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2023年07月10日 イイね!

[ファーストインプレッション]トヨタ・GR86 RZ“10th Anniversary Limited”(6MT)

[ファーストインプレッション]トヨタ・GR86 RZ“10th Anniversary Limited”(6MT)私のトヨタ「GR86 RZ“10th Anniversary Limited”」が納車から3カ月が経過した。走行距離も1500kmを超えたので、そろそろファーストインプレッションを書いておきたい。
実のところ、当初想定よりトヨタ「GR86」はかなり気に入っていると白状しておこう。以前も記したが、本来「GRヤリス」の商談を進めていたのだが、その途中でオーダー停止となる珍事が発生し、途方に暮れていた時に突如発表されたのが「GR86 RZ“10th Anniversary Limited”」。専用塗色が私のロードスターにも通じるオレンジだったから衝動買いしたものだ。
元々初代の「86/BRZ」は内外装のデザインがイマイチ好みではなかったのに加え、やはりスポーツカーこそ全て自社で内製すべきモノと考えていた(いる)から、あまり熱心にトレースしてこなかった。
2代目になっても2.0→2.4Lへ排気量をアップさせた事に若干の抵抗を感じていたから、発売時に試乗はしなかった。(ただデザインはかなり好みで、スポーツカーらしい流麗なスタイリングはgood)
結局「GR86」に初試乗したのは契約とほぼ同タイミングとなった。
まぁそんな状態で納車されたトヨタ「GR86」だが、やはり自分が普段から走り慣れているホームコースに持ち込んでみると、色々見えてくるものがある。既に4年目に突入している「ロードスターRF」が否が応でもベンチマークになるのは必然。
まず何といっても水平対向エンジンのキャラクターの濃さはこのクルマの大半の価値を占めると言って良いだろう。逆にロードスターはエンジン単体で語るべきポイントは少ないのとは対照的。
2.4Lに増した排気量の影響も大きく、低速・低回転域から実用的なトルクが増して市街地でも乗りやすくなっているのは間違いない。とはいえ、実用エンジンの2.4Lをイメージすると、まだトルクは細いと思うが、その分スムーズかつ刺激的に高回転域まで吹けあがるNAエンジンは、もはや世界的に見ても絶滅危惧種の領域。これを味わうために「GR86」を買っても損はしないだろう。
個人的に、未だクラッチのフィーリングは好みではない。唐突につながる傾向が強く、ちょっと気を抜くと発進時にギクシャクしがち。おそらく「GR86」だけを乗っていれば慣れるのだろうが、生憎「ジムニー」「ロードスター」「GR86」の3台すべてがMTのためなのか、どうしても毎度「GR86」だけ最初の20分位は違和感がある。また少しアクセル開度に対して早開き(敏感)過ぎるのもその傾向に拍車をかけるような気もする。まぁ好みの問題なんだろうが、何も気にならず常に自然な「ロードスター」の方が完成度は高いと思う。
またシフトフィーリングも少し癖があるように思う。納車当初は1→2速の渋さを感じていたが、最近はシフトダウン時(特に5→4)の入れ辛さの方が気になる。こちらはクラッチに比べれば些細な事案。
残念ながら2代目のスバル「BRZ」を同環境で試せていないので、その違いは判らないが、心配していた直ぐにお尻が流れ出すような軽率な挙動は無く、グイグイ曲がりたがる性格のコーナリングは痛快。確かに少しアクセルを踏み込みつつコーナーに入ると、いずれテールが流れるかな...と連想するタイミングはあるが、その限界はもう少し先の話。雪道を走ってみればもっと詳細な性格も見えてくると思うが、スタッドレスタイヤを履く予定はない。
「GR86」は2.4L化された恩恵を受け、一般道では持て余し気味と言えるくらいにパワフルになった。大抵の場面ではアクセルを踏み増すだけで解決出来てしまうパワーを手に入れ、スポーツカーとして充分に語れるパフォーマンスを発揮出来るクルマに成長した。もしコレを一般道で遅いと言うのであれば、免許は何枚有っても足りない。やはりサーキット走行も視野に入れたセッティングなんだろうね。
その点「ロードスター」は過不足ない「人馬一体」の走りが特徴。エンジンのトルクバンドを外さないよう最適なギアシフトが求められる古典的な乗りこなし感は「ロードスター」の伝統芸。そもそもライトウェイトなオープンカーに「スポーツカー」の性能まで求めることが野暮なんだよね。以前から理解はしていたつもりだが、改めて腹落ちした次第。
個人的な「GR86」の不満ポイントは「ボディ色」かもしれない(笑)。カタログで見ていた印象よりも薄いというか、白っぽいオレンジだったのは残念。もし商談時に実物が目の前にあったら、多分オレンジは買わなかったと思う。
まるで濃いオレンジジュースの様な「ロードスター」のオレンジ(レーシングオレンジ)と比べてしまうと「GR86」はのっぺりした印象だ。
私の場合、スポーツカーは走らせる事と同じくらい「撮影すること」も重要ポイントであるため、ボディ色の不満は結構大きなポイントであるが、まぁ仕方がないですね。
最後に、気になる(?)累計の平均燃費は11.83km/L。私の場合、走行時間の90%位が早朝の空いている郊外もしくは山道のため、「GR86」のポテンシャルとしてはMAXかも。恐らく市街地をトロトロ走っていると、9km/L位ではないかと思う。今の時代、決して胸を張れるような数値ではないのは百も承知だが、まぁ発揮するパフォーマンスを考えたらそんなもんでしょうね。
「GR86/BRZ」は今秋(?)の商品改良でMTモデルにも「アイサイト」がようやく装着されるらしい。恐らく価格も20-30万円程度の上昇を伴うだろうが、新車でスポーツカーを供給するためには避けられない措置。内容次第では、改良後モデルを買い直すことも検討したい。


Posted at 2023/07/10 23:20:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | GR86_10th | クルマ

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