![[マイナーチェンジ]三菱・アウトランダーPHEV ようやくフェイスリフト実施。 [マイナーチェンジ]三菱・アウトランダーPHEV ようやくフェイスリフト実施。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/036/098/774/36098774/p1m.jpg?ct=c2ee6ca0378e)
三菱自動車は「アウトランダー」「アウトランダーPHEV」をマイナーチェンジした。フロントデザインを一新したほか、パワートレイン、ボディ、シャシーなどを大幅改良することで、静粛性、加速性、操縦安定性、乗り心地、燃費などの向上を図ったと言う。価格は「アウトランダーPHEV」が359.6万円~459万円)、「アウトランダー」が251.9万円~321.1万円(税込)。. 販売目標は「アウトランダーPHEV」が1,000台/月であるのに対し、「アウトランダー」は200台/月に留まる。
まぁ遅すぎたフェイスリフトと言うべきか、
MC前モデルのデザインはあまりにも酷かったと思う。品質感もなければ、格好良くもない。トヨタのように車種が山程あるメーカーならば、ついつい監視の目が届かずに駄作を生み出してしまう事も有るかもしれないが、三菱は相変わらずの低空飛行状態であり、ようやく漕ぎ着けたモデルチェンジであったはず。それでも、緊張感のないボヤけたデザインが承認されてしまう体質には疑問を感じていた。まぁその反省は三菱の社内にも有ったようで、結果的には初期モデルのデザインは全否定され、今回の大規模フェイスリフトとなった。このデザインが発売当初から採用されていれば....。もっと「アウトランダーPHEV」は売れていたかもしれない。実に惜しい話である。結局のところ、損をするのは前期型の「アウトランダー」を買って三菱を買い支えた顧客なのだから、メーカーはもっと真剣にデザイン戦略に取り組むべき。
さて、「アウトランダーPHEV」を改めて見ると、昨今値上がりが激しいSUVの世界において、先進的なパワートレーンの割に良心的な価格であることに気づく。少なくとも、内容の割に高額なトヨタ「ハリアー」なんかと比較すると「アウトランダーPHEV」を応援したい気持ちにもなる。まぁ現在の私なら、マツダ「CX-5」を買ってしまうと思うが、もし一軒家に住んでいて太陽光パネルを設置していたとすれば、「アウトランダーPHEV」のために自宅充電器を設置するかもしれない。ついでに中古の激安日産「リーフ」を買ってきてナンバーを外し、蓄電池として使うかもしれない。「アウトランダーPHEV」の利点は、電池がカラになっても、ガソリンエンジンで発電し、走行が続けられること。日産「リーフ」は常にバッテリーの残量を気にしながら走らなければならないが、その点は安心である。また、非常時にはガソリンを消費しながら一般家庭の約10日間分に相当する電力を発電することも可能。
既に、走りやコーナリングがどうしたと言う次元ではなく、エネルギーの自給自足の観点で興味があるクルマだ。願わくば、今後はもっと小型で低価格なモデルにもPHEVを展開して欲しいところ。
先日も、高速道路の充電設備で急速充電をしている「アウトランダーPHEV」を見たが、このクルマは外出先で充電する必要があるのだろうかと感じる。(別に充電するしないは個人の勝手だが)エンジンを搭載し、自力で走れるクルマは外出先での充電は遠慮し、日産「リーフ」の様な純EV車両の為に充電器を空けておくべきかもしれない。今後、電気自動車が順調に増えていくとすれば、充電インフラの取り合いになるのではないかと危惧している。基本は自宅で充電し、外出先での充電は「緊急時」に限るくらいの性能が実現しないと本格的な普及にはならないのではないか。

Posted at 2015/07/21 22:06:41 | |
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