![[マイナーチェンジ]トヨタ「クラウン」15代目でクラウンは終了?? [マイナーチェンジ]トヨタ「クラウン」15代目でクラウンは終了??](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/044/560/814/44560814/p1m.jpg?ct=01dfb33b3678)
トヨタは「クラウン」をマイナーチェンジした。
現行「クラウン」は15代目。2018年6月に発売開始しているから、約2年半での改良となった。
今回の改良ではグレード構成が整理された。特に2.0Lターボエンジンの搭載グレードが激減し、2.5L/3.5Lのハイブリッド中心の構成となった。
まぁ現在クラウンを新車で購入する方はハイブリッドなんでしょうね。むしろガソリンエンジンを全廃し「ハイブリッド専用」にした方がスッキリする様に思うが、法人需要が無視出来ないクルマ故の配慮だろうか。
また、評判の悪かったインテリアを大幅刷新。不格好だったWディスプレイを廃し、12.3インチのTFTタッチワイドディスプレイ(T-Connect SDナビゲーションシステム)を採用。それに合わせインパネ全体の造形も見直した。
その他、ADAS(先進運転支援システム)「Toyota Safety Sense」の機能拡充などを実施した。
価格は"2.5B"の489.9万円~"3.5 G-Executive"の739.3万円。うーん高い!!
驚いたことに最新ニュースで、「クラウンのセダンタイプ終了検討 トヨタ、70年の歴史に幕」と報じられている。
「カローラ」と「クラウン」はトヨタが存続する限り続くブランドだと思っていたから大変驚いた。但し「セダンタイプ終了検討」と表記されるから、売れ筋のSUVやミニバンに形態を変え「クラウン」の名前を継承する可能性もあろう。
くれぐれも「マークXジオ」の様な過ちは起こさないで頂きたい。
昨今は首長が高級車に乗っていると非難される世の中。お偉いさん達もセダンより「アルファード」の様な高級ミニバンを好むらしい。そうなれば「クラウン」セダンは自ずとマーケットを失う。
タクシーはJPN TAXIに移行しつつあるから、セダン型の需要は先細る。パトカーだって「クラウン」である必要性は無いだろう。
それにしても、15代目となった現行「クラウン」が2018年6月のフルモデルチェンジに失敗した事は痛手だった。トヨタ社内の理論では、無謀にも「ユーザーの若返り」を掲げ、果敢な挑戦をしたんだろう。
しかし消費者の立場では、長い年月をかけ築いた「クラウン」のブランドイメージをかなぐり捨て、出来上がったのは軽薄なスポーティーセダンだったのが残念。特にクーペライクな「6ライトウィンドウ」は似合わない....。
やはり、「クラウン」は国内市場で唯一無二の存在感を持つフラッグシップモデルとして風格はキープするべきだった。更に価格は国内の経済状況を鑑み、もう少しリーズナブルであれば良かったのにね。
まもなく登場する2代目「ミライ」の外装を「クラウン」ロイヤルサルーン的な和風テイストに仕立て「クラウン・マジェスタ」として売ると面白いかも。環境に優しい燃料電池自動車(FCV)ならお偉い方も安心して(?)乗れるだろうし。

Posted at 2020/11/11 22:30:50 | |
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