![[試乗インプレッション]マツダ・デミオ 13S ガソリンデミオに再び [試乗インプレッション]マツダ・デミオ 13S ガソリンデミオに再び](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/038/638/431/38638431/p1m.jpg?ct=715874341bac)
つい先日沖縄で「デミオ」のガソリンモデルをテストしたばかりだが、再びガソリンモデルに乗る機会を得た。我が「デミオ」の納車後初トラブル(ハイビームコントロールシステムのカメラ交換)で二日間入庫となった際に代車として提供されたもの。以前、「そのうちガソリンモデルにじっくり乗りたい」とリクエストしていたのを憶えていたのだろう。有り難い限りである。今回は個人的に評価コースとして設定しているルートをトレースする事が出来たので、ガソリンモデルの評価が固まったようにに思う。
テスト車は2014年の発売当初に登録された初期モデルの「13S」(FF/6AT/145.8万円)。メーカーOPとして、LEDコンフォートPKG(+97,200円)とCD/DVDプレーヤー(+32,400円)が装着されていた。また、本来はメーカーOPでも装着不可な16インチタイヤ+アルミ(純正XDツーリング用)が装着されていたのがポイントである。
インプレッションの大半は先日テストした
レンタカーの「13C」とそう大きく変わるものではない。やはりガソリンモデルは鼻先の軽さと、ストレスなく吹けあがる1.3L-Gエンジンとのマッチングが良い。
一方で、2015年12月に実施した一部改良で電動パワステの特性が変更になったことと、タイヤが標準の185/65R15から185/60R16へ変更されていた事が影響をしたようで、今回のテスト車はステアリング操作が若干重めなことに加え、タイヤが扁平化した事で、乗り心地が若干ながらも悪化し、ドタバタ感を感じた。やはり、見た目には大径タイヤの方がカッコ良いのだが、ガソリン車の利点である鼻先の軽さを実感しつつ、キビキビとした走りを楽しむには標準の185/65R15サイズの方が適していると感じた事は収穫であった。僅かなタイヤのサイズ差が走りの印象に少なからず影響を与えていた。
個人的にステアリングは革巻きにしたいので、それを含むスポーティーPKG(+75,600円)を追加したいが、好みに合わないデザインの15インチアルミがセット販売となりセットオプション価格が高めなのは残念。現行「デミオ」のガソリンモデルはオプションを厳選し、価格を抑えたくなる。予算が潤沢にあるならば素直にディーゼルを選んだ方がメリットは大きいと感じる。(リセールも含め)
立て続けに「デミオ」のガソリンモデルをテストさせていただいたが、デザイン・品質・快適装備・安全装備・コストパフォーマンスのすべてが高い次元でバランスされており、国内メーカーでライバルはない。価格を度外視すれば、VWポロやプジョー208なんかも比較対象になるが、同レベルの装備水準で比較すると50万~70万円近い価格差があり、これらとの競合は現実的でない。次期スズキ「スイフト」が近い将来登場と噂されるが、どこまで「デミオ」に迫れるのか期待したい。

Posted at 2016/10/02 23:50:46 | |
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