感が弱く、年式を感じてしまった。しかし、その日の環境はそんな細かいことよりも、圧雪路でもガンガン前へ進んでくれるフルタイム4WDが非常に頼もしく感じた。旅の目的が家族や仲間との旅行なら、「中古車レンタカー」では味気ないかもしれないが、男性一人乗車で黙々と目的地へ移動する様な用途ではアリかもしれないね。ただし、欠点もある。一泊二日で新千歳と札幌市内の往復で約100kmを走り、給油量は12.3L。燃費は8.1km/Lと最近の基準では「かなり悪い」と言う水準に留まった。悪天候や札幌市内の渋滞など恵まれた環境ではなかったにしても、長距離を走る場合は燃料費を考慮してレンタカーを選択する必要がありそうだ。
雑食系のクルマ好きとしては、こういうオンボロの古いクルマと向き合うのも嫌いではなく、それなりに楽しんで走らせていた。世界の大衆車カローラの実力を試すには、むしろこの状態になってからこそがカローラの本領発揮であり、輝いていたのかもしれないね。また機会を見つけてトライしてみたいと思う。
Posted at 2014/01/12 22:48:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2014年01月12日 イイね!

[試乗インプレッション]スズキ・ハスラー X (FF/CVT) 軽快なSUV

[試乗インプレッション]スズキ・ハスラー X (FF/CVT) 軽快なSUV 話題のスズキ「ハスラー」に早速試乗してきた。グレードはトップグレードの"X"(NA/FF/CVT/2トーン)で価格は141.1万円である。私の希望は、ターボの4WDだったのだが贅沢は言うまい。ボディ色はサマーブルーメタリックにホワイト2トーンルーフ仕様。個人的には一番ハスラーに似合う色だと思う。東京モーターショーでハスラーの実車と初対面をした際に「これは売れそうだ」と直感していたが、今回のテストを経てそれは確信に変わった。税金や保険が安いから...燃費が良いから...ではなく、単純に「ハスラーが欲しい」と指名で選ばれる軽自動車になりそうだ。これまでの軽自動車では購入を躊躇していたダウンサイザー予備軍をガッチリと獲得する事だろう。実際、ハスラーの受注はかなりハイペースの様で、既に年度内の納車は厳しくなっているとか。特に、ターボエンジン+2トーンルーフ仕様車は元々生産量が限られていたのに対し、初期受注ではかなりのウエイトを占めているお陰で奪い合いになっているらしい。スズキの販売店では新年の初売りセールから「ハスラー」目当ての来店客が殺到し、珍しく(?)店内がごった返したとか。やはり、商品に魅力があればおのずと客はやって来ると言うことだろう。まぁ私もその一人。発売直後にいてもたっても居られず、スズキへ出かけてしまった。
「ハスラー」の試乗は順番待ちが発生する状態だったから、コースは20分程度の市街地オンリー。スタイリングは一見してファニーでもあるが、SUVが得意なスズキらしく、軽自動車の領域を超えた逞しさも「ハスラー」の魅力だが、意外なことに車重はワゴンRと大差のない800kg(テスト車)に留まるから、走り出しから爽やかで軽快な加速に驚かされる。もちろん、スズキ自慢の「エネチャージ」によって、加速時の発電負荷が軽減されることも大きな要因だろう。車重が約1トンに達するジムニーでNAエンジンの設定は困難だったと思う。「ハスラー」はSUVである事の負い目を感じるシーンは少なく、見た目が気に入れば普段使いの相棒として買って後悔することは無い。その点がジムニーとは大きく違うところだろう。
ただし、軽量・低燃費化を追求するあまり、燃料タンクの容量をワゴンRと同等の27Lにしたことや、SRSサイド・カーテンエアバッグの設定を省いていることは残念。「ハスラー」はファーストカーとしても多数選ばれるクルマになるだろうから、もう少し航続距離や安全装備には気を配るべきだった。
毎度思うが、スズキのエンジンは決して静かではないが、回転フィールは爽快で結構好みである。以前のK6A型エンジンの方がフィーリングやサウンド面では一枚上手だった様に思うが、最新のR06A型エンジンも改良が進んだのか、MRワゴンに搭載された初期型に比べて随分と良くなった。副変速機構付きCVTも熟成が進んでいるようで、嫌なラバーバンドフィールや段付き感(副変速機)はかなり影を潜めた。
足回りの味付けも、ワゴンRのスティングレー系に準じた(?)様な印象で、少々固めと言っても良い。もう少しフワフワした味付けを勝手に想像していたが、結構引き締まった印象だった。これなら長距離も楽にこなせそうだ。シートは短時間でネガを感じなかったものの、本当の実力は2~300km程度走り込んでみないと判らない部分。「ハスラー」はフルフラット等、色々なシートアレンジを売りにするが、肝心のシート本来の出来栄えについて大いに気になるところだ。
ステアリングも軽過ぎず適度な手応えとしっとりしたフィーリングが印象的で、電動特有の曖昧なフィール(不感症)を感じなかった。まぁ既に油圧だ電動だと論じる時代は終わったのだろう。正直、市街地をクルクルと走り回る分において、エンジンはNAで全く不足ない。これにターボエンジンを乗せたら相当良く走るだろうね。次回は是非、ターボ+4WDに乗ってみたい。惜しいのは、ターボ+MTの設定がない事と、独立したタコメーターが与えられなかったことか。まぁ無い物ねだりばかりしていても仕方がないが。(タコメーターは液晶ディスプレイ内で表示可能)
私の周囲でもハスラーの評価は様々なようで、未だ軽自動車を毛嫌いする人も多数いる。まぁそれは各人の価値観だから一向に構わないのだが、私の見解としてグローバル化(脱ガラパゴス)の妄想にかられ、母国である日本市場の特性をバッサリと切り捨て、安易に台数の出る巨大市場(北米や中国)に媚を売った退屈なクルマをご所望なら問題ないが、グローバルカーの分野において、VWゴルフ・ポロの様に、何処の市場でも高評価される「傑作・鉄板」の選択肢が存在し、日本でもコレを買っておけばまず間違いないのは事実。逆に、ゴルフやポロに挑もうともしない中途半端なグローバルカーなんて何の魅力も感じない。そもそも母国ですら評価されないクルマを海外で売る事に違和感すらある。日本人の生活スタイルに密着し、最新の嗜好を素早く・色濃く反映しており、各社が開発にしのぎを削っているのが今の軽自動車である。だからこそ軽自動車は面白く・私の興味をそそるのである。
自分達が思っている以上に、クルマだけでお手軽に見栄を張れた時代はとっくに終わっている。世代や地域によって違うかも知れないが、以前に比べ他人がどんなクルマを所有しているかなんて、気にしなくなったのでは無いか。カビの生えた価値観(ステータス)から開放されてみると、案外「ハスラー」の様なクルマが今後面白い選択肢になりそうな気がしている。
個人的に、ハスラーはこれが「初期モデル」であり、完成形ではないと思う。これからもどんどん進化・熟成しつつ、派生モデルが増えていくことに期待している。「ハスラー・ワークス」の登場も勝手に期待しておきたい。「ハスラー」の登場を契機に、ダイハツ・ホンダからも近い将来に競合車が出て来る様な気もするだけに、このジャンルは当面要注目である。



Posted at 2014/01/12 21:25:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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