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前回まではバブル期(約30年前くらい)のカタログコレクションを紹介したが、今回以降はもう少し時代を先に進め、1990年代中盤~終盤をチョイス。
この時代はバブル崩壊後で不景気真っ只中。就職氷河期・失われた10年or20年とも言われ、クルマもコストダウン・低価格がメインテーマで冬の時代。
しかし私にとってこの時代が学生~新社会人の頃であり、クルマに関するエピソードも豊富。当然ながら、カタログコレクションはこの時代がボリュームゾーンだった。
今回取り上げるのはスバル「インプレッサ・リトナ」。「リトナ」は初代「インプレッサ」の2ドアクーペで1995年1月発売。私の記憶では前年の10月位から販売告知がされていたハズ。
何故なら、私の免許取得を1994年11月頃と想定し、免許取得前からマイカー購入を画策。「リトナ」も候補車としてリストアップしていた。
結果的に購入したのは日産「
サニー・ルキノのクーペ」だが、「リトナ」の他にホンダ「シビック」のハッチバックも候補だった。
何故「ルキノ」を買ったか...まず日産ファンだったから。そして値引きも含め最も安かったから(笑)。まぁ安易な選択だと思うが、家族と共用前提で予算も限られていたからね...。まぁ半年後には家族共用では不便と悟り、マイカーとして
日産「スカイライン」を購入することになる。
当時北米で「セクレタリーカー」と呼ばれる安価な小型クーペの需要がソコソコ有ったお陰で、「ルキノ」「リトナ」「ミラージュアスティ」「サイノス」等、各社お手頃クーペが揃っていた。
正直なところ、どのクルマも価格優先。クーペだからと言って「走りの良さ」を感じさせる代物ではなかった。まぁ現行車種でいえば日産「マーチ」や三菱「ミラージュ」位の存在だろうか。
「リトナ」は1.5L(2WD)と1.6L(AWD)でそれぞれ5MTと4ATが選べ、価格は119.8万円~と格安だった。更にAWDが選べるのは良かった。
残念なことに、「リトナ」は全く売れなかった。写真の通りお世辞にも「お洒落」とか「スタイリッシュ」と言えるデザインじゃなかったから無理もない。
1996年9月に「インプレッサ」がマイナーチェンジしたタイミングでカタログ落ちしているから、販売期間は1年半ちょっと。ツチノコ状態。用意されたカタログもペラペラのリーフレットだったから、スバルもそんなに真剣では無かったのだろう。
しかし「リトナ」の為に開発した2ドアボディが、「WRX」のクーペモデル「WRX TypeR STi」として登場するとは思わなかった。更には1998年3月に登場する「22B-STi Version」にまで発展しているからモトは取れただろう。
(ちなみに、私も
「WRX TypeR STi」のVer4を1998年に購入している。)
既にこのジャンルのクルマは絶滅して久しいが、手頃な価格で肩肘張らずに乗れるパーソナルクーペって言うのも悪くはないと思うのだが...。

Posted at 2020/05/08 18:51:01 | |
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