![[マイナーチェンジ]トヨタ・カローラアクシオ/フィールダー 整形手術実施。 [マイナーチェンジ]トヨタ・カローラアクシオ/フィールダー 整形手術実施。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/035/448/962/35448962/p1m.jpg?ct=2113d903f603)
トヨタ「カローラ・アクシオ」「カローラ・フィールダー」が大規模なマイナーチェンジを実施した。まぁ誰もが、現行・国内仕様の「カローラ」シリーズは外観デザインがイマイチな事で損をしていると感じていたではないか。
海外向けの「カローラ」シリーズがアグレッシヴなキーンルックを与えられ、若返りを果たしたのに対し、国内仕様は5ナンバーサイズを堅持するためプラットホームをヴィッツ系に変更し、車格的にランクダウンした事に加え、妙に爺臭いと言うか、全体的にアンバランスなデザインで登場してしまった。まぁリーマンショック前後のトヨタが一番ダメだった時期に仕込まれたモデルだろうから、マイナーチェンジでフェイスも含めた大規模なテコ入れの実施は想定範疇。むしろ、2013年8月に当初は「設定しない」と断言してたハイブリッドモデルを追加した際に不評なフェイスに手を入れなかった事が不思議に感じたくらいである。
しかし、個人的に現行「カローラ」は嫌いではない。むしろ中古で値がこなれた頃に下駄車として買ってみようかと思う事は過去に書いた気がする。何せ、5ナンバーサイズを守ったセダン/ステーションワゴンと言うだけで貴重。更に、SRSサイド+カーテンシールドエアバッグが全車に標準装備だったり、ベテランドライバー向けに絶滅危惧種の5MTが残されていたりと評価すべきポイントも多い。
今回のマイナーチェンジでも、「Toyota Safety Sense C」として、プリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームの3点セットで設定された事はニュース。この手の安全装備は完全にトヨタが他社よりも遅れていたが、現行「カローラ」から設定というのは興味深い。
正直なところ、今回のフェイスリフトは失敗していると思う。トヨタお得意の、前後フェイスだけガラッと変えて基本的な骨格は初期型を踏襲しているから、どうにもチグハグ。これならば、変えない方が良かったと感じるのは私だけだろうか。トヨタのデザイン下手も大したもんだ。
更に言えば価格の上昇も問題。チープなベースモデル「1.3X」(2WD/CVT)で148.5万円。ガソリンのトップグレードとなる「1.5G」(2WD/CVT)は181.3万円にも達する。新車で買うならセダンを諦め、マツダ「デミオ」を買ったほうが間違いなく満足度は高いはず。まぁこのクルマを新車で買う人達に、マツダでクルマを買う選択肢は無い(笑)だろうから、価格が高く、リセールが悪くとも「カローラ」を買って良質な中古車を市場に供給して頂きたい。
新型カローラフィールダー/アクシオ 開発責任者 安井慎一氏に聞く

↓不人気だった初期型のオリジナルデザインの方がまだマシではないか。

Posted at 2015/04/12 22:34:20 | |
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