![[ニューモデル]ダイハツ・ムーヴ キャンバス [ニューモデル]ダイハツ・ムーヴ キャンバス](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/038/564/754/38564754/p1m.jpg?ct=544461453e57)
ダイハツは新型軽乗用車「ムーヴ キャンバス」を発売した。女性の行動特性に着目し、普段の暮らしに少しの変化を与えることで、自身のライフスタイルを楽しむ女性をターゲットに企画・開発を行った。その他、近年、親との同居世帯の増加に伴い、世帯内でクルマを共有する傾向が増えているといった使用実態にも目を向け、幅広い世代で使いやすい軽自動車を目指した。
「ムーヴ キャンバス」の主な特長は以下の通りとダイハツは説明する。
1.おおらかでシンプルな丸みのあるシルエットと、こだわりを感じる内外装デザイン
2.クラス初(全高1700mm以下の軽乗用車)の両側スライドドア採用による新しいパッケージングと新発想のレイアウト
3.「置きラクボックス」「AFS」「パノラマモニター」など幅広い世代の使いやすさを考えた新アイテムの採用
価格は118.8万円~166.8万円。月間販売目標台数は5,000台である。
簡単に言ってしまえば、「タント」を基準として、約10cm背を高くしたのが「ウエイク」。逆に10cm背を低くしたのが「ムーヴ キャンバス」である。「タント」が既に定番商品として定着し、ファミリーで使うイメージが強いため、新たな選択肢として用意されたのだろう。
「ムーヴ キャンバス」にはターボモデルや得意の悪顔「カスタム」も用意されず、NA標準車のみが設定されている。正直、クルマ好き目線で言えば目新しさがなく、特に語るべきポイントの少ないクルマである。既にダイハツのカワイイ系路線を担う「ムーヴ・コンテ」や「ミラ・ココア」がモデル末期で商品力も色褪せていたからそれなりに存在価値は有るとは思う。このデザインが気に入るなら買いと言うことか。気になるのはダイハツとしては初採用となる「パノラマモニター」(アラウンドビュー)がパノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパックとして+5.4万円のメーカーOPとして設定されたが、肝心のパノラマモニター対応ナビ(販売店OP)が二種類用意されたが取付工賃等も含めると約15~20万円もするという時代錯誤ぶりに驚く。もはやナビなんてスマホの無料アプリでも十分使えるのだから、ナビとは切り離してパノラマモニターを表示する手段を講じるべきだった。
最近ダイハツは技術的側面からスズキに対抗することを諦めたようにも感じる。軽量化や低燃費技術ではスズキがダイハツを明確にリードしている状態であり、個人的には次なるダイハツからの回答を期待しているが、それは恐らく次期「ミラ・イース」までお預けかな。軽自動車市場はダイハツとスズキが競い合ってこそ進歩・発展が期待出来るものだ。私は結局のところスズキ派である事は間違いないが、ダイハツにも頑張って欲しい。(パッソ/ブーンの様な志の低いクルマを平気で販売してしまうあたりから心配では有る。)



Posted at 2016/09/19 01:00:50 | |
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