![[オートモビル カウンシル2017]このイベントは何を目指すのか。 [オートモビル カウンシル2017]このイベントは何を目指すのか。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/040/197/266/40197266/p1m.jpg?ct=63268c2eb93a)
昨年はタイミングが合わず参加できなかった「オートモビル カウンシル」に行ってきた。今年は気合を入れて初日限定のプレミアムタイムチケット(¥3,000)を購入し、幕張メッセへ。思っていたよりも小規模なイベントで肩透かしを食ったが、そろそろ日本の自動車文化もヘリテージを重視すべき時期に来ているという意味では大いに賛同したいイベント。それだけに消化不良な想いも有る。
イベントの公式リリースによれば、このイベントは「日本国内外の自動車メーカーとヘリテージカー販売会社などが一堂に会し、連綿と受け継がれるフィロソフィーを語る。」とある。更に「AUTOMOBILE COUNCIL」は、CLASSIC MEETS MODERN(クラシック ミーツ モダン)をテーマに、国内外の自動車メーカーとヘリテージカー販売店などが一堂に会する、日本になかったスタイルのイベントです。それぞれの出展メーカーが、往年の名車から最新モデルへと受け継がれるフィロソフィーを語ることで、歴史に敬意を払いヘリテージを愉しむ自動車文化を育みたいと考えています。また、長年にわたり日本のヘリテージカー界を支えてきた選りすぐりの販売店による展示販売も行われます。」と説明する。
例えば、2017年は「スカイライン」が誕生してから60周年の節目であったわけだが、会場ではかろうじて「プリンス・スカイラインスポーツ」が展示されていたものの、それ以外は無し。歴代のスカイラインが勢揃いしていれば泣いて喜ぶファンが多かったろうに。
トヨタに至っては「プリウス誕生20周年」.....ガクッ。あまりにも退屈な展示内容に呆れるやら、驚くやら。「ランドクルーザー」「クラウン」「カローラ」「ハイエース」等、ヘリテージを語れるクルマはもっと他にもあるだろうに。
スバルは「安全性」をテーマにMC後「レヴォーグ」と「WRX S4」の展示がメイン。「スバル360」と「スバル1000」が花を添えたが、お付き合い程度のブース内容。
やはり、今回も主役は「マツダ」。初代「ロードスター」のレストアサービスを発表と、「飽くなき挑戦の歴史 -ロータリーエンジン誕生50周年-」をテーマにロータリーエンジン車が色々と展示されていた。
会場の制約などもあるのだろうが、ヘリテージカーのエンジン音を生で聞かせるとか演出の工夫も欲しい。「音」や「匂い」で蘇る往年の記憶と言うのもあるのではないか。
正直めぼしい展示もなく、入場から約1時間半で退出したが、やはり一日いても見切れない位のボリュームで開催して欲しい。現状なら名古屋の「トヨタ博物館」の方が面白いと思う。このイベントが来年以降も発展し拡大していくことを期待するが、課題も多い。





Posted at 2017/08/06 00:00:15 | |
トラックバック(0) |
クルマ | 日記