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カタログコレクションの第8弾。
今回はトヨタ「キャバリエ」。アメリカとの貿易摩擦解消のため、GM製「キャバリエ」をトヨタ仕様(右ハンドル化など)に変更し輸入。国内ではトヨタ店系列で販売したクルマ。CMキャラクターとして所ジョージを起用していたね。
1996年1月「キャバリエ」はセダンとクーペの2ボディで国内販売開始。価格は181~205万円であった。
販売目標は年間2万台と強気に設定するも、実際の販売は低迷。2000年9月にモデル廃止された。総販売台数は約3.6万台。
トヨタ「キャバリエ」は政治的背景が複雑に絡んだクルマだったから、簡単に「売れません」では許されず、「売らねばならぬ」クルマだったと推察。
1998年12月には大幅値下げ(153~176万円)を断行。更に1999年11月にはフェイスリフトに合わせ、クーペのベースモデル「2.4S」が149.9万円となり、ついに150万円切りを達成。(写真の一番下)
さて。「キャバリエ」だが、実は当時結構好きだった(笑)。それ故、カタログもビシッと揃っていたりする。
1998年に
スバル「インプレッサ」のSTiVer4を購入したが、納車直後に転勤。首都圏の混雑する街中ではスパルタンな乗り味と低回転トルクが薄いエンジン特性に疲れ、もっと緩く気楽に(そして安く)乗れるクルマって何だろう...と模索した際、周囲の誰も乗っていない(笑)し、アメ車はどうだろう...と興味本位で試乗へ行った記憶がある。
車両本体価格153万円の「キャバリエ・クーペ」の「2.4S」にチョイ乗りしたハズだが、結果的に本格的な商談には臨まなかった。想像以上に穏やかでピリッとしないハンドリングと眠いエンジンに意気消沈...。価格はかなり頑張れると勧められたのだが。結果的に、後日脱スポーツカー路線で購入したのが
VW「ニュービートル」である。
まぁ今になって思えば、トヨタ「キャバリエ」みたいな適当で緩いコラボ作品をつまみ食い出来るくらいの度量が当時の私には無かったと思う。かなり激安の純正中古車(試乗車/代車上がり的な)が溢れていたのに。
今改めて「キャバリエ」を見ると脱力していて悪くないデザインだな...と。セダンの金色(ゴールドファイアミストメタリック)なんて面白いのに。
ちなみに「キャバリエ」のモデル廃止後、翌2001年の東京モーターショーでGMと共同開発のトヨタ「ヴォルツ」発表。2002年8月から輸入販売が開始された。
GM車に「トヨタのバッヂ」を付けても駄目。次はトヨタが生産する共同開発車を北米から輸入して...の趣旨と理解していた。しかし、結果は「ヴォルツ」も惨敗。2004年4月に僅か1年9か月でモデル廃止となった。

Posted at 2020/05/10 16:27:21 | |
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