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三菱自動車はクロスオーバーSUV「エクリプス クロス」の大規模マイナーチェンジを実施する。10/15から予約注文を開始。正式な発売は本年12月を予定している。
正直これまで「エクリプス クロス」の存在感は薄い印象だった。資料をみれば、2018年3月に日本市場デビューをしているから、未だ登場から3年未満のモデルである。うーん。もう6年位経過しているのかと思っていたわ...(汗)
昨年(2019年)の6月にはクリーンディーゼル車を追加発売したが、今回の大規模MCのタイミングでカタログ落ち。わずか1年ちょっとの発売期間で終了したことになる。一体、何台が国内で登録されたんだろうか。
今回の大規模MCは「アウトランダー」譲りの「PHEV」モデルの追加と、それに合わせて前後デザインを一新。全長は140mmも延長された。
デザインの変化によってサイズアップしたというよりも、「アウトランダーPHEV」から引き継ぐツインモーター4WD方式のPHEVモデルを設定するために必要な改修だったという。
正直、この部分には驚いている。何故なら「エクリプス クロス」は開発当初PHEVモデルの設定を考慮していなかったとも受け取れるからだ。
経営の苦しい三菱自動車ではあるが、昨年のクリーンディーゼル車追加にも相応の開発コストがかかっているだろうに、毎年無駄な開発コストを垂れ流しているのか.....と外野ながら心配になる。まぁ好意的に受け止めれば、フットワークの軽い開発体制とも言えるのだが。
価格はPHEVモデルが約385万円~約450万円(税込)。ガソリンモデルが約255万円~約335万円(税込)と発表されている。
大規模MCを受けた「エクリプス クロス」だが、写真で見る限り、以前よりもデザインの洗練度も増しており、商品性の向上は間違いなさそう。
トヨタ「RAV4 PHV」の価格が469万円~である事を受け、それより下の価格帯で「エクリプス クロスPHEV」を展開する作戦だろう。
正直なところ、2018年3月の発売開始の時点から、このデザインとPHEVが設定されていれば、もっと人気車種になれたのに....と惜しい気がする。
先日試乗した「
アウトランダーPHEV」の出来栄えは主に設計年次の古さと質感面で不満が残るものの、肝心な走りは好印象だったから、「エクリプス クロスPHEV」はその辺りがどの程度改善されているか試してみたい。
災害大国である我が国にとって、三菱のPHEVモデルは外部給電が可能。更にはAWDが設定されているから、北国の生活にはピッタリのクルマだと思う。異論を恐れずに言えば、三菱でなければもっと売れるクルマなのに。日産の顔にコンバートし「デュアリス」の名前で売れば結構いけるかも...。

Posted at 2020/10/16 21:56:08 | |
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