![[ニューモデル]トヨタ・JPN TAXI(ジャパンタクシー)日本の「おもてなしの心」 [ニューモデル]トヨタ・JPN TAXI(ジャパンタクシー)日本の「おもてなしの心」](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/040/624/869/40624869/p1m.jpg?ct=2c9823fa9f64)
トヨタは新型車「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を発売する。「JPN TAXI」は長らく販売されたタクシー専用車種「コンフォート」の後継として開発されたモデル。タクシーは国や街の景色をつくるクルマでもある。個人的に「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」は結構イイと思う。やはり商用車を作らせるとトヨタは凄い。
「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」は東京オリンピックを2020年に控え、日本の“おもてなしの心”を反映し、子供、高齢者、車いす使用者、訪日外国人等の観光客など、様々な人に優しく快適なタクシー専用車として開発された。「JPN TAXI」の普及により、日本の風景を変え、バリアフリーな街づくり、観光立国への貢献を目指しているという。
乗降しやすい低床でフラットなフロアや大開口のリヤ電動スライドドア(リヤ左側)、車いすでの乗車も可能な低床構造など、グリップからボディ構造全体に至るまで工夫と改良を重ね、様々な人に優しいユニバーサルデザインとした。
また、長期間の生産を前提にロングライフで流行に左右されないスタイリングや、古くより日本を象徴する色として愛用される藍色「深藍」のボディ色など、一目でタクシーと認識でき、かつ街並みを美しく統一することを目指した。
さらに、タクシードライバーの観点で、ピラーの位置・形状の工夫やフェンダーミラー等により良好な視界を確保。タクシー専用設計のこだわりとして、ナビゲーション画面・料金メーターをお客様も見やすいセンター位置に設置するなど、機器類の配置もタクシーに最適化した。
パワートレーンは、新開発となる1.5Lの「LPGハイブリッドシステム」を採用し、19.4km/Lの低燃費とCO2排出量の大幅な低減を達成。更に「Toyota Safety Sense C」や6つのSRSエアバッグの標準装備など、安全装備も充実させた。
プラットホームは「シエンタ」に近い模様。ボディサイズは全長4400mm全幅1695mm全高1750mmでホイルベースは2750mm。当然の様に5ナンバーサイズである。車重は1390~1410kg。駆動方式はFFのみでAWDは用意されない。セダンベースの「コンフォート」と全く異なるのは1750mmもある全高だろう。言ってしまえば「ロンドンンタクシー」のトヨタ版のイメージだろうか。
価格は327.7万円~349.9万円。タクシー専用車としては結構高価。従来の「コンフォート」が230~250万円位だったはずなので、約100万円は高いが、燃費性能はかなり向上するだろうから、走行距離が長いタクシーなら採算に乗るという計算が合っての事だろうか。
「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を見ると、2011年にモデル廃止になった
2代目「ラウム」を思い出した。誰にも優しいクルマを目指し「ユニバーサルデザイン」の研究成果が盛り込まれた意欲作だった。個人的にもトヨタ車の中では例外的に(?)高く評価していた車だ。後継となった「ポルテ/スペイド」がどうにもピンボケの失敗作で、もはや存在感を失っているから尚更モデル廃止が惜しい。
「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」にガソリンハイブリッドモデルを設定して、細々と一般向けにも販売すれば良いのに。これからの高齢化社会にはこういうクルマが必要だと思うのだが。




↓JPN TAXI(ジャパンタクシー)の原点は「ラウム」にあるような気がする。

Posted at 2017/10/25 22:45:38 | |
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