![[大量モデル廃止]トヨタ「ポルテ・スペイド・プリウスα・プレミオ・アリオン」 [大量モデル廃止]トヨタ「ポルテ・スペイド・プリウスα・プレミオ・アリオン」](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/044/659/617/44659617/p1m.jpg?ct=ea3abae9ff22)
トヨタ自動車は「ポルテ」と「スペイド」の生産を既に終了し、公式ホームページからも削除されている。
また、「プレミオ」「アリオン」「プリウスα」を2021年3月末にそれぞれ生産終了すると発表した。
どのモデルも長寿かつ野ざらし状態が続いていたため、いつ生産終了になっても不思議ではない扱いだったから、正直大きな驚きはない。
各車の歴史を簡単に振り返ると、「ポルテ」・「スペイド」は初代「ポルテ」が2004年に登場。「スペイド」は「ポルテ」が2代目へ移行した2012年に登場した兄弟モデル。正直「スペイド」は余計だったんじゃないかな。
個人的に、トヨタ「ラウム」(2011年廃止)や「ポルテ」が生産終了となるのは本当に残念。グローバル化に対応出来ないガラパゴスモデルを細々と売り続けることが許されない時代なのだろうが、これから益々顕著になる日本の超高齢化社会においては、絶対に求められるコンセプトだった。
まぁダイハツOEMの「ルーミー」で、大半の需要は満たせると判断したのだろう。無念...。
次に「プリウスα」は2011年のデビュー。個人的には、無駄な先進感の演出のために後方視界を犠牲にした本家「プリウス」よりルーフの傾斜を緩めた「プリウスα」を評価していた。既に本家「プリウス」の販売も陰り、もはやハイブリッドが珍しくないご時世。半端な居住性能が命取りだったか。
最後に「プレミオ/アリオン」。言わずと知れた「コロナ/カリーナ」の後継車種として初代モデルは2001年にデビュー。その後、現行モデルとなる2代目が2007年に登場している。その後、2度のMCを受けているが、基本骨格は2001年の初代モデルを踏襲しているから、まぁ古い。もはや古くなりようもなく誰にも嫌われないオーソドックスな存在感は逆に貴重だった。
実は、「プレミオ/アリオン」が生産終了となることで、日本国内の環境に適した5ナンバーサイズのセダンは延命措置中の「カローラ・アクシオ」のみ。
既にホンダ「グレイス」(2020年廃止)や日産「ラティオ」(2016年廃止)も廃止されているから、いずれ絶滅ジャンルとなりそうだ。
こうなったら、ダイハツがDNGAプラットホームを活かし、「カローラ・アクシオ」の後継セダンを開発したら漁夫の利を得られそうな気がする。当然、ダイハツ版は「シャルマン」か「アプローズ」で。
今回の大量モデル廃止は結局の所、2020年5月よりトヨタ販売店は全系列で全車種併売をスタートした事が大きな要因だろう。今後「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」と「アルファード/ヴェルファイア」を統合したら、まずは一段落。
廃止になったモデルに変わる、国内重視の新モデル登場に期待したい。

Posted at 2020/12/12 12:05:03 | |
トラックバック(0) |
クルマ | クルマ