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ホンダは新型の軽商用バン「N-VAN」の今夏発売を予告した。(
詳しくは公式HPへ)
かなり以前から軽バン「アクティ」の後継として「N-BOX」をベースとするFF商用バンの存在が噂されてきた。このジャンルでは2016年6月に登場したダイハツ「
ハイゼットキャディー」が先行するが、セールスはイマイチ。2017年度の販売台数は僅か1248台に停滞。一方で、従来型キャブオーバーバンである「ハイゼットカーゴ」は2017年度に68399台を販売しているから、その差なんと55倍である。
「ハイゼット キャディー」は乗用モデル「ウエイク」ベースであることは一目瞭然。「ウエイク」との食い合いを恐れたのか、「ハイゼット キャディー」は後席を廃し、前席2シーター(2名乗り)仕様のみに割り切ったのがソモソモの失敗ではないかと思う。実際軽バンのリヤシートに乗車する事は稀だろうが、やはり「有る」か「無い」かは違う。「N-VAN」というライバルの登場を受け、ダイハツは「ハイゼット キャディー」をどうテコ入れするのか。こちらも楽しみではある。
期待の「N-VAN」だが、現時点では(下の写真)情報が限られるが、「N-BOX」ベースではあるものの、内外装は大多数が新規に起こされていることが判る。特に、助手席側ピラーレス仕様の「ダブルビッグ大開口」が特徴。床下にエンジンが鎮座するキャブオーバーバンには真似の出来ない芸当だ。更には、リヤシート及び助手席が見事なまでにフラットになるからアイディア次第では色々と楽しめそう。
ターボエンジンや6MTの設定も有るらしく、単なる地味な商用車にしておくのは勿体無い。
昨年モデルチェンジした「N-BOX」は、NAエンジンを一新していた。特に「i-VTEC」を採用し、58PS/7,300rpm 6.6kg-m/4,800rpmを発揮する今時珍しく高回転域までカバーするエンジンだから、MTとの相性が良いのでは....と勝手に妄想していた。
「N-VAN」は全タイプに「Honda SENSING」を標準装備することも発表されている。単なる自動ブレーキだけでなく、アクティブクルーズコントロール(前車追従)や車線維持支援システムも含まれる先進の安全システムがコストに敏感な軽商用車にも採用されるのは結構衝撃的。発売時期の関係で「N-ONE」や「N-WGN」にも搭載されていないデバイスだから、ホンダも思い切ったものだ。
よく考えたら価格と内容次第では、私も「ジムニー」後継候補としてエントリーするかもしれない。登場が待ち遠しいクルマである。
その一方で、従来からの軽商用バン顧客(運送業や建設業など)は、キャブオーバーバンより荷室寸法(特に奥行き)が小さくなりそうな「N-VAN」は選択肢に入らないかもしれない。しかし「N-VAN」は新たな需要を掘り起こしそうな予感もするだけに大いに期待したい。


↓ライバルは一応ダイハツ「ハイゼット・キャディー」だが、N-VANの圧勝確実。

Posted at 2018/05/17 08:44:53 | |
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