![[生産終了]トヨタ「エスティマ」本年10月17日に生産終了だって。 [生産終了]トヨタ「エスティマ」本年10月17日に生産終了だって。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/043/228/095/43228095/p1m.jpg?ct=5efdf94d5cd3)
トヨタは「エスティマ」を本年10月17日をもって生産終了すると発表した。
初代「エスティマ」は1990年にデビュー。「天才タマゴ」のキャッチフレーズは今でも記憶に残っている。斬新なミッドシップレイアウトなど、当時のミニバン市場の中で、群を抜いて垢抜けていた「エスティマ」のスタイリングはアンチトヨタの私にとっても印象的だった。その後、5ナンバーサイズに縮小した「ルシーダ/エミーナ」が出てきたあたりから訳が分からなくなったな(笑)。
2代目「エスティマ」は2000年デビューだから、初代も10年間のロングライフモデルだった。2代目は見た目こそ初代のイメージをキープしていたが、中身はオーソドックスなカムリ系プラットホームに転身。クルマ好きとしては退屈に見えたが、セールスは大成功。「ハイブリッド」が追加されたのもこのモデルから。
3代目「エスティマ」は2006年にデビュー。なんとなく時代は「エスティマ」から「アルファード」へと移行しつつある気配の中でモデルチェンジ。
個人的には、トヨタのミニバンの中で最もマトモでクリーンなデザインだったことが「エスティマ」の最大の魅力だったと思う。それ以外はギラギラした仏壇みたいなクルマばかりで全部同じに見える。
「エスティマハイブリッド」が1500wのコンセントを備えたことは、もっと評価されてよいと思う。昨年の胆振東部地震でブラックアウトを経験した際も、マイカーからの給電で助かった方も多数居ただろう。
(我が家はマンションかつ機械式駐車場なので、仮に「エスティマ」がマイカーだったとしても、外へ出すことも出来なかったのだが。)
2016年6月に「エスティマ」は3度目のマイナーチェンジを実施。「マークX」同様に次期モデルはなく、これがファイナルモデルになりそう...と感じてからも3年間が経過。トータルで約13年間のロングライフを全うし生産中止である。まぁ大往生という事か。
来年からトヨタは全チャンネル・全車種の併売が開始される。「クラウン」と「マークX」・「アルファード」と「エスティマ」など、車格がバッティングするモデルは片方がリストラの対象だ。
トヨタをもってしても、車種を減らさなければならない時代。クルマ選びの選択肢が減るという事は寂しいものですね。まぁ、「一球入魂」の「もっと良いクルマ作り」へまい進する姿勢と理解したい。

Posted at 2019/09/04 22:50:56 | |
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