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2021年09月26日 イイね!

[試乗インプレッション]マツダ「MAZDA2」15S Proactive S Package(AWD/6AT)

[試乗インプレッション]マツダ「MAZDA2」15S Proactive S Package(AWD/6AT)注目していたマツダの新エンジン(1.5Lガソリンエンジン)を搭載した「MAZDA2」に試乗することが出来た。(2021年6月改良モデル)
グレードは"15S Proactive S Package"(AWD/6AT)。価格は212.3万円(税込)。メーカーOPは全部入りの豪華セット(291,500円)が装着されていたから、合計で241.4万円。
ボディ色は新色のプラチナクォーツメタリック。見慣れたはずの「MAZDA2」をちょっと上品かつ高級に見せてくれる洒落たボディ塗色。しかも有料色ではなく、追加料金無しの標準色なのも驚きだ。
更にこの個体は前後・サイドにエアロパーツまでも奢られているから、かなり贅沢な内容に仕上がっている。
もう何度も「MAZDA2」については報告している(_)ので、基本的な事項については割愛し、今回の目玉である新エンジンについて。
特に気の利いた固有名詞はなく、「SKYACTIV-Gの進化」と説明されている。
SKYACTIV-G 1.5に、独自技術の「Diagonal Vortex Combustion(ダイアゴナル・ボルテックス・コンバスション:斜め渦燃焼)」を加え、圧縮比を12から14に高め、環境性能を向上。燃費はWLTCモードで従来のガソリンエンジンから最大6.8%向上している。
レギュラーガスで圧縮比14を達成しているのは素直に凄い。エンジンの制御プログラムは"e-SKYACTIV X"の開発で培ったエンジン制御技術を応用し、アクセル操作に対するクルマの応答性とコントロール性も向上したと説明している。
尚、改良後の「MAZDA2」は全てのガソリンエンジン(1.5L)が新タイプへ換装された訳ではなく、一部のエントリー系グレードでは従来エンジンを踏襲している。
早速「MAZDA2」に乗り込みエンジン始動。何度乗ってもホッとする折り目正しいコンパクトカー。完全にモデル末期ではあるのだが、あと10年くらいは適切な改良を施しつつ現役で居られるのではないだろうか。
今回は通常よりも少し長め(40分程度)のテストをさせて頂いた。混雑する市街地から流れの良い郊外及び少しの山道まで含むコースだから、新エンジンの傾向を察するには充分な内容だろう。
まずエンジンのサウンドが少し変質したように感じた。「静粛性が高まった」と書くと大袈裟な気がするが、従来型ではストレートに響いていたエンジンサウンドが少し抜けの良い乾いたサウンドへ変わったように思う。
元々、トヨタ/日産等のライバルと比較し、ロードノイズは抑えられている反面、エンジンサウンドの透過は盛大というのが「MAZDA2」の印象だったから、総じて大人びたような印象だ。
従来型のエンジンに対し、110ps/6000rpm の出力に変更はなく、トルクが14.4kg-m/4000rpm→14.5kg-m/3500rpmへ僅かながら向上しているが、まぁ体感出来る程の大きな差はない。
しいて言えば、アクセルレスポンスが幾分シャープになったかな...という程度だろうか。
個人的には、燃焼方式に手を入れた事で、"銘機"と評価するSKYACTIV-G 1.5の爽快なエンジンサウンドが劣化したのではないかと危惧していたが、その点も大きな変化は認められなかった。
毎度乗るたびに痛感するのだが、このエンジンはMTでこそ乗るべきフィーリングだ。燃費なんて細かい事は気にせず、MTをコキコキと駆使しながら、高回転域を存分に味わえば絶対に楽しいはず。(試乗車が無いから試せない...)
やはり、3気筒エンジンを搭載するライバルと比べ、雑味の少ない4気筒の回転フィールは今やそれだけでも贅沢な存在だ。
初期モデルに比べると、随分しなやかさが増した熟成の足回りもそれに充分呼応する。私がマツダ車に慣れている事もあるだろうが、飛び抜けた刺激には欠けるものの、走る・曲がる・止まる。そしてデザインが美しい。これらを総合すると、未だ世界的に見ても競争力は相当に高い。
個人的には、特別仕様車「15S Black Tone Edition」が新エンジンを搭載しつつ、6MTが選べることに大注目している。価格はなんと179.8万円(2WD/6MT)。それでいて、快適・先進安全装備も一通り揃っているから、最近コンパクトカーも高価になったとお嘆きの方には是非検討して頂きたいマツダの良心だ。
6ATを選ぶのであれば、従来型エンジンを搭載する「15S Smart Edition」(2WD/6AT)が"159.8万円"で価格破壊的にお買い得。新エンジンを搭載する「15S Proactive Smart Edition Ⅱ」は174.8万円だから、マツダファンならこっちを選ぶだろうか。
どう考えても、この価格で手抜きのない5ナンバーサイズの最新コンパクトカーが買えるなんてラストチャンスだと思う。もっと注目されて良いクルマなんだけどね。





↓プラチナクォーツメタリックの15S Black Tone Edition。これもカッコイイ気がする...。

↓私が所有していた2015年式の「デミオ」
Posted at 2021/09/27 19:21:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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