![[マイナーチェンジ]VW・Passat/Passat VariantにTDIモデルを追加 [マイナーチェンジ]VW・Passat/Passat VariantにTDIモデルを追加](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/041/099/967/41099967/p1m.jpg?ct=5065c90ec269)
フォルクスワーゲンは「パサート/パサート・ヴァリアント」に日本のポスト新長期排ガス規制をクリアした「TDI」エンジンを搭載した「Passat/Passat Variant TDI」を発売する。グレードはベースモデルの「TDI Eleganceline」と上級グレードの「TDI Highline」を設定する。 価格は422.9万円~509.9万円(税込)である。
本来であれば、数年前にTDI(Turbo Direct Injection)ディーゼルエンジン搭載車が輸入開始されていて当然だったハズ。例の「ディーゼルゲート事件」の影響を受け、日本導入が延期されていたのだ。既にマツダ以外でも欧州からの輸入車はディーゼルエンジン搭載車の設定が珍しくない。昨年は、ディーゼル車が外国メーカー車の年間総販売台数で2 割を超えるシェアを占めたらしい(JAIA 調べ)。
私も長年、ワーゲンのTDI車が日本導入される日を待ち続けていた一人だ。きっかけは1999年に発表された「ルポ3L-TDI」。まだトヨタ「プリウス」も初代モデルが街中を走り始めた頃、100kmを僅か3Lの燃料で走る(33.3km/L)事を可能にした実験的なクルマだった。残念ながら日本には導入されなかったが、それ以降TDIモデルの輸入を期待していた。
元々、私の出身地である北海道は長距離ユーザーが多く、ランニングコストの安いディーゼルエンジン搭載車が好まれてきた。日産「ローレル」・「セド/グロ」やトヨタ「マークII」・「クラウン」「カムリ」に加え、VW「ゴルフ」のディーゼルエンジンモデルも結構見かけていた。
月日は流れ、自身は
マツダ「デミオ」でディーゼルエンジンを初購入。現在の愛車である
BMW「2シリーズ・アクティブツアラー」でディーゼルは2台目。フラットかつズバ抜けて太いトルクは長距離・長時間の運転に相性抜群。更に燃料代も安いのだから文句はない。時代の流れは「電動化」なのかもしれないが、当面はディーゼル車をメインに据えて行くつもりである。
さて、本題の「Passat/Passat Variant TDI」だが、結論から言ってしまえば価格が高い。ベースモデルの「TDI Eleganceline」はカーナビがメーカーOP(Discover Pro パッケージ:25.9万円)だから、実質約450万円がベースライン。正直、相当値引かないとセールスは厳しいのではないか。
エンジンは2.0Lの直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ)で、最高出力 190PS/3500-4000rpm 最大トルク 40.8kg-m/1900-3300rpmを発揮する。トランスミッションは6速DSG。排気ガスの浄化にSCR (選択触媒還元 )システムを採用しており、尿素水溶液「AdBlue」を必要とするのは残念。「AdBlue」は専用タンク(13ℓ)に蓄えられ、1,000km走行ごとに1.5 リットル程度消費する。
日本市場ではとりあえず上級モデルの「パサート」からディーゼルを入れて様子見...なんだろうが、やはりワーゲンは「ゴルフ」のディーゼルモデルが、300万円前後から選べるようになった時に本格的なディーゼルブームが来るのかも。



Posted at 2018/02/14 23:48:18 | |
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