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2014年10月25日 イイね!

[フルモデルチェンジ]スバル・レガシィ 6代目はアウトバックとB4のみ。

[フルモデルチェンジ]スバル・レガシィ 6代目はアウトバックとB4のみ。スバルは「レガシィ」をフルモデルチェンジし6代目へ移行した。初代「レガシィ」は1989年に登場しているから、「レガシィ」も25周年を迎える。当時私は中学生だったが、今でも初代「レガシィ」の登場は鮮明に記憶している。興味の対象は「ギャランVR-4」のライバルとして登場したセダンの「RS」であったが、それまでのスバル車に対するイメージを塗り替える様な傑作であった。ツーリングワゴンブームの火付け役且つ主役であり、北海道の降雪地では「レオーネ」の時代から続くAWDによる抜群の走行性能を誇ることから、「レガシィ」は憧れの対象であり、安心・安全の代名詞でもあった。雪道で聞こえてくるボクサーサウンドは不思議なくらいに頼もしく、心地良いものであった。
私の周囲には「レガシィ」をこよなく愛するファンが多数存在し、彼らは「レガシィ」を乗り継ぐことを誇りとしていた。それ故、私自身が「レガシィ」を愛車にする事が無かったのかもしれない。しかし、そんな信者とも言うべき「レガシィ」のファンが激減するきっかけとなったのは先代(5代目)の登場だろう。日本国内よりも、販売ボリュームの多い北米や中国市場の嗜好を重視する開発姿勢がいよいよ鮮明になった。特に大味なフロントフェイスは最後まで馴染めなかったし、スバルは頑として修正をしなかった。北米では期待以上にヒットしていたからだろう。結果として、スバルは「レヴォーグ」を日本市場向けに開発することを決断し、6代目「レガシィ」からツーリングワゴンが消えた。新型「レガシィ」はセダンの「B4」とクロスオーバーモデルとなる「アウトバック」の二種類が用意される事となった。個人的に、ツーリングワゴンを廃止したなら、代わりに優雅な大人向けの2ドアクーペを作ってくれれば良いのに。まぁスバルに多くのボディ展開を期待しても無理なのは承知だが。
最近、私の周囲で「レヴォーグ」の購入報告が相次ぎ、ちょっと驚く程に多い。そして、大抵は以前「レガシィ」に乗っていた経験があり、最近はアウディ・ワーゲン・プリウスだのとスバルを離れていたが、「レヴォーグ」が登場したことでスバルに戻って来たらしい。まだ「レヴォーグ」のテストを実施していないので、断定は出来ないが、確かに性能と価格のバランスも良く、スバルに戻るチャンスを伺っていた人にとって魅力的なクルマ。CVTさえ採用していなければ、私の愛車候補にも入る。しかし彼らにとって、新型「レガシィ」はどう理解しているのだろうか。気になるところではある。
さて、今回登場した新型「レガシィ」。前述の通り、ツーリングワゴンは「レヴォーグ」に譲ったことで、妙に肩の力が抜けた様にも見える。パワートレーンは全車がNAの2.5L(4気筒)でAWD+リニアトロニック(CVT)の組み合わせに限られ、ターボやMTは設定されない。「レガシィ」と言えば、ターボエンジンでスポーティーに走るクルマのイメージが強いが、新型はもう少しアダルトにNAエンジンでゆったりと走る事を目的とするクルマになった。但しそれは日本市場での位置付けであり、海外市場では2.0LターボDITや3.6Lのフラット6を引き続き設定している。日本市場では、初代の頃より「レガシィ」を愛用している様なシニア層をターゲットにしたいのかも。アイサイト(Ver3.0)を全車に標準装備としたことからも伺える。
個人的に5代目「レガシィ」はグローバル化に邁進し、日本を捨てた過去のクルマと評価していたが、不思議なことに新型「レガシィ」は結構好意的に受け止めている。日本の「カムリ」や「アコード」はハイブリッド専用車となり、手軽なミドルクラスとは言えなくなった。ギラギラとした脂も抜け、最近では珍しいほどに「無印良品」もしくは「ブレッド&バター」的な雰囲気も感じられる。ある意味、スタンダードで最新のアメリカ車なのかもしれない。クルマにあれこれと細かいことは求めずとも、欲しいのは基本からしっかりと作られており、気の遠くなる様な長距離ドライブでも淡々とこなす懐の深さ。286.2万円~と内容の割に手頃な価格も嬉しいポイント。国内ではマツダ「アテンザ」がライバルだろうか。年改のタイミングで「レヴォーグ」に搭載されている1.6Lのターボエンジンが追加されることを期待したい。「レガシィ」の月販目標は1200台/月(内訳:アウトバック 800台 / B4 400台)である。
新型「レガシィ」は特筆すべき飛び道具も無く、地味なモデルに分類されるかも知れないが、実はジワジワと売れて行くのではないかと期待している。私も是非、じっくりとテストする機会を作りたいと思う。それにしても、つくづくCVTの採用が惜しい。スバルのリニアトロニックはCVTの中で最高のミッションに違いないが、結局は多段化された出来の良いトルクコンバータ式のATと比較し、違和感が発生する事は拭い去れない。最近のスバルは販売好調で体力が有るのだから、誤ったミッションへの投資には見切りをつけ、新たなミッションを開発すべきだろう。これが解消されればスバル車の購入に障壁が無くなる。期待したい。




↓1989年に登場した初代レガシィ・セダン「RS」。ギャランよりも硬派なイメージで好きだったな。

↓1993年にレガシィは2代目へ。特に後期モデルのGT-Bは憧れだった。

↓1998年にレガシィは3代目へ。セダンはB4となった。

↓2003年には4台目へ移行。日本人が理想とするレガシィはここで完成し、完結した。

↓2009年に登場した5台目。北米重視の開発は波紋を呼んだ結果「レヴォーグ」の開発へ繋がる。
Posted at 2014/10/25 15:55:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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