![[ひっそりと一部改良]マツダ「CX-3」お買い得なガソリン1.5L(NA)追加 [ひっそりと一部改良]マツダ「CX-3」お買い得なガソリン1.5L(NA)追加](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/043/940/863/43940863/p1m.jpg?ct=4a8929c1d67b)
マツダが「CX-3」の一部改良を実施した。「CX-30」が昨年登場しているから「CX-3」はこのままフェードアウトなのかな...と思っていたからちょっと驚いた。
今回の改良内容は新ボディ色として「ポリメタルグレーメタリック」を追加。
更にはマツダが「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の理論に基づいて開発した新シートを採用。そして、マツコネに「Apple CarPlay」「Android Auto」への対応である。
もちろん最大の目玉はガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」の追加。
「CX-3」は2015年2月発売。当初ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」一本でスタート。
2017年7月にガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」が追加。2018年5月にはディーゼルエンジンを「SKYACTIV-D 1.8」へ換装。今回ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」が追加され、エンジンは3種類となった。パワートレーンの変遷が激しいのが「CX-3」の特徴と言える。
さて。今回の一部改良だが、異論を恐れずに言えば、「CX-3」の事実上「CX-2」化(モデル格下げ)と受け止めて良いのではないか。発売時の「CX-3」は「デミオ」と共通部分が多い割に、価格差が大きな印象だった。まぁ海外勢を見れば、BセグハッチベースのSUVはどれも割高な価格設定が通例だから、「CX-3」が格別割高とも言えないが、ならば「デミオ」を買った方が...と。
恐らくマツダも「デミオ」と直接比較されないために、1.5Lのガソリンエンジン搭載を避けてきたのだろう。
昨年「MAZDA3」と骨格を共有する「CX-30」が登場したことで、ちょっと無理に背伸びしていた「CX-3」は肩の荷が下りた。
むしろ「CX-30」とのバッティングを避けるためにも、モデル末期である「CX-3」は価格帯を下方修正し裾野を広げようとしているのではないか。
価格も15S(FF)189.2万円~15S Touring(AWD)222.1万円となかなかリーズナブルな設定。細かく見ていくと、レーダークルーズコントロール(MRCC)やアダプティプLEDヘッドライト等のADAS(先進運転支援システム)がメーカーOPでも設定されない等、装備レベルが落とされている部分もあるが、一般的には充分満足できるレベルは維持されている印象だ。個人的に、運転席/助手席シートヒーターを選べないのはSUVとして物足りないが。
タイヤサイズが18インチから16インチ(215/60R16)へサイズダウン。見た目的には格下げだが、乗り心地的には朗報だろうか。
現在のマツダで手の出しやすい価格帯から選ぶとすると、「MAZDA2」「MAZDA3」「CX-3」のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」搭載車が選べるので悩ましい。実は「SKYACTIV-G 1.5」は傑作エンジンと思っている。綺麗な吹け上がりと今時のエンジンとしては望外な快音は「安物」と決めつけるには惜しい逸品。
私が今買うなら「MAZDA3」のファストバックが最有力候補だが、「CX-3」の15S Touringも魅力的だ。機会を見て「CX-3」の「SKYACTIV-G 1.5」搭載車をテストしてみたい。

Posted at 2020/04/26 21:13:02 | |
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