![[試乗インプレッション]マツダ「CX-30」XD L Package(AWD) [試乗インプレッション]マツダ「CX-30」XD L Package(AWD)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/043/392/380/43392380/p1m.jpg?ct=00fd5740d2ac)
マツダの新車種「CX-30」を短時間ながらテストすることが出来た。
グレードは1.8Lのターボディーゼルエンジンを搭載したXD L Package(AWD/6AT)。価格は330.5万円(税込)である。ボディ色はソウルレッド。
「CX-30」のボディサイズは全長4395mm・全幅1795mm・全高1540mm・ホイルベース2655mmで最低地上高は175mmを確保。当該グレードの車重は1530kgである。
エンジンはSKYACTIV-D 1.8で116ps/4000rpm・27.5kg-m/1600-2600rpmを発揮する。
「Mazda3」とコンポーネントを共有する「CX-30」であるが、恐らく売れるのは「CX-30」だろう。「Mazda3」のファストバックはデザイン重視のクーペ的存在。セダンは日本においては脇役。「CX-30」の登場でようやくラインナップ完成である。
個人的にも、モデル末期の「CX-3」はともかく、従来モデルの「CX-5/CX-8」はボディサイズが大き過ぎてマイカー候補に入らない。
「CX-30」は、我が愛車のBMW「アクティブツアラー」ともサイズ感が近い(全長4350mm・全幅1800mm・全高1550mm)上に、価格も割とお手ごろ。AWD前提の有力な次期愛車候補として、真剣に乗ってみた。
Web系媒体や雑誌紙面では、「Mazda3」や「CX-30」のSKYACTIV-D 1.8に対し割と厳しい評価が散見されるが、私の感想としてコストパフォーマンスも含めて考えれば十分合格点。これでパワー不足だと言うならば、普段どんなクルマに乗ってるの??と質問したくなる。今回試した範囲でパワー不足は一切感じなかった。
むしろ、
「デミオ」の初期モデルに搭載のSKYACTIV-D 1.5を良く知る身としては、静粛性の向上によってエンジンノイズの低減や、エンジンの改良・熟成が進んだ結果なのか、振動(特にアイドリングストップからの復帰時)やターボラグが大きく改善されたお陰で商品性の向上を認めた。
流石に6ATは今となって強いセールスポイントにはならないが、未だCVTに固執する国内ライバルとの比較で優位性は健在。マツダへの期待値として、そろそろ8AT位は奢って欲しいものだ。
残念ながらトーションビームを採用するリヤサスに、もう少しのしなやかさを期待したい瞬間があったのは残念。新世代モデルの弱点だろう。(こういう判りやすいコストダウンはガッカリするね)
デザイン的にも凝ったインテリアは、価格帯を考えれば贅沢なもの。更に8.8インチの新世代「マツダコネクト」は画面解像度も向上し、地図データやバックカメラ映像の品質感も格段にアップ。総じて「CX-30」はお買い得と評価して良いだろう。是非、別の機会で高速道路や山道でじっくり試してみたい。

Posted at 2019/10/23 21:33:24 | |
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