![[ニューモデル]マツダ・CX-8 3列シートクロスオーバーSUV [ニューモデル]マツダ・CX-8 3列シートクロスオーバーSUV](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/040/611/577/40611577/p1m.jpg?ct=86f3a24bf0eb)
マツダは新型3列シートクロスオーバーSUV「CX-8」を12月14日に発売する。価格は税込で319.6万円~419.0万。月販目標台数は1200台を計画する。
新型「CX-8」はマツダの国内向けSUVラインアップのフラッグシップモデルに位置付ける。「走りやデザインを諦めたくない。でも家族や友人ともドライブを楽しみたい」と考える顧客に対し、多人数乗用車の新たな選択肢としてマツダが提案する、3列シートクロスオーバーSUVである。
国内市場では、既に生産中止が発表されているマツダ製ミニバン3兄弟(MPV/ビアンテ/プレマシー)の後継を一手に担う。しかし、ミニバン市場では必須と言われる「スライドドア」と「ハイブリッド」が無い「CX-8」が簡単にミニバンユーザーの支持を得られるかは未知数。但し装備内容の割には手頃な価格帯だったから結構売れるかも。問題はボディサイズだろうか。
「CX-8」の主要諸元は公式ページを見て頂くとして、やはり個人的にも気になるのはボディサイズ。全長4900mm全幅1840mm全高1730mmでホイルベースは2930mm。車重は1780kg~1900kg。近いサイズのトヨタ「アルファード」が全長4915mm全幅1850mm全高1950mmでホイルベースが3000mmだから、ギリギリ国内で許容されると判断したのだろうか。
我が家の駐車場は機械式で全幅1850mm以下の制約がある。「CX-8」は全幅1840mmだから毎回10mmの誤差しか許されない車庫入れになる。正直、物理的というより精神的に厳しく、マイカーとして現実的ではないが、地元北海道で乗るならこれ位のサイズ感でゆったりと走るのも悪く無い。2.2Lのディーゼルターボエンジンなら長距離も楽だろうしネ。
最近、これからの時代は「EV」が主流だから、マツダの「ディーゼル」戦略はもう時代遅れだと批判する随分と偏った批評を耳にするが、クルマも政治も「一強」にしないと気が済まないこの国は危うい。現実的にはクルマの利用環境に応じ「モーター」と「内燃機関」を使い分けていくのが正解だ。この国の電気は大半を化石燃料を燃やして発電しているのに「ゼロエミッション」と表現するのは正しくない。外部充電に頼らず、常に自宅の太陽光パネルからバッテリーを充電出来る環境ならば「EV」の運用は確かに有効だが、集合住宅が多いこの国では課題が山積みだ。(太陽光等の自然エネルギーで発電し「水」を電気分解し抽出した「水素」を燃料電池に充填するのもアリだか、技術的にもう少し先の話だろう。)
話を戻して。「CX-8」で残念だったのはフロントフェイスやインテリアで「CX-5」との差別化が少ないこと。プジョー「3008」と「5008」に良く似た関係だから、似ていて同然ではあるが、「フラッグシップ」を名乗る以上はもう少し「CX-5」との距離感を演出する仕立てを期待したかった。メーカーOPでもサンルーフが選べないのも個人的には減点ポイント。
早速届いた「CX-8」のカタログや公式ページを見ていて思う事は最近のマツダは表現方法が「暗い」。シックな高級感を演出したい意図は理解するが、最近のマツダは外野から見て心配になる程に「暗い」イメージがある。もう少し「若々しさ」と「知性」を両立した表現方法・ブランディングを考慮してほしい。「コダワリ」と「頑固」は違うのだから。
まぁ細かい話は抜きにして、デザインの好みだけを言えば「CX-8」は「CX-5」よりカッコイイと思う。「CX-5」は先代後期モデル(↓写真一番下)の一体感が好みだった。恐らく現行「CX-5」は開発時から「CX-8」のロングボディ展開が念頭に有ったデザインだろうね。



↓現行「CX-5」XD L Package

↓先代後期(2014/11MC)の「CX-5」はカッコイイと今でも思う。

Posted at 2017/10/22 22:22:31 | |
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