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2015年03月01日 イイね!

[フルモデルチェンジ]ホンダ・レジェンド 3モーターのAWDハイブリッド

[フルモデルチェンジ]ホンダ・レジェンド 3モーターのAWDハイブリッドホンダは5代目となる新型「レジェンド」を発売した。最新の3モーター式ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を採用。車体前部に1つ、後部に2つ配置された計3つのモーターとエンジンを使い、走行状況に応じて前輪駆動(FF)、後輪駆動(FR)、四輪駆動(AWD)の3つの駆動方式と、EVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブという3つの走行モードの中から、最適な駆動方式と最もエネルギー効率の良い走行モードを連続的に自動で切り替える。車体後部に搭載した2つのモーターは、後輪の駆動力に加え減速力をも左右それぞれで自在に制御するトルクベクタリングを可能とし、高い操縦安定性と上質な乗り心地を両立。それでいて、16.8km/L(JC08モード)の優れた燃費性能を達成した。
また新型「レジェンド」は安全装備の充実もニュース。世界初となる歩行者への衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」など、事故の未然防止や回避に寄与する先進の運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を搭載し、安心で快適なドライブをサポート。価格は680万円(税込)で販売目標は国内で300台/月となっている。
ホンダは日本市場で「レジェンド」の展開はとっくに諦めたとものと思っていたが、ホンダは諦めていなかった。「レジェンド」は北米で「Acura RLX」として販売されるフラッグシップセダンだが、日本での販売は低迷し正直影が薄い。違う意味で「レジェンド」になりかけていたクルマだが、新型「レジェンド」は個人的に応援したいクルマに仕上がっているのではと大いに期待している。
初代「レジェンド」が登場したのは1985年のこと。当初から「アキュラ」の上級セダンとして企画され、当時提携関係だった英国ローバー社の「800シリーズ」とは兄弟車種であった。後期型の「ウイングターボ」が記憶に残っている。なによりも、大人向けのクーペがカッコ良かった。2代目は1990年に登場。時代の空気を受け、ボディサイズは大型化。エンジンもV6-3.2Lとなった。当時「インスパイア」・「ビガー」でも採用された縦置きのFFミッドシップレイアウトを採用。引き続き、洒落たクーペが設定されていたのが懐かしい。3代目は正直記憶に薄いが、1996年に登場。バブル崩壊後の暗いムードを反映したのか、それ以前の華やかなムードを失った事は残念。クーペもここで途切れた。エンジンはV6-3.5Lへ拡大。4代目は2004年に登場。結果的にセールスは振るわなかったが、なかなかの意欲作。トルクベクタリング式の「SH-AWD」を採用し、走り重視の姿勢をアピールしたが、正直「高級車」としては難解なモデルだった。途中大規模なフェイスチェンジを実施し、内外装の質感を高めるテコ入れを施したが時既に遅し。こうして振り返ると、3代目を除き、「レジェンド」はライバルよりも新鮮でチャレンジングな高級車だったと思う。そして、そのポジションは新型でも不変の様だ。
新型「レジェンド」は前述の様に、日本仕様は3モーター式のハイブリッド「SPORT HYBRID SH-AWD」専用車として展開。そもそも単一グレードでメーカーオプションも無いシンプルな直球勝負。ボディ色は6色で、内装は3色から選択可能。チャレンジャーらしく(?)最新技術がてんこ盛りのフル装備と「SPORT HYBRID SH-AWD」を備えながらも、680万円(税込)に抑えている事が興味深い。国内でライバルとなる「クラウン・マジェスタ」や「シーマ」に比べると「レジェンド」はAWDである事も含めリーズナブル。これがメルセデスなら「E250アバンギャルド」位の価格。ブランド力の差と言えばそれまでだが、日本人としてホンダ渾身の新型「レジェンド」を応援したくなるというものだ。まぁホンダはこのところリコールを連発しており、「レジェンド」も同様の事態にならなければ良いがと心配ではある。正直、セダンにおいて超保守的な日本市場で新型「レジェンド」がヒットを飛ばす事は難しく、国内で300台/月という目標も発売当初はともかく、モデルライフ全般で言えばかなりハードルが高いのでは無いか。ホンダファンの買い支えがどの程度なのか興味深い。
無責任な感想を述べれば、最新の「SPORT HYBRID SH-AWD」に組み合わされるパワートレーンがV6-3.5Lの直噴エンジンと7速のツインクラッチ(DCT)と言うのが残念。ここは最新鋭の4気筒-2.0Lターボエンジンに9速ATを組み合わせる位の先進性が欲しかった。依然として主戦場である北米では大排気量エンジンが好まれ、高級車の記号性としてV6エンジンが求められるのは判るが、今やキャデラックでさえ直列4気筒で2.0Lのターボエンジンを搭載する時代。その点で新型「レジェンド」はどうにもチグハグに感じてしまう。それでも「クラウン・マジェスタ」や「シーマ」は全く興味が無いが、新型「レジェンド」なら数年後に200万円台で中古車が出回っていたらチョイと試してみたい気もする。そんな将来への期待も込め、機会を見つけ新型「レジェンド」を試してみたいと思う。



↓歴代レジェンド。決して出来の悪いクルマでは無かったが、セールスは常に苦戦。
Posted at 2015/03/01 00:40:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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